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Learning for All 秋季学習支援プログラムのお知らせ ~子どもとあなたの、人生の転機になる~

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 こんにちは!じりじりとした猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
見た目から涼感アップを図るために、白・青色系統の服を着回している、広報部の岡田です。
サマープログラムが今週に迫ってきたLearning for Allですが、スタッフ一同より、秋に向けた重要なお知らせがございます!

秋季プログラム説明会のお申し込みを開始しました!


 この夏のプログラムで大きく成長するであろう子ども達に、より良い学習支援を届けることのできるような素敵な先生との出会いを我々は心待ちにしています。10月~12月に実施される秋季プログラム、その教師募集に伴い、今回はプログラム概要や私たちLearning for Allの課題意識を詳しくご紹介したいと思います。

金町写真

 

秋季プログラムって実際何をするの? 


 今回募集を行っているのは、東京、大阪でそれぞれ秋に実施される長期プログラムです。10月の始めから約2ヶ月間、学習上の困難を抱えた子どもを対象に、週に一度指導を行います。対象学年は中学1~3年生、指導教科は数学と英語が中心です。また、単に指導を行って終わりではなく、毎回指導後には必ずリフレクションという振り返りの時間を設け、次の指導をより良いものとするために徹底的に内省を行います。

 

プログラム概要

 <東京>

■日程

  • エントリー〆切:9/13(日)
  • 事前研修:10/3(土), 10/4(日)
  • 指導期間:10/10(土)〜12/12(土)
  • 振り返り:12/13(日)

■プログラム実施場所

  • 葛飾区内3拠点
  • 墨田区内1拠点

小田愛梨

 

 

Learning for Allってそもそも何をやっている団体なの?


 「私たちは、生まれた地域や家庭環境に関わらず、すべての子どもが自分の可能性を信じ、それぞれのやりがいを持って生きられる社会の実現を目指します。」というのが団体としてのビジョン。困難を抱える子どもたちに対する「質の高い」学習機会の提供、また、教育課題に直接取り組む経験を通じた、社会課題を解決する人材の育成・輩出を目的に、日々活動を続けています。具体的には、困難を抱える子どもたちの状況に共感し、情熱を持って指導する人材を子どもたちの前に教師として送り込み、子どもたちの学習遅滞解消、自己肯定感の向上を図ります。また、そのために独自の研修プログラムやサポート体制によって、参加する教師自身の成長、変容を目指しています。大きく分けて、2〜3ヶ月に渡り週1回の学習支援を行う長期プログラム(春季、秋季、冬季)と5日間の短期プログラム(夏季休業期)の2つを実施しています。

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どうしてそんなことをしているの?


■脱却できない負のループ

 私たちの活動の背景には「教育格差」についての大きな課題意識があります。皆さんは「教育格差」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?栄養失調、児童労働、ストリートチルドレン…。まず浮かぶのは、発展途上国の子どものイメージが強いのではと思います。ですが、日本にも教育格差は存在します。現在の日本では、16.8%の子どもが就学援助を受けており、6人に1人が普通に学校に通うために国や自治体の援助を必要としている、と言われています。学ぶために経済的援助を必要としている子どもとそうでない子ども、この所得の格差は学力の格差へと繋がっていきます。そして、学力の格差は大学の進学率へと影響し、最終的には大学へ行くかどうかがその人の生涯所得を左右してしまう。親世代の所得が子ども世代の所得に影響する負のループが発生するのです。

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■「あたりまえ」に学習できない環境

 「でも、そんなの努力すれば抜け出せるんじゃないの?」と思うかもしれません。ですが、こういった家庭の子どもには、そもそも努力できる環境が整っていません。十分な学習環境を提供できない家庭、学習を促すことができない家庭も存在します。それに加え、教員の多忙化や子どもの抱える問題の複雑化も相まって、学校では、学習遅滞を抱える子ども、他の子に比べて理解のスピードが緩やかな子どもへの支援を充分に行うことが出来ず、学力の差をさらに広げてしまうことがあります。自分に合った指導方法で学べば理解できるような学習内容を理解できず、「どうせ自分はできないんだ…」と自己肯定感を低めてしまう子どもは数多く存在します。

具体的に一人の子どもの話をさせてください。私たちのプログラムに参加する子どもの中に、中学2年生のAさんという子がいます。彼女は非常に活発で、教師を見かけると遠くからでも挨拶をしてくるような子でした。しかし、中2にして”b”と”d”を書き間違えるなど、アルファベットから躓いたり、分数や小数の計算で躓くなど、大きな学習遅滞を抱えていました。それには彼女を取り巻く家庭環境が強く影響しています。彼女の家庭は離婚再婚を繰り返しており、中学2年生にして既に名字が4回変わっていました。また、帰宅後はずっと年の離れた妹の面倒を見なければならない、すべての家事を行わなければならないなど、そもそも努力して遅れを取り戻す環境が整っていなかったのです。彼女のケースはあくまで一例ですが、私たちが支援している子どもたちは、程度の差はあれ、同じような状況におかれた子ばかりです。

 

■将来を描くことができない子どもたち

 こういった子どもは、自分の将来をどう考えるでしょうか。彼、彼女たちの多くは、高校や大学に進学することを諦めて、就職をすることを周りから促されたり、定時制などの高校への進学を勧められたりしています。 ですが、そのような進路では、社会を生きていくための力を身につけたり、その子が本当にやりがいを持てる夢を追いかけたりすることが難しいというのが現状です。このように、ロールモデルとなる大人が周囲にいないため、学力上の問題を抱えるだけでなく、自らの将来の展望を描けずにいる子どもは少なくありません。

子供が将来を描けない

 

 

指導経験がほとんどない自分でも、先生になれるの?


