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なんとなく入った僕が、LFAに3年も関わり続けた理由

りくおさん@オフィス

夏は熱い方がいい!

こんにちは!梅雨が近づいていますね。
晴れる日が続くと、もしかしたら今年は梅雨が来ないのでは?!と期待するのですが、結果梅雨がきて落ち込みがちの広報部根本です。
「ここ最近まじめな記事が多くないか?!」と広報部一同に肩こりが蔓延し始めたので、今回は久しぶりのインタビュー記事!3年間団体に関わり続けた後、この春社会人になった卒業生、寺澤さんにインタビューを敢行しました!生徒とのエピソードが記事になるなどLFAにとって欠かせない存在であった彼。なぜLFAに関わったのか、それが今どう活きているのか、語ってもらいました。
(担当生徒とのエピソードはこちらから!)

 

プロフィール
名前:寺澤 陸潮(てらさわ りくお)
愛称:りくおさん
所属:人事コンサルティング企業
出身:東京大学 農学部 卒業
趣味:子どもとじゃれること、ラジオを聞くこと、お笑い鑑賞
好きな給食:牛乳
Learning for Allでの経歴:

りくおさん経歴
2011年度よりLFAに参画。教師・現場責任者・採用担当など3年に渡り数多くの職務を歴任。

鼻おさえる


関わっていた理由

ーLFAには何故関わったのですか??
 
 関わり始めた理由と関わり続けた理由が全く異なります。最初は手軽に成長出来て居場所になる場所を探してLFAに来ました。何となく将来教師になりたいと考えたことはありましたが、大学では教職も特にとらずずっと運動部で活動していました。諸々の事情で辞めた後、何もしないというのも嫌だったのでなんとなく説明会に来て、なんとなく気に入り、なんとなくエントリーしてみようと思い参加しました。結果3年程関わりましたが、はじめはすぐに離れる気でいましたね。
 僕のような動機の人もいますが、もとから教育格差に興味を持っていた人、教員採用試験のネタ作りに来る人、LFA卒業生の内定先をみてくる人、塾講師の経験から指導力の向上に関心を持っている人、などいろんな理由で人が集まってきていて、それを見ているのも一つの面白みでした。

ーそんなりくおさんが何故3年も関わっていたのですか??

 まずなにより関わっている人が好きだったことが大きいです。LFAは振り返ってみても本当に面白い人が集まる組織です。大学も学年も違えば、それまでの経験も全く違う人たちが集まり一つのチームとして活動しています。で、それが教育格差の解決に向けてもの凄い熱意をもって動いているってすごいなあと思います。
 
 それと子どもたちが可愛くて仕方が無かったですね。関わり始めた頃中2だった子が今では高校2年になり、高校での活躍ぶりを聞かせてくれたり、文化祭のチケットを郵送してくれたり、部活の演奏会のチケットを持ってきてくれたりするのはたまらなく嬉しいです。彼ら彼女らには自分たちの境遇を悲観して欲しくないし変に楽観して欲しくもないと思っていて、そこにある環境を受け入れ、誰もがしていくようにそれを乗り越えていって欲しいと思って接していました。
 子どもたちはすごいです。彼らと話していると、自分より主体的に人生を選択し、切り開いていく姿に本当に感動します。高校に入学してすぐに専門学校や大学のパンフレットを自ら取り寄せ将来を検討している子や、海外に行きたいという希望から高校での留学プログラムを申し込み、勝ち取る子など、自分にしかないオリジナルな人生を強く生きる子どもたちを見てむしろ刺激を受けています。そんな子どもたちの成長を間近で見ていられることは自分が関わり始めに考えていたのとは全く違う楽しさで、それがあったからこそ3年間いたのだと思います。
金町写真
(2013年度冬季のメンバーと。)

LFAでぶつかった困難

ーそんなりくおさんですが、逆にLFAをやっていて難しかったことってありましたか?

