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【Learning for All 代表インタビュー】 子どもたちが自分の可能性を信じ、やりがいを持って生きられる社会の実現に向けて

李代表①

特定非営利活動法人Learning for All は設立から5年を迎えました。2017年に入ってからは団体のロゴマーク・タグラインを一新し、昨年には「子どもの家」などの新規事業の展開、さらに多くのメディアに取り上げていただくなど、着実に歩みを進めて参りました。今回はそんな節目の時期に、当団体の代表である李炯植のインタビューをお届けしたいと思います。LFAのプログラムに参加する学生教師への思いや今後の展望などについて語っていただきました。ぜひご覧ください。

設立経緯についてお聞かせください

私自身、生活困窮世帯が多い地域に生まれ育ち、「格差」 や「貧困」を目のあたりにして生きてきました。実際にランドセルを背負って学校に行く道すがら、路上生活者の方が凍死して運ばれるのを目にしたりすることもありました。 複雑な家庭環境で育つ友人や、家庭の経済的な要因で希望する進路に進むことができず、夢を諦めないといけない人もたくさんいました。こうした地元での日々の中で、「可能性があるにも関わらず生まれた地域や家庭環境で人生が制限されている人がいる」ということを強く実感してきました。その後、大学では、地元とは正反対の世界を目にすることになりました。私の通っていた東京大学は、世帯所得も文化資本も持ち合わせた人が多く、地元とのギャップに戸惑いを覚え、日本にも「階層」があることを知りました。 それと同時に、生まれた地域や家庭環境で人生が大きく左右されることへの実感はさらに深まりました。課題の現場をリアルに知る自分だからこそ「子どもの貧困」という社会課題の解決に直接コミットすべきだと思い、Learning for All の活動を始めました。設立当初から思いは変わらず、すべての子どもが自分の可能性を信じ、それぞれのやりがいを持って生きられる社会の実現のために、活動を続けています。

子どもたちのことについてお聞かせください

LFAの教室に通う子どもたちは様々な困難を抱えています。勉強したくても家庭の経済的な余裕がなくて塾にも通えず、進学を諦めざるを得ない子ども。中学3年生で分数や小数の計算からのつまづきを抱えるなど、大きな学習の遅れがあり、高校進学が危ぶまれる子ども。過去のDVやネグレクトなどにより、安心安全な空間の中で成長することができず、精神的な困難を抱えている子どもなど、 それぞれに困難を抱える子ども達を支援しています。 しかし、どんな困難を抱えた子ども達にも必ず可能性が備わっていると、私たちは信じています。どんな子ども達も、彼らのペースに合わせて学習していくにつれて成績はあがっていきます。自分の将来を前向きに考えられなかった子どもも、私たちの教室の中で少しずつ前向きになり、自分の将来の夢や目標を語り始めます。進学できないと言われていた高校に努力の末に進学していく子ども達や、自分の夢を叶えるために大学進学を勝ち取った子どももいました。 LFAの教室では、生まれた地域や家庭環境に関わらず、一人ひとりの子ども達が持つ可能性を引き出し、子ども達が最良の未来に進んでいくためのサポートをしています。

参加している大学生についてお聞かせください

LFAでは、大学生教師の皆さんにとっても、「一生ものの経験」になるようなプログラムを目指しています。そのため、ボランティアで子ども達を指導する大学生教師に対して約50時間の研修を提供するとともに、メンターによるフィードバックや相談の仕組みを取り入れています。現場での子ども支援方針や学習支援の内容については、大枠こそLFA職員が決定するものの、多くを大学生教師が主導して決定してもらうようにしています。現場の子どもたちに実際に向き合うのは大学生教師の皆さんですし、だからこそ子どもたちに必要なことが何かを一番知っていると考えているからです。LFAの現場では、子どものためであれば、立場関係なく意見を言い合い、取り入れ、現場を改善していく文化があります。子どもたちのために、常に新しい意見を取り入れつつ、現場を改善していきたいと考えています。 このように大学生教師の皆さんに、責任ある仕事を任せることで、大学生の皆さんが「社会課題を解決するリー ダー」として成長していくことも目標にしています。LFAのプログラムを経験し本物のリーダシップを身につけた学生達が、将来様々なセクターに散っていき、様々な角度から社会課題解決のアクションを取ることで、社会全体で課題を解決する動きを作っていきたいと考えています。LFAの長期的なインパクトを実現するためにも、大学生教師の皆さんに「一生ものの経験」 を提供することには、引き続きこだわっていきたいです。

今後の展望についてお聞かせください

今後は、学習支援の事業をより広く展開していきたいと考えています。日本全国に支援を必要としている子ども達はまだまだ多く、一人でも多くの子ども達に支援が届けられるよう、支援の輪を広げていきたいと考えています。また学習支援だけではなく、より多面的に子ども達の支援ができるように新規事業を立ち上げていく考えもあります。常に子ども目線を忘れず、子どもの貧困という社会課題の解決に向けたアクションをしていきたいと考えています。

寄付者へのメッセージをお願いいたします

現在ご寄付をいただいている皆さま、 本当にありがとうございます。皆さまのご支援のおかげで、LFAは日々の活動を続けることができています。今後とも変わらぬご支援をいただけますと幸いです。 これからご寄付を検討いただける皆さま、 皆さまの月々のご支援が、子ども達の学習機会の拡大につながります。皆さまのご寄付は、一人ひとりの子ども達の未来を作っていきます。ぜひ、子ども達の未来を一緒に作りましょう。よろしくお願い申し上げます。

最後にこの記事を読んでいる大学生へメッセージをお願いします

大学時代にやりたいことを思いっきりやってもらいたいです。大学の授業や課題、その他やるべきことはきちんとやることは大事です。でも、やりたいことをやってないと面白くないですよね。ちょっとでもやりたいと思えることが、何かしらLFAというフィールドに引っかかる方は、ぜひ説明会へ来てみてください。教育に関心がある人、教育格差に課題意識がある人、NPOというセクターに興味がある人、学校に関して問題意識がある人、ソーシャルビジネスに関心がある人、動機は何でも大丈夫です。一度、説明会へ来て、LFAのスタッフと話してみてください。学生時代に嘘のない実体験を持つことは、今後の糧になるはずです。

 

いかがでしたでしょうか。代表の持つ思いはそのままLFA全体の信念でもあります。LFAでしかできない「一生ものの経験」をぜひ皆さんも味わってください。

Learning for All では、2017年5月から実施される春期プログラムのボランティア教師を募集しています。少しでも興味をお持ちいただいた方は、まずはお気軽に説明会へお越しください。

説明会予約およびプログラムの詳細はこちらから:http://bit.ly/2nbga9Ksaiyo0312

▼説明会日程

3月 18日(土) 18:00-20:00

3月 26日(日) 14:00-16:00

3月 29日(水) 18:00-20:00

4月  9日(日) 14:00-16:00

4月 12日(水)18:00-20:00

▼開催場所

Learning for All オフィス はなれ (都営新宿線 曙橋駅より徒歩3分)

▼Learning for All とは?

質の高い学習支援を通して、困難を抱えた子どもたちの可能性を広げるとともに、将来教育現場や社会でリーダーシップを発揮する人材を育成する、大学生向けプログラムを運営するNPO法人です。団体について詳しくはこちらをご覧ください:j.mp/lfa_hp

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