子どもたちの成長

 子どもの変化が母親も変える

★子ども (2)

3年以上の大きな学習遅滞、低い学習意欲と自己肯定感、
そして学習習慣が形成されていないという課題があった。

子どもの家庭は母子家庭であり、生活保護を受給している。
母親はかつて前夫から家庭内暴力を受けており、そのストレスを子どもに向けて発散してしまうこともあった。
家庭は彼女にとって安心出来る環境ではなく、勉強が手につかなくて当然であった。
また母親の勤務先の都合から複数回の引っ越しをしており、学校環境の変化に耐えられず不登校になっていた時期もあった。
母親には現在、自分の子どもには勉強ができる様になってもらいたい。
そして、いい学校に進学し、将来安定した職についてもらいたいという気持ちがある。
だが、母親の学力では小学生の算数ですら教えることが出来ない。
また、経済的事情から塾や家庭教師に頼ることが出来ない状況である。

小学五年生当時、どの教科のテストでも10〜20点がやっとであったが、
中学校3年生現在では学年で27位の学力であり、志望校も定め日々勉強に取り組んでいる。
初回のプログラムの最終日には、
「はじめて学校の授業で発表した。先生に褒められたしクラスの皆が驚いていた」と語ってくれた。
学校のテストでは算数で80点をとるようになっていた。

ただ、変わったのは学力だけでない。
自分は努力したら出来る様になるのだという自信がつき、何事にも粘り強く頑張れる様になった。
また、そんな子どもの変化を目の当たりにした母も自分の子どもを信じ、未来に希望を持つ様になった。
より一層パート等に励む様になったり、娘の勉強を支えてくれている。

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