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中学が大嫌いだった私が中学校教員を志すことを決めた理由

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 こんにちは!梅雨明け発表に客観的な基準はないと聞き、ここ数日の夏空と猛暑から勝手に梅雨明けしたと判断しています、広報部の根本です!

 今回は、過去に広報スタッフとして活躍していた山崎が、教育実習での経験を綴った記事をご紹介します!


 

 こうして皆さんに向けて文章を書いている私、現在(当時)Learning for All(以下LFA)の広報部に所属しております山崎未来と申します。ご縁がありまして、今回はこうして皆様の目に触れる文章を書く機会を頂いたので、僭越ながら最近私の身に起こった出来事を紹介したいと思います。教員という職業に関心のある方向けの要素が強いですが、せっかくここまで目を通してもらえたのであれば、最後までお付き合い頂ければと。

 ハマってしまって結局半年以上も教師をやっていたわけですが、これ、今までの人生でも1,2を争うくらいに大変でしんどくて、
そしてやりがいのあった経験で。私は小学6年生の男の子3(ものすごく元気でやんちゃ!)に算数を教えていたのですが、学習内容は定着させられない、それどころか子どもを傷つけてしまったこともあって、自分を責めてしまったことが何度もありました。しかし、それ以上に素晴らしい経験だったと思っているため、現在はこうしてスタッフとしてブログを書いています。

 そんなLFAには様々なバックグラウンドを持つ学生スタッフが在籍しています。起業を志す人、事業モデルに関心を抱いて参加している人、国内の教育格差に問題意識を感じて行動している人…。そして、教育系のNPOである以上、やはりといいますか、教員を目指している学生も一定数所属しています。何を隠そう私自身もこの一員でして、中学校の教員を志望しています。厳密には、先日のある出来事がきっかけで、目指すことを正式に決めました。このある出来事っていうのは?そう、それが教職課程の最大イベント、教育実習です。

  私は現在(当時)4年生なのですが、教職履修者の多くは4年生の前期になると憂鬱になったり、そわそわしたりし始めます。
え、なんで?この一大イベント、教育実習があるから。周りを見回した感じだと、「超楽しみ!早く行きたい!」と手放しで楽しみにしている友人はほぼいませんでした。これはおそらく私の周りに限らないのではないでしょうか。不安です。きちんと生徒とコミュニケーションがとれるか、教壇に立ってしっかりとした授業をできるか、不安で不安で仕方ない部分がどうしてもあると思います。

  特に私は、この不安な面がとても強かった。なぜなら在学中、実習先である母校の中学が大嫌いだったからです。私の母校の市立中学校は、荒れていることで地域でも有名で、校内での問題は日常茶飯事、当時の先生方は常に何らかの問題の対処に追われているような状態でした。そのような中で、おとなしくて目立たない生徒だった当時の私は、「こんな場所早く抜け出したい。」と思いながら毎日学校に通っていて。そのため、高校も中学の同級生がほぼいない遠方の学校を選んで受験し、同級生と顔を合わせることになる成人式は自主欠席という徹底ぶり。卒業してからも、母校の中学校は遠ざかりたくて仕方がない存在でした。(今思い出すと傲慢だったなあと思う場面が多々あって、とても恥ずかしいのですが。。。)

 そんな経歴を辿っておりますので、実習先がこの中学校に決まった際、「まじかよ!」というのが率直な感想でした。卒業して7年、
もちろん自分が在籍していたことと状況は違うだろうし、LFAで子どもを教えた経験から対象となる生徒たちを一概に否定するような気持ちは湧きませんでしたが(このLFAでの経験が後々別の形でとても役に立ったのですが、それはまた後ほど!)、あの学校できちんと先生として振る舞えるのか、不安は尽きませんでした。

                

 そんな不安を抱えて始まった3週間の教育実習、2週目以降、私は毎日泣いていました。私たち実習生には専用の控室が与えられていて、空き時間や放課後はそこで作業をしていたのですが、同僚の実習生たちが先に帰る中、私はほぼ毎日一番最後まで残っていて。一人になると、書きかけの指導案を前に、声が漏れないようにコソコソ泣くんですね。

 「あちゃーやっぱりキツかったのか。。。」と思ったそこのあなた!あなたが泣くのってどんなとき?辛いとき、悲しいときだけですか?指導教官から授業についての厳しーい評価をもらっては泣き、生徒の心情を考えた対応のできない自分のふがいなさに泣き、先輩の先生方に励まされては泣き、「先生みたいなかっこいい大人になりたい」と生徒に言われては泣き(そんなことを言ってくれた子が本当にいたの!)、私が毎日泣いていたのは、それだけ悔しかったことと嬉しかったことがあったから。悔しいのと嬉しいので、3週間で1年分くらいの感情を使ったと思う。それでも、「実習をやめたい」と思ったことは一度もありませんでした。生徒にとって有意義な授業ができない自分に苛立ったり、生徒に言われた一言が嬉しくて仕方がなかったり、それが涙と言う形で溢れた毎日でしたが、その中にマイナスの感情はひとつもなかったように思います。

