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【Learning for All職員インタビュー vol.6】すべての人に安心と挑戦の場が保証された社会の実現に向けて

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Learning for All職員インタビュー、第6弾の今回は、現在非常勤職員としてLFAに関わる根本 昌輝(ねもと まさき)です。2013年に教師として参加した後に教室運営や広報・採用活動に携わり、来年度からは民間企業への就職が決まっています。

-LFAに参加した理由を教えてください。

小学校~高校の原体験が大きく関わっています。僕は中学校までは地元の公立学校に通い、高校からは大学の付属高校に進学しました。中学では家庭の経済事情を考慮して進路を決定しなくてはならなかったり、進学塾に通うことができなかったりする同級生がいた一方で、高校では自分には想像もつかないほど裕福な環境で育った同世代がいることにショックを受けたんです。同時に、「生まれた環境によって人生が左右されることは正しいことなのか?」という疑問を抱いた瞬間でもありました。

この疑問は大学に進学してからも途切れることはありませんでしたが、誰かに話す勇気もなく、「まぁ、世の中そんなものだろう。」と目を背け、しばらくはサークル活動やバイトなど、いわゆる「大学生活」を楽しんでいました。

ただ、ある時大学の授業で「教育格差」という言葉を知ったんです。その時、自分が今まで抱いていた漠然とした疑問は、「家庭の経済資本や文化資本の差が教育格差を生み、子どもの可能性を制限しうる社会は公正なのか?」という問題意識へと昇華されました。そして、「この問題を見て見ぬふりをしていいのだろうか?実態を見てきた自分にだからこそできることはあるのではないだろうか?」と思ったんです。

そこで、様々なイベントに参加したり本を読んだりしてこの問題に対して取り組んでいる団体を探し、Learning for Allにたどり着きました。説明会に参加して、自身の問題意識と重なったことと、まずは現場で教師経験をしてみたいという気持ちから、参加を決めました。

-教師やスタッフとしてLFAに関わり続けているのはなぜですか?

大きく2つあります。

1つ目は、プログラムに参加して、「もっと多くの子どもに支援を届けたい」と思ったからです。LFAに通う子どもの多くは、家庭環境や社会の制度など、本人にどうすることもできない原因によって、本来持っている力を発揮できずにいます。ただ、本人たちはそれに気づかず、「自分はできないやつだ」と自分を責めてしまったり、「頑張っても無駄だ」と無力感に苛まれたりする傾向があるんです。

子どもたちは何も悪くないのに、なぜこんな思いをしないといけないのか?プログラムに参加して、こうした理不尽な現状を変えていきたいと強く思いました。一方で、適切なサポートによって子どもたちが本来持っている力を発揮し、様々なことに挑戦していけるようになるという前向きな変化も目の当たりにしてきました。

現状を変えるために、もっと多くの子どもたちに適切な支援を届けたい。そんな想いから、教室運営のスタッフとしてプログラムづくりや、課題意識を広め、一緒に活動する仲間を増やすために広報・採用活動に携わるようになりました。

2つ目は、自分自身の成長を実感することができたからです。LFAには、まずは相手の感情に共感し寄り添う文化と、様々なことに挑戦できる環境があります。失敗したり、悩んだりしてもそれを受け止め的確なフィードバックをくれるメンターや仲間の存在、そして「子どものためになるならなんでもやって良い」という環境が自分を成長させてくれました。

こうして、「もっと多くの子どもたちに適切な支援を届けたい」という目標に着実に近づいている実感を持てたことが大きなモチベーションとなり、継続することができたのだと思います。また、ここで得た物事に取り組む際のマインドセット、課題解決力やチームマネジメントなどのスキルはLFA内部に留まるだけでなく、後に就職活動をした時や、別の企業でインターンをしていた時にも大きく役立ちました。

-LFAで実現したいことを教えてください。

関わるすべての人が“Path Change”できるようなプログラムをつくりたいです。子どもには、学習支援を通じて本来持っている力を発揮し、より良い人生を選択できるようになってもらうこと。参加した教師には子どもと向き合う中で成長し、自分なりにこの問題への関わり方を考えられるようになってもらうこと。これらを実現するために必要なことは、子ども・教師・スタッフ、プログラムに関わるすべての人にとって「安心」と「挑戦」の場をつくっていくことであると思います。

「安心」だけで「挑戦」しない場ではその人の現状は変わりませんし、「挑戦」ばかり促して「安心」できない場であれば、辛くなり人逃げ出したくなってしまいます。これらのバランスを上手く取りつつ、関わる全員が成長し、“Path Change”できるようなプログラムをつくっていくこと。それが自分のミッションであると感じています。

-今後の展望やビジョンを教えてください。

人生を通して取り組んでいきたいことは、すべての人に安心と挑戦の場が保証された社会を実現することです。生まれた家庭環境や地域に関わらず、すべての人にとって「安心」と思える場所があり、「挑戦」の機会が整えられていること。LFAでは子どもたちに学習支援という形でこれらを届けていましたが、今後は雇用との接続や、雇用の在り方そのものにも目を向けていかなければならないと感じています。貧困の再生産を食い止めるためには、教育だけでなく雇用も密接に関わっていると考えるためです。

将来はこれらを解決するための事業づくりや組織運営に携わるため、次のステップでは人財・組織開発のコンサルティングを行う企業へ就職することを決めました。企業で働きながら人が成長する環境や仕組みを探求しつつ、これらを実現するための力を蓄えていきたいと思っています。

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Learning for Allでは、学習支援事業の冬期プログラムに参加する学生教師を募集中です。記事を読んで少しでも関心をお持ちいただいた方、まずはぜひ説明会に参加してみてください。

説明会予約およびプログラムの詳細はこちらから:http://saiyou.learningforall.or.jp/

▼説明会日程
12月 5日  (月) 18:00-20:00
12月 6日  (火) 18:00-20:00
12月 9日  (金) 18:00-20:00
12月 12日(月) 18:00-20:00
12月 13日(火) 18:00-20:00

▼開催場所
Learning for All オフィス はなれ (都営新宿線 曙橋駅より徒歩3分)

▼Learning for Allとは?
質の高い学習支援を通して、困難を抱えた子どもたちの可能性を広げるとともに、将来教育現場や社会でリーダーシップを発揮する人材を育成する、大学生向けプログラムを運営するNPO法人です。団体について詳しくはこちらをご覧ください。:j.mp/lfa_hp

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