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夏季学習支援プログラムのお知らせ〜子どもとあなたの、人生の転機になる〜

学習支援

こんにちは!広報の根本です。
夏季学習支援プログラム説明会の募集を開始致しました!
それに伴い、今回はプログラム概要や私たちLearning for Allの課題意識を詳しくご紹介したいと思います。

LFAとは

 

夏季学習支援プログラムの概要


こちらは、東京と大阪でそれぞれ夏に実施される短期プログラムです。8月の終わりに5日間、困難を抱えた子どもを対象に指導を行います。拠点によって異なりますが、対象学年は小・中学生、教科は英語と数学(算数)が中心です。また、単に指導を行って終わりではなく、毎回指導後には必ずリフレクションという振り返りの時間を設け、次の指導をより良いものとするために徹底的に内省を行います。

プログラム概要 <東京>
■日程
事前研修:8/8(土), 8/9(日)
指導期間: 8/17(月)~8/21(金)
振り返り:8/23(日) 

■実施場所
葛飾区
墨田区

関西事業部のプログラム概要はこちらから!

 

Learning for Allが目指すもの


「私たちは、生まれた地域や家庭環境に関わらず、すべての子どもが自分の可能性を信じ、それぞれのやりがいを持って生きられる社会の実現を目指します。」というのがLFAのビジョンです。困難を抱える子どもたちに対する質の高い学習機会の提供、また、教育課題に取り組む経験を通じて社会課題を解決する人材の育成・輩出を目指し、活動を続けています。具体的には、困難を抱える子どもたちの現状を十分に理解・共感し、情熱を持って指導する教師によって子どもたちの学習遅滞解消、自己肯定感の向上を図ります。また、教師自身の成長・変容を目的とし、独自の研修プログラムやサポート体制を整えています。プログラムの経験者は現在、LFAの学びを生かして、教師や民間企業など多様なフィールドで活躍しています。(関連記事)私たちが年間で実施しているプログラムの種類は大きく分けて2つ。5日間の短期プログラム(夏季休業期)と、2〜3ヶ月に渡って週1回の学習支援を行う長期プログラム(春季、秋季、冬季)です。
団体概要

 

なぜやるのか?


脱却できない負のループ

私たちは、日本における教育格差問題に対する明確な課題意識のもと、活動を続けています。しかし、かつて「一億総中流社会」とも称されたこの日本において、こうした格差の問題をイメージすることには限界があるかもしれません。多くの方にとっては、欧米における人種差別と教育格差の問題や、途上国における貧困問題が先に思い浮かぶのではないでしょうか。しかし、日本にも教育格差は存在します。現在の日本では、16.3%の子どもが世帯所得が国民平均の半分以下の家庭で生活しており、学校に通うために国や自治体の援助を必要としています。経済的に厳しい状況の中にある子どもたちとそうでない子どもたちとの格差は、子どもたちの学力、大学への進学率、そして生涯所得の格差へと繋がっていきます。生まれた環境が子どもたちの将来の所得へと影響をする、負のループが存在しているのです。
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「あたりまえ」に学習できない環境

「努力すれば抜け出せる」と考える方がいるかもしれません。しかし、こうした子どもたちには、そもそも努力する環境すら十分に整っていません。子どもの学習環境を満足に用意できない家庭や、子どもの学習を十分に見守ることのできない家庭も少なくありません。加えて教員の多忙化や子どもの抱える問題の複雑化も相まって、学校では、学習遅滞を抱える子ども、他の子に比べて理解のスピードが緩やかな子どもへの支援を充分に行うことが出来ず、学力の差をさらに広げてしまうことがあります。自分に合った指導方法で学べば理解できるような学習内容を理解できず、「どうせ自分はできないんだ…」と自己肯定感を低めてしまう子どもは数多く存在します。 具体的に、ひとりの子どものお話をさせてください。私たちのプログラムに参加してくれる子どもの中に、中学2年生の女の子がいます。彼女は非常に元気で、教師たちに対していつも大きな声で挨拶をしてくれます。しかし、中2にしてアルファベットや分数・少数の計算等でつまずくことが多く、大きな学習遅滞を抱えていました。彼女の学習遅滞には、彼女を取り巻く家庭環境が大きく影響しています。保護者は離婚再婚を繰り返しており、中学2年生にして既に名字が4回変わっていました。また、帰宅後は年の離れた妹の面倒をずっと見なければならない、すべての家事を行わなければならないなど、そもそも努力して遅れを取り戻す環境が整っていなかったのです。彼女のような事例は決して珍しくなく、私たちが日々向き合っている子どもたちの多くがこうした困難な状況に置かれています。


