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【卒業生インタビュー】課題に対して苛立つのではなく、今自分にできることを考える

LFA卒業生_熊平さん

 LFA卒業生インタビュー2016 第1弾!

課題に対して苛立つのではなく、今自分にできることを考える

 

LFA卒業生インタビュー2016、お一人目は、熊平 智伸(くまひら とものぶ)さん。2011年春に、LFAの葛飾拠点で教師をした熊平さんは、現在、総合商社に勤めています。

 

LFAでの活動は、社会人になってどう活きていますか?

LFAでの教師経験を通じた最大の学びは、オーナーシップを持って問題に向き合う覚悟だと思います。LFAの教室では、どんなことであっても子どものせいにすることは許されません。学力面だけでなく、生活習慣や周囲とのやりとりなど、 子どものほぼ全ての行動に課題意識を持って、どうしたらあるべき姿に近づけられるのかを日々考え抜き、試行錯誤するのが教師に期待される役割です。常に原因を自分に求め、そこからできることをしていくことで変化を生むという一連のプロセスに触れられたことは大きな収穫でした。
こうした姿勢は社会に出て仕事をしていく中でも、同じくらい重要だと感じています。教師は「自分の教え子の勉強ができないのはバカだから」とは絶対に言わないですよね。問題の原因を外に求めても、何の解決にもならないからです。今は教育とは違う分野で仕事をしていますが 、関係する人が多くて複雑な状況でも「〜という環境だから仕方ない」 、「〜とは話が通じない」と思って諦めずに、原因を自分においてアクションを取れるかが大切だと感じています。
その場にいる当事者として、どういう意図を持って、どういうアクションに落とせば、どういう結果が起きるのかを考えていくことは、まさしくLFAの教師が日々やることでした。
問題に対するオーナーシップを持って、課題に対して苛立つのではなく、今自分にできることを考える。LFAで子どもに対して向き合う時に求められたスキルや姿勢は、社会で人と向き合うことと同じだと思います。

 

ー格好良すぎる回答ですね(笑)。ではLFAに出会う前の熊平さんはどんな方だったのでしょうか?

私は小中高で生徒会長をやっていたタイプの人間でした。最初は面白いし、楽しいし、持ち上げられるから、生徒会長をやっていたのですが、高校くらいから、だんだんマンネリ化してきてしまいました。もっとできることがあったんだろうなって今は思えるのですが、当時は不完全燃焼感があったんです。
そして、大学で燃え尽き症候群になりました。サークル等は、ちょこちょこやっていたんですが、少しでもリーダーに担がれそうになった瞬間に、「もう行かない、辞めた、逃げよう」という生活をしていました(笑)。1年経ち、「いい加減なんかやらなきゃダメだな」となった時に、LFAに出会い、教師をしました。

 

ーどんな生徒を担当していたのですか?一番チャレンジングだったのはどんなことでしたか?

自分が担当したのは、小学校高学年の男の子でした。自分が小学生の頃もそうでしたが、勉強よりも遊びたい時期に、指導時間の間に集中して勉強する習慣をつけ、苦手分野を克服することに注力していました。ようやく興味を持ってもらっても、肝心の部分に差し掛かると「もうやりたくない」と言われて進まなくなってしまうこともありました。「教師の一挙手一投足が生徒の行動を決める」ということを意識していたので、毎回授業中は相当緊張していましたね。

 

ー生徒に深く向き合い続けることは決して楽ではないと思います。何が支えとなっていましたか?

悩みを打ち明け、フィードバックし合う仲間の存在が一番でしょうね。指導で悩むことがあっても、抱え込んではいませんでした。もちろん、担当生徒に直接指導するのは私ですが、”教師”の課題ではなく、”教室”の課題にしてくれた。辛い時期ももちろんありましたが、困難な時に率直に話し合って、課題に向き合った経験は貴重でした。その当時一緒に教師をやっていた人とは今でも飲みに行きます。

 

ー確かに、子どもの変容の責任を教師だけに留めない、というところがLFAにはありますね。

教室という空間は、子どもたちだけでなく、教師にとっても居場所。子どもの変容は教室の責任。「俺の生徒じゃないから、教えない」なんてことには決してならない。

 

ー熊平さんがLFAに関わっていた頃は、今のように教師をサポートする仕組みがほとんどなく、まさにゼロから開拓していく時代だったそうですね。そんな熊平さんから見て、今のLFAの面白さはなんでしょう?

今のフェーズは教師のトレーニングなどもかなり整備されていて、正直なところかなり恵まれていると思います。ただ一方で、自らチャレンジを設定していかないと成長が難しい時期なのかもしれません。現在、全国で就学援助を受けている子どもは155万人ほどいると言われていますが、ここ数年で急成長しているLFAでさえ、年間の学習支援規模は1,100名あまりです。単純計算で1,400倍の子どもに学習支援を届けねばならないわけですが、そこに至る過程で「今のプログラムを10倍、20倍にするにはどうしたらいい?」と考える余裕が今のLFAにはあると思います。
私たちの時代は、ベースが固まってなさすぎて、指導どうしよう、教材どうしよう、という暗中模索状態でした。対照的に、今はこれまでの実績と経験に裏付けられた土台が確立されつつあって、だからこそ考えられる成長戦略があると思います。今はむしろ、オペレーションだけに気を取られずに、色々なことに挑戦できる楽しい時期だと思います。

ー最後に、LFAの教師を迷っている方へのメッセージをお願いいたします。

迷ったんならやってみれば(笑)。正直いって、LFAのプログラムはそれなりに過酷ですし、何より教師として自分自身と向き合うことを求められます。でも、そこに踏み込まないことには、自分のちっぽけな世界に閉じこもったままになってしまいかねません。子どもの人生を最良のものにする責任を負って結果にコミットし、不安定で不確実な状況に対して行動し続けるというのは確かに大変です。でもそこから逃げないで見えてくるもの、気づかされることは相当大きいと思います。

 

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いかがでしたでしょうか。お話から、熊平さんがLFAで子どもと向き合った経験を通し、「今、自分にできること」を愚直に追い続けてきたことが伺えました。

次回の卒業生インタビューもどうぞご期待ください!
夏期プログラムの詳細・説明会申し込みはこちらから→http://j.mp/lfa-wanted

 

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