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子どもと自分の可能性を信じぬく日々と、その先の未来

★子ども (2)

9月ですね!もう、あと4ヶ月で2015年も終わりかと思うと、何だか感慨深いですね。

今日は、2014年の春季プログラムから1年間教師を、
今季のプログラムでは、フィードバッカー ( 教師のサポートをする存在 ) を務めていた酒谷知佳(はるか)さんに、
自身のサマープログラムでの忘れられない経験を語って頂きました。

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○去年のサマープログラムでの、忘れられない経験

私は昨年度の春から冬のプログラムまで、1年間LFAで寺子屋教師を続けました。
教師として様々なことを経験させていただき、嬉しいことも大変なこともたくさんあったのですが、
中でも忘れられないのが、ある中学3年生の女の子との出会いです。

 

○たった5日で、私は彼女に何が出来るのだろう

私がその女の子を担当したのは、去年のサマープログラムの5日間。
その女の子は中学2年生の春から寺子屋に通い続けていましたが、まだまだ解消すべき学習遅滞を抱えていました。
事前テストは30点未満。この範囲を5日間でどう教えたらよいのか、正直最初は不安でいっぱいでした。
「今までに彼女に向き合ってきた歴代の寺子屋教師に勝るような指導力が今の私にはない。
5日間で彼女を変えるなんて、できるのか」と。
そんな不安もあり、事前テストの結果が分かってからプログラムが始まるまでの1週間、
彼女が確実に理解できるような内容の指導方法と教材を考えました。

他の人よりも理解に少し時間がかかる彼女のために、伝える内容は細分化し、問題を解いて手を動かす時間を多めに設計。
彼女が好きなキャラクターを教材に取り入れ、家に帰っても復習したくなるプリントに。
そのように工夫しながら、指導準備を進めていきました。

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○目の前で、想定を大きく超える成長を見せる生徒

いよいよ指導日初日。彼女は初め、「英語は苦手」と話していました。
しかし授業中は真剣に私の説明を聞き、演習問題にも黙々と取り組みました。
少し難しい問題でも、「待って、まだ答え言わないで!考える!」と言って、
粘り強く考えぬいてくれました。授業のまとめテストでも、8割以上正解の好成績。
そんな彼女は、指導日初日、授業後の感想用紙に「英語がとても楽しかった」「宿題を頑張りたい」と書いてくれました。
この調子なら、最終日に行われる事後テストも大丈夫。そのときの私はとても安心していました。

 

 

○子どもになってほしい姿と、自分の指導のギャップに気づいた瞬間

2日目の休み時間、彼女が言いました。「○○高校に行きたい。でも今の成績だと無理だと思う」
その日の指導後、担当している生徒に将来どうなってもらいたいかを考える時間がありました。
そのとき私は彼女の発言と、今日の自分の指導を思い出し、
「今の指導のままでは、彼女が第一志望校に行けない」と強く思ったのです。
私が指導準備期間に考えていた指導は、「今の彼女でも確実に分かる、難易度の低い指導」であって、
「彼女が第一志望校に合格できる学力を身につけられる指導」ではなかったと気づいたのです。
そのことに気づいた私は、3日目以降の指導内容を大きく変更しました。
実際に都立入試で出題された問題を、授業最後のまとめテストの問題に組み込んだのです。
なぜなら、彼女が第一志望校に合格するためには、この問題を解けなければいけないから。
私は改めて、この問題を彼女が確実に解けるためには、どのような解説が最適なのか、
拠点の仲間や私の担当フィードバッカーに相談しながら、考えぬきました。

 

 