将来を描くことのできない子どもたち

こうした子どもたちは、自身の将来についてどのように考えるのでしょうか。彼ら、彼女らの多くは、高校や大学に進学することを諦めて就職をすることを周囲に促されたり、中退率が高い定時制高校への進学を勧められたりしています。しかし、こうした進路では、社会を生きていくための力を身につけたり、その子が本当にやりがいを持てる夢を追いかけたりすることが難しいといった現状があります。以上のように、ロールモデルとなる大人が周囲にいないため、学力上の問題にとどまらず、自らの将来の展望を描けずにいる子どもは、決して少なくはないのです。
不安定な将来

 

指導経験がほとんどなくても


「指導経験がないのだけど…」という不安の声をよく耳にしますが、全く問題ありません。困難を抱える子どもに向き合う大学生をひとりの教師として、またひとりのリーダーとして育成するため、以下のような機会を提供しています。

研修

LFAプログラムの最大の魅力と言っても過言ではないのが、この研修。夏季プログラムでは合計30時間に及ぶ内容を用意しました。子どもとの接し方、リーダーシップ、チームビルディング、教科指導法などを徹底的に学んだ上で、指導に臨むことができます。事前、事後と手厚くサポートを行い、教師の成長を後押しします。 ※研修へは原則参加必須となります。

メンター制度

プログラム中は、教師2,3人に対し教師経験のあるスタッフが1名メンターとして付き、指導毎にフィードバックを行います。それだけではなく、指導準備や研修の中でコミュニケーションをとったり相談役を務めたりするのも、メンターたちの役割です。この制度を通して、教師自身の指導力の向上、拠点メンバー同士のコミュニケーションの円滑化を目指しています。

リフレクション

前述のリフレクション、これもLFAプログラムの大きな特徴のひとつです。実際の指導後には、リフレクションという振り返りのセッションを設け、次回の指導の改善を図るために内省を行います。指導の中で子どもと向き合ったあと、すぐさま自分と徹底的に向き合い、課題を探ることで自分の指導の質を確実に高めます。そのほかにも、リフレクションの時間を利用した課題解決のディスカッション、教師役と子ども役に分かれたロールプレイ(模擬授業)などを実施することもあります。
リフレクション②

 

参加の方法


Webでのエントリー後に選考を受けて頂き、晴れて通過しましたら事前研修を受講、いよいよ指導という形になります。ご応募までの流れに関しても詳しくご説明しますので、まずはぜひ一度説明会へお越しください!

都内の説明会へのご応募はこちらから!
関西の説明会へのご応募はこちらから!

 

最後に


1人の教師が目の前の子どもに寄り添い、向かい合う中で、たとえ5日間であっても、子どもは確実に変わることができます。

「自分は勉強ができないのではなくて、努力することから逃げていただけだったのだ」と、自身が持つ力に気づいた子。
当初はアルファベットの半分も書けなかったが、5日間で52個の大文字と小文字をすべて書けるようになった子。
「自分はもうダメだ」が口癖だったが、最終日のテストで100点を取って大きな自信をつけた子。

これらは、私が実際に5日間の中で見てきた子どもの変化です。

また、このような変化は子どもと向き合った教師にも見られます。
日本における教師教育の第一人者を目指し海外の大学院に進学を決めた卒業生、海外の市民教育を日本に導入させるべく新規事業の立ち上げに関わっている卒業生、LFAでの経験や教育への課題意識を活かし、実際の教育現場で教壇に立つ教師もいれば、民間のセクターから教育に関わる卒業生も数多くいます。
そして、ブログ執筆者として団体に関わり続けている私自身も、人生が大きく変わったうちの一人です。

子どもとあなたの、人生の転機になる。

LFAのプログラムに関わるすべての人にとって、かけがえのない5日間になることと思います。
もし、少しでも興味を持っていただけたのであれば、是非一度説明会にお越し下さい。
ともに子どもと向き合ってくれる仲間を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。

(文:根本昌輝)

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