 2013年度の冬に教師をしたのですが、その時は本当に苦労の連続でした。僕、単純に指導が下手だったんですよ。指導するのも2年ぶりとかでしたし現場を離れてかなり経っていたこともあり、自分の指導の中で子どもがちょっと困った様子を見るのが本当にしんどかったですね。その時は受験を控えた中学3年生の担当をしたのですが、絶対僕が最後の時期を見届けたいと思い、並々ならぬモチベーションを持っていたものの、指導って簡単じゃないですし正直苦戦していました。
 ただ、その中で一緒に活動する教師と意見を交換したりメンターとしてついてくれるスタッフと相談したり、担当外のスタッフとも帰り道ずっと話していたりできたのは大きかったですね。あと、この時期はひたすら研修資料を読み込んだり関連書籍を読みあさったりしていましたね。子どもへの動機付けから、効果的な指導方法などいろいろ読み込み、自分に足りていないものが何か徹底的に考え行動し、
自分を変えていった時期でした。
 その年、倍率が都立高校としては異常な1.6倍(※編注:例年は1.1倍程度)という数字で合格できるかは本当に半々で、メールでの報告が来ないことに本当にびくびくしていました。そんな中、結果彼女から合格の報告をもらったときのことは今でも忘れられない瞬間です。

ーそうだったんですね。あまりそういう姿を見せないりくおさんなんで、ちょっと意外です。スタッフも長くやられていますがその中で難しかったことはありましたか?

 ありましたねー。一番は学生採用部門のマネージャーとしてチームメンバーを率いつつ活動していた時期ですね。明確な数字の目標があり、それに向けて毎日愚直に行動しつつチームメンバーをマネジメントしたりモチベートするのはめちゃくちゃ難しかったです。学生採用チームの活動って楽しい部分と難しい部分が大きく分かれるんですよね。LFAの魅力を対外的に発信していったり、参加を検討している学生の方とお話ししたり、この学生さんとあの子が出会ったらとんでもなく面白いことになるぞ・・・?!と妄想したりするのはとにかく楽しいのですが、やはり明確な数字の目標がある以上、それを達成するために愚直に行動し続けるのは正直楽しいことだけではなかったです。その日々は社会人として結果をだしていくに向けての基礎となっていると思いますし、5人、10人のメンバーをマネジメントする経験というのは本当に貴重な面白いものでした。

ーなるほど。短期プログラムではどうでしたか??

 夏季学習支援プログラムでのスタッフも何度もやったのですが、ある区のそれぞれ学校も学年も違う子どもたちが120人以上集まる拠点でスタッフをしていた時はとにかく苦戦しました。教師の方が一人一人の子どもに本気で向き合う環境を作りながら共に学んでいくってやっぱり簡単じゃないんですよ。会場にはじめて来る子もいれば馴染みの深い子もいる環境で、子どもたちが騒ぎすぎずリラックスして前のめりに学ぶためには何をすべきか、というところを考えて設計するのは楽しくもあり難しくもある経験でした。
教室を間違えてしまう子や遅刻してしまう子が出てくるリスクを考慮し、指導の開始時間や受付の仕方、教師の方への声かけのタイミングや方法・内容など、本当に文字通り全てに細やかな意図を持っていました。大人の数も含めると200人近くプログラムに関わるんですよね。そんな人たちがどう動くのかを考え抜くというのは難しかったです。

 でも、120人もの子どもたちが最終日に楽しかった、来年もある?冬もある?弟もこれる?といったことを言ってくれたり、学力面でも大きな伸びを見せてくれるのは何より嬉しかったですね。
 子どもたちの中には勉強する場所に来るということで嫌々来る子もいるんですよ。でもそんな子たちとしばらく経って再会したときに”先生の教えてくれた勉強方法で期末テストめっちゃよくなった!”、”授業聞くようになった!わかるようになった!”、”医者になるって決めて猛勉強してる!”なんて話をしてくれるんですからたまったもんじゃないですよね。一人の生徒が”ここに来て人生変わった。本当に感謝してるって担当の先生に伝えて欲しい”と報告してくれたときには思わず街中で号泣してしまいました。笑

りくおさん@オフィス

LFAで学んだこと

ー今社会人として働かれていますが、そういったLFAでの経験は活きていますか?

