ブログ

【優秀なリーダーは、みな教育者だった】LFAのリーダーシップ

昨今、大学生によく問われる「リーダーシップ」。「就活に、いや、これらからの時代を生きるために必要なのはリーダーシップだ!」こんな謳い文句、巷にあふれている気がします。「でも結局、リーダーシップって何なんだろう…」「何ができたらリーダーシップを身に付けたことになるのだろう…」そう感じる方も多いのではないでしょうか。ひとつの答えが、ここにあります。

そんなわけで、今回のテーマはずばりこれ。

リーダーシップ

リーダーシップ……。「なんだか意識高そうかも…。」もしかしたらそんながイメージを持たれる方もいるかもしれません。なかなかのマジックワードだと思います。が!このリーダーシップ、私たちが行っている学習支援を語る上で不可欠なワードのひとつ。切っても切れない関係があるのです。

「ビジョンを持って他者に影響を与えること」

私たちは、リーダーシップの意味をこのように捉えています。今回は、LFAにおける教師経験とこのリーダーシップがどのように関係しているのか、私たちの学習支援プロセスを交えながらご紹介したいと思います。

 

ビジョンを描く

 特定の子どもを対象に教師として支援を行うことになった際、まず行うのがこれ。子どもと向き合う上での大前提として、私たちが非常に大切にしている過程です。ビジョンを描くとは、「その子にどうなってほしいのか」「その子にとっての最良の未来とはどういったものか」を突き詰めて考え、言語化すること。子どもと信頼関係を築いた上で、置かれている環境や強みや弱み、大切にしている価値観等を聞き出し、その子にとっての最良のビジョンを策定します。

このビジョンは、教師の独りよがりで考えたものではなく、子どもの将来から落とした適切な推論に基づいていることが不可欠。教師は専用のシートを用い、「この子は将来こういった場面でつまずく可能性が高いだろうから、それを防ぐためにこのような働きかけをしよう」といった具体的なビジョン策定を、プログラムごとに、対象の子ども一人ひとりに対して、行っています。子どもたちの最良の未来を描くこと、これがLFAの支援の独自性であると、私たちは自負しています。

 

ビジョンを体現した指導

ビジョンを描いたら、いざ指導。その中でビジョンを徹底的に体現します。まずは、指導前に全教師が書いている指導案。ここで、毎時間の子どものあるべき姿を策定して、ビジョンから落とし込んだ働きかけを最大限に追求します。教科内容を身につけてもらうことはもちろん、褒め方や叱り方、宿題の渡し方にまで、一分一秒にわたってビジョンを込め、意図を持って指導することがポイントです。そして、「意図を持った行動の先にどうなってほしいのか」を一貫して考え続けます。

とは言っても、イメージしにくい方もいるかと思うので、ここでひとつ、ある具体例を挙げたいと思います。数年前、私たちの拠点に通っていたある女の子がいました。彼女の夢は獣医になること。そのためには、獣医学科のある大学に受かることが必須となります。とても真面目で勉強熱心な子でしたが、誰かの手を借りず、自分自身で勉強を進める適切な方法を知りませんでした。しかし、次なる大学受験で目指すのは、難易度の高い獣医学科。自身で勉強法を身につけて学習を続け、大学進学を目指す必要があります。そこで当時の担当教師が描いたビジョンは、「PDCAサイクルを自分で回せる人になってもらう」というもの。彼女に「自立した学習者」になってもらうべく、ビジョンを体現した指導を徹底して行いました。学習目標を設定し、その達成に向けた計画策定をし、振り返りを行ったのち、目標や計画の修正を自身で行えるようになってもらう…。教科指導に加え、この一定のサイクルを彼女に教える時間を取ることで、寺子屋を卒業してからも1人で学習できる能力を身につけてもらおうとしたのです。教師から教わったその勉強法を実践した結果、彼女は今、高校で学年トップ層の成績を保っています。

この他にも、話を聞きつつノートをまとめる能力をつけるために、板書とノートに取り方を教えてそれを子どもに実践させた教師もいれば、子どもに自信を持ってほしい!という思いから、その子が解いたプリントを定量的に示し、20分間ひたすら褒め続けた教師もいます。これらの教師に共通しているのは、そのビジョンを指導案を書く段階ですべて定めていたこと。ビジョンが指導で体現された結果です。

図2

 実際に使われていた教材。”PDCA”という概念の説明と、実践例が載っています。

 

ビジョンを込めた指導を振り返る

 指導が終了したら、即座にそのリフレクション(振り返り)を行います。ここで重要なのが、「得たい結果から振り返ること」。描いたビジョンはどのようなものだったのか?実際の結果はどうだったのか?ビジョンと現状にはどのようながギャップがあるのか…?ビジョンの具体化を図り、そこから落とし込んだリフレクションを行うことが不可欠です。得たい結果から振り返り、そこから学びを得たら、また新しくビジョンに向けた行動を起こします。一分一秒に意図を込めた指導を指導日にがっつり展開し、その日のうちにリフレクションを行ったら、次の一週間でさらにビジョンを込めた準備を行う…。このサイクルを繰り返すことで、子どもの「あるべき姿」を実現させていきます。

 

上記の一連のプロセスから、私達はLFAの教師経験はリーダーシップ経験であると考えています。子どものビジョンを描き、その実現に向けた指導計画を立て、ビジョン実現のため意図をもって行動する--。これが簡単には行かないし、なかなかしんどい過程なのですが、根気よく続けると、子どもはふいにビジョンに近づいた姿を見せてくれることがあります。これがまた嬉しい。「今回の指導はここがうまくいったから、引き続き行ってみてはどうだろう」「ここがうまくいかなかったから、このように改善してみては…?」このように、いつの間にか、子どものビジョンを実現させるために夢中になっている自分に気づかされる、ということが、LFAでは頻発します。そして、それを繰り返しているうちに、いつの間にか自分がすごく成長していることがに気がついた、という現象も、多くの教師が体験するものです。この一連のプロセス、実は、1人の学生を成長させるためにものすごい効力を発揮します。いわゆる社会人基礎力を呼ばれるものが一度に身につくのですが、教師がその成長を副産物であるかのように認識することが多いのが、また興味深いところであると感じています。

 

単なる学習支援ではない、ビジョンを描き子どもへの願いを込めて支援を行っている。リーダーシップが必要とされるこの方法は、LFAをLFAたらしめている最大の特徴であり、私たちの矜持です。

 

図1

 

ちなみに、詳しい事業内容は、こちらの記事でもご紹介しております→夏季学習支援プログラムのお知らせ〜子どもとあなたの、人生の転機になる〜 一連の過程に少しでも興味を持って頂けたら、ぜひ一度説明会で私たちとお話しましょう。後悔はさせません。それだけの自負を持って、私たちは活動しています。

 

参加はこちら

◆ プログラム参加の方法

Webでのエントリー後、選考を受けて頂き、晴れて通過したのちに事前研修を受講、指導という流れになります。
まずはぜひ一度説明会へお越しください。

■応募フォーム

説明会へのご応募はこちらから!

■日程
7/15 (水)19:00〜
7/18 ()16:00〜
7/19 ()16:00〜

※会場は全て弊団体オフィス(都営新宿線 「曙橋駅」A2出口 より徒歩3分)で行います。
※他の日程での実施をご希望の方はフォームに当該選択肢がございますので、ご記入ください。

(関西事業部のプログラム概要はこちら

これを読んでくださったあなたとお会いできることを楽しみにしています。それでは、今回はこの辺で!

 

 

(文:山崎 未来/ 編:根本 昌輝)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る