“貧困”は海外だけの
問題ではありません…
日本の7人に1人の子どもが
“教育格差・厳しい生活”で
苦しんでいます。
※名前は仮名
東京都に住む中学 3 年生のけいこさん。母親と弟2人との4人家庭で生活保護を受けながら暮らしています。
小学校の時には両親の離婚により苗字が4回変わりました。苗字がコロコロ変わることで学校ではひどいいじめにあい、不登校気味になってしまいました。
※名前は仮名
東京都に暮らす、小学3年生のみずきちゃん。
父親はほとんど家に帰ってきません。
母親は軽度な知的障害をかかえており、みずきちゃんの成長とともに、養育する力が不足するようになってしまいました。
日本の子どもの7人に1人は、「貧困」状態。
特に、ひとり親世帯の子どもは2人に1人が「貧困」。
これは先進国の中で最悪の数字です。
ひとり親世帯の場合、月約14万円以下で暮らしている子どもたちのことをさします。塾や習い事はもちろん、病院に行くことすらできない子どももいます。
生まれ育った家庭の世帯年収と、学歴・生涯年収の相関が高いことはデータで明らかにされています。
最終学歴によって、最大で男性は約8000万、
女性は約1億の生涯年収の差が生まれます。
つまり、
家庭の経済格差が、子どもの教育格差に繋がり、
その子どもの貧困へと連鎖し続けるのです。
この問題を根本的に解決するためには
「子どもの学力向上」が必要!
そう考え私たちは、
子どもたちの「学習支援」を行なっています。
困難を抱える子どもたちの
“学力向上”のために!
自立するための力を育てる寺子屋を運営
東京都葛飾区と墨田区、埼玉県戸田市、茨城県つくば市などの各拠点に学生運営スタッフを3~5名、学生ボランティア教師を6~10名ほど派遣して寺子屋を運営しています。
※2018年実績:夏は6拠点、秋は11拠点
※対象は小学1年生~中学3年生
生活保護世帯や本当に学習困難な状況にある子どもたちに届けるため自治体のケースワーカーや教育委員会と連携しています。
大学生ボランティア教師は50時間以上のLFA独自開発の研修を受けることを義務付けています。また、支援期間中は、教師1人ひとりに担当のメンター(学生教師経験者)がつき、継続的に指導力を向上させる仕組みがあります。
同じ教師と同じ生徒たちの組み合わせでで授業を行い、3か月を区切りとした週1回3時間の主に「英語」と「数学」の学習支援をしています。
※8月は短期集中型プログラム(5~7日間)
※小学生は主に算数の学習支援をしています
さらに
子どもたちは学力以前の様々な困難を
抱えています。
私たちはそんな子どもたちに
「安心できる居場所」
を提供しています。
生活習慣形成のサポート・食事提供・
学習支援・遊び・・・etc
子どもたちの安心できる居場所を提供!
より低年齢のうちから、学習面だけでなく生活を含めた包括的な支援を。居場所支援は、様々な困難を抱える子どもたちにとって安心して過ごせる居場所です。
スタッフや友達と一緒に過ごす中で、成長の基礎となる大切な生活習慣や社会性を一緒に育んでいきます。
一人ひとりの「学びたい」という思いや、興味関心に応えられる環境を提供し、無理なく学習習慣や学習意欲を形成します。
自由な遊びや実験、創作活動、ロールモデルとなる大学生や地域の人との関わりなど、多様な経験を提供します。
手洗い・うがいや歯磨きといった基礎的な生活習慣を身につける支援、宿題の見守りなどによる学習のサポート、栄養バランスの整った夕食の提供、最大21時までの預かりをしています。
それぞれの子どもにある課題や特性にあわせて支援計画を作り、それぞれの強みを活かす支援を行っています。子どもたちの自己肯定感を高めるために、彼らが制作した作品の展示やプリントのファイリング、素敵なアクションを褒めるカードを送るなど、子どもたちの強みを可視化しています。
専門性・経験豊富な常勤スタッフが、子どもたちの感情に寄り添い一緒に考えながら、様々な困難を抱える子どもたちがお互いの良さを認め合えるような働きかけをしています。
拠点に居る時間だけではなく、家庭に居る時間にも目を向けた支援を行っています。支援計画ではそれぞれの子どもが抱える背景にも踏み込み、生活全体の課題が解決されるように取り組んでいます。保護者との日々のコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、家庭も含めた総合的なサポートをしています。
15:00〜17:30 | 自由遊び |
17:30〜18:30 | 学習・読書 |
18:30〜19:30 | 食事準備・食事・歯磨き |
19:30〜21:00 | 自由遊び・順次帰宅 |
この「学習支援」と「子どもの家」を通じて、子どもたちは「自分はいてもいいんだ」「自分もやればできるんだ」という気持ちになることで主体的に学び、成長し、将来に希望を見出していきます。
貧困の連鎖を断ち切るためには、子どもたち自身が人生を「変えたい」と思うことが必要です。
私たちは、無限の可能性を秘めている子どもたちの未来やその道筋を変えるキッカケを与えているのです。
もしあなたが、
1人の子どもに1時間分の勉強を
教えることができます。
1人の子どもに1日分の勉強を
教えることができます。
1年間で、1人の子どもが
高校進学を果たせます。
現在Learning for All は、収入の多くを期限付きの助成金に依存しています。2020年までに、この部分をサポーター会員様からのご寄付など、安定的な寄付収入で賄う必要があります。いただいたご寄付は主に学生ボランティア教師の交通費や授業で使うスケッチブックやファイルや参考書、公民館などの会場費としても使われています。
子どもたちに十分な教育と生活サポートが行われるように使われます。
いつでも退会することができます。
お電話・メール・こちらのいずれかの方法でご連絡ください。
Learning for All は認定NPOではございません。
寄附金控除の適用をご希望の方は、パブリックリソース財団が運営する「Give One」制度を通じてLearning for All にご寄付いただくことで、寄附金控除の適用をお受けいただくことが可能です。
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1990年、兵庫県生まれ。東京大学卒業。2014年に特定非営利活動法人Learning for All を設立、同法人代表理事に就任。これまでにのべ8,000人以上の困難を抱えた子どもへの無償の学習支援や居場所支援を行っている。「全国子どもの貧困・教育支援団体協議会」理事。2018年「Forbes JAPAN 30 under 30」に選出。
NHK総合「ひるまえホット」
2017.1.23放映
「Japan Times」/
「Forbes Japan 30UNDER30」
その他 読売新聞、毎日新聞、AERA(朝日新聞出版)などに掲載
「エクセレントNPO大賞」を受賞
複数の企業様からの協賛・寄付
その他 東京都北区「改革プラン」ペスト1受賞
大和証券「輝く未来へ 子ども応援」助成団体に選出