 参加を迷っている方からよく挙がる声の中に、「指導経験がまったくないのだけど…」というものがあります。ですがそれ、まったくの杞憂です。困難を抱える子どもの前に立つ人材を1人の教師として、リーダーとして育成するため、以下のような機会を提供しています。

 

■研修

 LFAプログラムの最大の魅力と言っても過言ではない研修。秋季プログラムでは合計50時間に及ぶ内容が用意され、子どもとの接し方、リーダーシップ、チームビルディング、教科指導法までを徹底的に学んだ上で、指導に臨むことができます。事前、事後と手厚くサポートを行い、教師の成長を後押しします。 研修へは原則参加必須となります。

研修風景②

 

■メンター制度

 プログラム中は、教師2,3人に対し教師を経験したスタッフが1名メンターとして付き、指導毎にフィードバックを行います。それだけではなく、指導法に困った際の相談役としての役割も果たすのが彼ら、彼女たちです。

無題

 

■リフレクション

 前述のリフレクション、これもLFAプログラムの大きな特徴のひとつです。実際の指導後には、リフレクションという振り返りのセッションを設け、次回の指導の改善を図るために内省を行います。指導で子どもと徹底的に向き合ったあと、すぐさま自分と徹底的に向き合い、課題を探って自分の指導の質を確実に高めることを目指します。

ブログ_リフレクション

 

実際に参加するにはどうしたらいいの?


 Webでのエントリー後、選考を受けて頂き、晴れて通過したのちに事前研修を受講、いよいよ指導という形になります。ご応募までの流れに関しても詳しくご説明しますので、まずはぜひ一度説明会へ!

 説明会へのご応募はこちらから!
 参加はこちら

 

■説明会日程

8月15日(土) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
8月22日(土) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
8月27日(木) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
8月29日(土) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
8月30日(日) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
9月3日(木) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
9月5日(土) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
9月6日(日) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)

 ※会場は全て弊団体オフィス(都営新宿線 「曙橋駅」A2出口 より徒歩1分)で行います。
 ※他の日程での実施をご希望の方はフォームに当該選択肢がございますので、ご記入ください。
 
 (関西事業部のプログラム概要はこちら

 

ブログ_説明会

 

最後に…


 最後にちょっとだけ。”誰かの人生を変える”、”自分の人生が変わる”。こんな言葉を聞いたら、「そんな大それたことなんて、自分には出来ない」と躊躇してしまうかもしれません。ですが、実際に子どもの変容を引き起こした教師は突飛なことは何もしていません。ただ、「子どもの人生に対して自分に何が出来るのか?」を必死に追及していました。子どもと自分自身に根気強く向き合い続けていました。

 「因数分解が出来るようになったことが嬉しかった」と満面の笑みで保護者様に伝えていた子。「前は外に出なかったし、人にも会わなかったけど、寺子屋に出逢えて性格が明るくなりました」とはにかみながら教えてくれた子。「先生のように英語を使って働きたい、外交官になりたい」そう話し英語のコースのある学校に通うようになり、更にはオーストラリアへの留学を決めた子。プログラム終了後には、そんな光景をたくさん見てきました。

 そして、教師経験者である卒業生にも反映されています。日本における教師教育の第一人者を目指し海外の大学院に進学を決めた卒業生、海外の市民教育を日本に導入させるべく新規事業の立ち上げに関わっている卒業生、LFAでの経験や教育への課題意識を活かし、実際の教育現場で教壇に立つ教師もいれば、民間のセクターから教育に関わる卒業生も数多くいます。

 「子どもとあなたの、人生の転機になる」
今すぐの変化は分からないかもしれない。ですが、目の前の生徒が、3年後、5年後振り返った時に、”先生に出逢えてよかったな”と思ってくれたら、何ものにも代えがたい幸せなことではないでしょうか。

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 これを読んでいるあなたに少しでもLearning for Allの魅力が伝わればとても嬉しく思います。子どもの可能性を信じて本気で向き合う経験は、たったの2ヶ月間だとしてもあなたの人生に劇的な影響を及ぼすことは間違いありません。

少しでも関心を抱いて頂けたのであれば、一度説明会で私たちと直接お話しませんか?
ともに子どもに寄り添い、向き合ってくれる新たな仲間と出会えることを、スタッフ一同楽しみにしております。

(文:岡田 麻未)

 

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