 LFAで教師をやった経験から学んだことは、数えきれないくらいあります。実習においてその経験は役に立ちすぎるくらいでした(ステマじゃないよ!)。指導案の書き方、子どもの褒め方、思考のフレームワーク、学んだこと本当にたくさんあるけど、1番は生徒と向き合う上でのメンタリティのような気がします。子どもを主語で考えること。子どもの可能性を信じること。これがLFAの教師経験から学んだ最も有益なことであり、実習で最も役に立ったことでした。 

 たとえば授業で英語の文法説明をしたとする。その説明に対して生徒が理解しきれていないような顔をしていたとします。その授業を振り返ったとき、あなたはどのように反省をしますか?私の場合は、「生徒は何を思ったのか?彼、彼女のwantは何だったのか?」をまず考えます。考えます、というより、LFAでの指導経験から、まずはそれを想像してしまう癖がついているんですね。

 この思考パターンは、実習生としての私の最大の強みで、他の実習生とは明らかに違った部分だと思います。もうひとつ、「どんな子でも適切な導き方をすれば必ずできるようになること」を常に念頭に授業をしていました。そして、生徒が思いがけずこちらの期待値を超えた行動を起こしてくれると本当に嬉しい。担当学級の生徒で普段は比較的学習意欲の低いある男の子が、私がクラス全体に発した質問に答えてくれて、さらに促すとそれをクラス全員に向けて発表してくれたときは、本当に嬉しくて、授業中にも関わらずまた泣きそうになりました。

              

  また、実習に行くにあたり、私はひとつの目標を立てていました。それは、担当学級31名、one of themではない固有名詞としてのその子を見る」というもの。3週間であってもひとつのクラスの担当になれるのだから、全員の良いところを見つけて、それを3週間の間に本人に伝えようと思ったのです。これもLFAでの教師経験がなければ、考えもしなかったことだなあと今となっては思います。そして、その達成過程は想像していたよりはるかに楽しかった。指導教官に倣って、今日はこの子とこんな話をしたとか、この子のこんな良いところを見つけたとか、毎日ノートにまとめていたのですが、勤務時間が終わってからやるその作業が本当に楽しい。明日はどの子のどんな姿が見られるのだろうとわくわくしながら眠りについていました。

 そして最終日には、その子の素敵なところ、3週間のうちに印象的だったその子との出来事を手紙に綴って、担当学級の生徒全員に渡したのですが、「え、この先生全員に書いてきたの?」というぽかんとした生徒たちの顔が、今でも忘れられません。「そりゃ3週間しかいないけど、君らのことは見てたからね!実習の先生なめるなよ!」という気持ちでした。

 私はしょせん実習生という身分だったので、目にしたことは現場の一部かもしれない。それでも、本人でも気づいていない可能性を秘めた生徒たちと過ごすこと、そしてその可能性を伸ばす教師という立場にいられることは何て素晴らしいのだろうと感じました。これは一生を捧げられる仕事だろうと。私が中学に在学していた当時の先生たちも、きっと必死で私たちを導こうとしてくれていたのだと思います。今までは不安要素が多くてどうしても決め切れずにいたのですが、今回の実習を経て、私は本格的に教員を目指すことを決心しました。そして、この決心をするまでの過程において、なくてはならなかったものがLFAでの教師経験です。

 もしもあなたが教師を目指しているのであれば、今のうちから子どもの前に立つことは、間違いなく有意義な経験になります。そしてその経験の価値を最大化する環境、本気で子どもと向き合う環境がLFAにはあります。ステマではなく!

 ふう。私の話ばかりずいぶん長々と語ってしまいました。ここまで読んでくださって、ありがとうございます。少しでも気になったら、LFAのホームページに飛んでくださったら、あわよくば説明会に参加してくださったらとても嬉しいです。スタッフ一同、あなたの夏休みに忘れられない経験を提供できればと思っております。最高の教師になれるように、私もがんばろう!

それでは、今回はこの辺で!

               

 


 

◆ プログラム参加の方法

Webでのエントリー後、選考を受けて頂き、晴れて通過したのちに事前研修を受講、指導という流れになります。
まずはぜひ一度説明会へお越しください。

■説明会申し込み

参加はこちら

■日程
7/15 (水)19:00〜
7/18 ()16:00〜
7/19 ()16:00〜

※会場は全て弊団体オフィス(都営新宿線 「曙橋駅」A2出口 より徒歩3分)で行います。
※他の日程での実施をご希望の方はフォームに当該選択肢がございますので、ご記入ください。

(関西事業部のプログラム概要はこちら

 

(文:山崎 未来 編:根本 昌輝)

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