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【卒業生インタビュー】一つの成功経験が、他の挑戦を支える小さくも大きな糧になる

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LFA卒業生インタビュー2016 、6人目は岡田麻未(おかだ あさみ)さんです。岡田さんは2013年に教師としてプログラムに参加し、その後再採用教師や教室運営スタッフ、広報・採用まで幅広く関わっていました。現在はユニバーサルデザインのサービスを提供する企業で働いています。

-LFAに参加した理由を教えてください。

子どもたちの可能性を信じ、彼らが自信を持って人生を歩んでいけるようサポートをしていけることに魅力を感じたからです。そう思った理由には、私の高校時代のバレーボール部での経験が関わっています。中学時代に思わぬところで負けたことが悔しくて、高校では全国常連と呼ばれる強豪校進学しました。周りのメンバーは、県選抜や全国大会に出場した選手など、実力や実績のある人が揃っていました一方、私はお世辞にも上手いとはいえない選手でした。バレーの能力は雲泥の差で、自信なんて微塵もありませんでした。しかし、恩師は「チームのために麻未ができることを探しなさい、自分で活躍の場所を作らなければ何も変わらない。お前ならできる。」と、期待し信じ続けてくれました。そんな支えもあり、自分達の代では、ピンチサーバーという役割を与えてもらいました。

最後のインターハイでは、終盤の競っている時に試合に出場し、3連続サービスエースを取り、チームの勝ちに貢献することができました。試合後に先生や仲間たちからもらった「ありがとう」という言葉は、心から嬉しかったです。またチームも、春の高校バレーや、国民体育大会などの全国大会で5位入賞という成績を収めることができました。この経験は私にとって自信になり、その後の人生においても支えとなりました。LFAでは目の前の子どもの可能性を信じ、子どものためにできることを考え抜きます。今度は自分自身が教師として子どもたちの可能性を信じ、サポートしていきたい。そんな想いからプログラムに参加することを決めました。

-なぜ教師やスタッフとして関わり続けたのですか?

子どもたちができないことをできるようになって喜ぶ姿にやりがいを感じていた、というのが一番大きな理由です。私が教室運営のスタッフを務めていた時、ある中学1年生のAちゃんという女の子が通っていました。彼女はアルファベットを書くこともままならず、英語に対して大きな苦手意識を持っていました。しかし、彼女の担当教師は諦めませんでした。Aちゃんが少しでも英語に興味を持てるように、プリントに好きなキャラクターを付けたり、例題も身近な例を用いたりしました。

「『私は生徒です。』という問題を作りなさい」、という問題一つにしても、問題の出し方をbe動詞の部分を空欄にしたり、並び替え問題にしたり、日本語訳から英訳にする問題を出したり、Aちゃん自身が確実に力を付けていることを実感できるように工夫していました。その結果、初日は英語を勉強することを拒否していた彼女が、最終日には「大嫌いだったけど、英語が少しできるようになったと思う。」と、少し恥ずかしがりながら喜んでいたんです。苦手だと思っていたことを、「できる」ようになったと口に出して伝えられるようになることは、本当に大きな成長です。そして、この一つの成功経験が、他の挑戦を支える小さくも大きな糧になると思うんです。

このように、子どもが成功体験を積み、自信を持って人生を歩んでいけるようになることや、子どもと向き合うことで大人も成長していけることに意義を感じ、教師やスタッフとして関わり続けていました。また、一人でも多くの人にこうした経験をしてほしいという想いから、広報や採用活動のスタッフとしても携わっていました。

-仕事をする上で役立っているLFAの学びはありますか?

物事を「自分ごと」として捉える習慣がついたことです。LFAでは、子どもの行動一つひとつを自分のこととして捉え、振り返る習慣があります。例えば子どもが宿題をやってこなかった場合は、宿題をやってこなかったことを咎めるのではなく、「自分が宿題をやる意味をきちんと伝えられていなかったからかもしれない」「宿題のやり方をちゃんと教えられていなかったかもしれない」というように内省し、自分自身の行動を変えていきます。

人や環境のせいにするのではなく、その背景にあることを想像し、常に「自分に何ができるのか?」という視点で考えるクセがついていることは、仕事をする上でも大きく役立っています。私の働いている会社には、車いすユーザーや、聴覚障害がある方、視覚障害のある方、性的マイノリティの方がいるのですが、障害があるからこんな対応をしなければいけない、という考えではなく、相手の行動の背景を見て、自分はどんな向き合い方ができるのかを考えることは、習慣になっています。

-最後に、迷っている人へ一言お願いします。

正直に言うと、決して楽なプログラムではありません。ただ、子どもの人生がどうしたらよくなるのかを徹底的に考え、仲間たちと協力しながら、子どもや自分自身に本気で向き合うことは自分が思っている以上に特別な経験になると思います。学生時代は様々な選択肢があり、何を選択するのも自由ですが、一度プログラムに参加することをおすすめします。

現在、Learning for Allでは、学習支援事業の冬期プログラムに参加する学生教師を募集中です。記事を読んで少しでも関心をお持ちいただいた方、まずはぜひ説明会に参加してみてください。

説明会予約およびプログラムの詳細はこちらから:http://bit.ly/saiyo1208

▼説明会日程
12月 9日  (金) 18:00-20:00
12月 12日(月) 18:00-20:00
12月 13日(火) 18:00-20:00
12月 16日(金) 18:00-20:00
12月 17日(土) 18:00-20:00

▼開催場所
Learning for All オフィス はなれ (都営新宿線 曙橋駅より徒歩3分)

▼Learning for Allとは?
質の高い学習支援を通して、困難を抱えた子どもたちの可能性を広げるとともに、将来教育現場や社会でリーダーシップを発揮する人材を育成する、大学生向けプログラムを運営するNPO法人です。団体について詳しくはこちらをご覧ください。:j.mp/lfa_hp

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