 何より、こんなに人は本気になれるんだ!!って基準がとんでもなく上がったと思います。無給のボランティアになんで真剣になれるの?って聞かれることがあるんですが、LFAで教師をするって人の人生を背負うことになるからこそ真剣になれるんだと思います。生活保護受給世帯の子どもにとっての高校受験って、私立を受けることが難しいので、人生を本当に左右する一発勝負なんですよ。もちろん偏差値の高い高校にいけばいいって話では全くないですが、僕の見ていた生徒が描く将来を考えたら絶対に第一志望の高校に行って欲しかったんですよ。誰かに本当に必要とされて、かけがえのない存在になる経験って、これまで25年くらい生きてきましたけど、他に無いことで、そんな瞬間に立ち会い仲間と本気になれる環境って最高でしたよね。
 
 スタッフ活動の中での成長も間違いなくありました。単純にタイピングが早くなる・議事録を見やすくとれるようになるといったものから、リフレクション(内省/省察)の方法の理解や習慣まで徹底的に身体にしみ込んでいるというのは大きな変化でした。LFAに関わる中で一番大きいのは”自律的学習者になる”という部分だと思っています。子どもに対して並々ならぬ熱量で向き合い、その中で自分で自分の行動を振り返り必要な知識を考え本を読んだりしてインプットし、また次の行動を変えていくというサイクルが確実に定着していくというのは社会人になっても確実に生きるものだと思いますし、一つ自分に身に付いた大きな財産だと思っています。考えてみるとこういった成長があることも関わっていた理由かも知れません。
ひょんさんりくおさん
(代表の李と寺澤さん。写真は3年間通った子どもたちがプログラムを卒業する日の様子。)

ーありがとうございました。最後になにか夏季プログラムへの参加を考える方にメッセージなどありますか?

 めっちゃありますよ!!!なんなら皆さんとお話ししたいくらいです!!!とにかく伝えたいのは教育に関心のある人から無い人まで、どんな人にとっても絶対に後悔しない経験をお届け出来るってことです!!スキルの向上という所はもちろんあります。人によっては指導力の向上なのかもしれないし、人によってはマネジメントスキル、ロジカルシンキングといった形でそれぞれの参加者が望むスキルを向上させる機会があると思います。 
 ただそれ以上に何より子どもに対して本気で向き合い仲間と共に駆け抜けるって最高ですよ。いろんな人が頭を使って子どもたちに何をするべきか考えて実現していき子どもの未来を少なからず変えていく、そういった経験を一人でも多くの人にしてもらえて、それが日本の教育格差であったり社会課題の解決につながっていくとしたらもう最高ですね。僕の大好きな子たちもまだまだたくさん通ってきているので、是非彼らの将来をみなさんに託したいです。
女の子

お知らせ

いかがでしたでしょうか?
はじめは教育に無関心だった彼が、子どもと向き合う中で様々な変化や成長を遂げたことをわかっていただけたかと思います。
現在、Learning for Allでは、夏季プログラムに向けた説明会を開催しています。気になった方は、まずはお気軽に説明会へ!

◆参加の方法

Webでのエントリー後、選考を受けて頂き、晴れて通過したのちに事前研修を受講、指導という形になります。
ご応募までの流れに関しても詳しくご説明しますので、まずはぜひ一度説明会へお越しください。

◼説明会申し込み
参加はこちら

◼日程

6/17(水)19:00〜
6/21(日)16:00〜
6/25(木)19:00〜
6/28(日)16:00〜
 7/4 (土)16:00〜
 7/5 (日)16:00〜

※会場は全て弊団体オフィス(都営新宿線曙橋駅徒歩3分)で行います。
※他の日程での実施をご希望の方はフォームに当該選択肢がございますので、ご記入ください。

教員に限らず様々な進路を志す学生が集う、Learning for All という場。 子どもたちに全力で向き合う新たな教師に出会えることを、
スタッフ一同心より楽しみにしております。

(文:根本 昌輝)

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