○子どもと自分にどこまでも真剣に向き合ったことで、子どもが変容した瞬間

3日目、今までよりも格段に難しくなった演習問題。
それでも前日考えた解説を行った後で問題を解いた彼女は、こちらの予想を大きく上回る正答率を見せてくれました。
授業後の感想用紙には、「英語は、単語をしっかりと覚えたい」、
4日目、忘れられない瞬間がありました。
事後テスト前の最後の指導日、私はかなり緊張しながら、しかし自分に出来る精一杯の指導をしました。
その結果、彼女は、入試問題をそのまま引用したまとめテストで、なんと5問中4問正解したのです!
丸付け後、「これ、都立で実際に出た問題なんだよ!正解できたの、すごいじゃん!!」と褒めたら、
彼女は照れてはにかんでいました。
指導後の振り返りの時間、私の指導を見ていたフィードバッカーから、こんなことを言われました。
「都立の問題で正解したのを褒めたあのとき、あの子足バタバタさせて喜んでたんだよ」
その仕草は、私には見えませんでした。でも、彼女がそんなに喜んでいたなんて…。

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○サマープログラムを終えての、彼女の変容

5日目、いよいよ最終日、事後テスト。
彼女は、真剣に問題に取り組みました。結果は、事前テストから40点近くも成長。
テスト後には、「英語は、これからも文法と単語を頑張ったら、入試も大丈夫だと思う」という言葉が。
1日目の彼女とは、別人のようでした。
ああ、日数なんて関係ないんだ。教師が本気で「子どもになってほしい姿」を描いて、
そのために何が必要なのかを考え実行すれば、本当に子どもたちは変わるんだ。
そんなことを、実感した夏でした。
しかし、その後で、私にとってもっともっと忘れられない出来事が起こりました。

 

 

○サマープログラム中に描いた「子どもの理想状態」が、実現した日

それはサマープログラムから約半年後、3月のことです。
彼女は、見事、第一志望校に合格しました。それも、サマープログラムで話してくれた、あの第一志望校に。
それだけでもとても嬉しかったのに、冬のプログラムで彼女を担当した先生が、
あの子こんなことを言ってたよ、と教えてくれました。
「はるっぺ先生大好き!」
「(はるっぺ先生が)いてくれてありがとうって感じの気持ち。存在が好き」
「教え方がうまい」
今振り返ってみても、去年のサマープログラム時点で私に圧倒的な指導力があったとは思えませんし、
わかりやすい指導だったと胸を張っては言えません。
ただ一つ言えるのは、彼女に必要なことは何か、そのために自分が何をすべきなのかを真剣に考えて、行動したこと。
そうすれば、きっと誰もが、
「子どもたちの未来を変える、かけがえのない先生」になれるのではないかと、私は思うのです。
そんな先生が一人でも増えて、たくさんの子どもたちの可能性が拡がっていくことを、私は強く願っています。

 

LFAとは


LFAでは現在、秋季プログラムの教師を募集しております!

私たちと一緒に、「目の前の子どもと、あなた自身を変える」経験をしませんか?

参加はこちら

◼プログラム概要<東京>

  • エントリー〆切:9/13(日)
  • 事前研修:10/3(土), 10/4(日)
  • 指導期間:10/10(土)~12/12(土)
  • 指導期間:10/10(土)~12/19(土)  毎週土曜日指導:全11回
  • 振り返り:12/20(日)
    ※9/3修正

◼プログラム実施場所

  • 葛飾区内3拠点
  • 墨田区内1拠点

◼プログラム参加の方法

Webでのエントリー後、選考を受けて頂き、晴れて通過したのちに事前研修を受講、指導という流れになります。

まずはぜひ一度説明会へお越しください。

◼応募フォーム

説明会へのご応募はこちらから!

◼説明会日程

9月3日(木) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
9月5日(土) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)
9月6日(日) 16時~18時 @LFAオフィス(曙橋)

※会場は全て弊団体オフィス(都営新宿線 「曙橋駅」A2出口 より徒歩1分)で行います。
※他の日程での実施をご希望の方はフォームに当該選択肢がございますので、ご記入ください。

(関西事業部のプログラム概要はこちら

皆様とお話できることを、心より楽しみにしております。 まずは説明会で、お会いしましょう!

 

(文 : 酒谷,編集:岡田 )

 

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