誰のせいにもせず、自分の力で教育を変えていける場所

中西啓介/東京大学

learning_for_all_illust_0513_2-11「この寺子屋では、一人一人に寄り添った指導をする」という、スタッフの方が語る言葉に心動いたからです。自分自身、高校時代に自分の存在意義が見いだせなかったときに、自分の存在を認めてくれた教師のおかげで力を取り戻せた経験がありました。厳しい子どもにこそ寄り添いたい、その思いで、塾でもなく家庭教師でもなく、この寺子屋という場で指導をしたいと思いました。

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実際に子どもや保護者さまや、学校の先生方の話を聞いていて、子どもの学力が低いのは誰のせいでもない、と思うようになりました。生活費を稼ぐため夜遅くまで働かなければならない保護者さま、夜遅くまで兄弟の子守りをしなければならず勉強をする暇のない生徒、多忙さゆえに、勉強が遅れた子どもにまで手を回しきれない学校の先生方。そういった人たちに出会う中で、教育格差という問題が起こっているのは、学校や保護者が悪いわけではなく、その子自身が悪いわけでも全くない。そう思うようになりました。その中で、このLFAのプログラムは、教育格差という問題を前に、誰かのせいにしてあきらめるのではなく、自分の力で教育を変えてゆくこと。その重要さと、そのやりがいを、僕に教えて続けてくれる場でありました。

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