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【活動報告】19年度春期学習支援プログラムの成果

2019.8.5

【活動報告】19年度春期学習支援プログラムの成果

みなさん、こんにちは。Learning for All 職員の福田です。
先日7月21日に春期プログラムの Re-Start 研修が行われ、春期プログラムの全行程が終了しました。
今回のブログでは、その春期プログラムで子どもたちに届けられた成果についてお話ししたいと思います。

ーテストの点数の変化

学習支援拠点では、春・秋・冬に2〜3ヶ月間ほど毎週1回の指導を行う長期プログラム、夏休みに3~5日間連続での指導を行う短期プログラムを行っています。
そしてその効果検証のため、全てのプログラムにおいてプログラムの前後で同内容・同レベルのテストを行っています。

2つの小学校拠点では、算数のテストの平均点が69.1点から81.1点へと増加しました。

また、中学校連携拠点では数学の平均点が55点から82点、英語の点数が49点から71点へと変化しました。

2ヶ月ほどのプログラムで点数が大きく上昇していることがわかります。

ー自己肯定感の変化

また、点数以外にも結果が出ています。
学習支援拠点ではプログラム前後でテストだけでなくアンケートを全生徒に対して実施しています。

アンケートでは、「英語の勉強は好きですか?」「家の人に言われなくても自ら勉強しますか?」などの質問が行われ、各教科の好き嫌いや学習習慣、生活習慣や自己肯定感の変化が測定できるようになっています。
例えば、数学と英語が好きかという質問には、事前と事後で回答の割合に下のグラフのように、「あてはまる」や「どちらかというとあてはまる」の割合が増加しています。

また、各教科が好きになったというだけでなく、学習習慣や学習態度にも良い影響が見られます「家の人に言われなくても自ら勉強しますか?」「わからないことは、わかるまで勉強しますか。」という質問に対する回答に対しては、「当てはまる」と答える生徒の割合が増加しています。

そして何より、生徒たちの自己肯定感が向上していることがわかります。
「自分には、よいところがあると思いますか」という質問に対する回答は以下の通りです。

ー子どもたちの自己肯定感を支えるもの

私たちは、子どもたちの自己肯定感を大切にしています。

自己肯定感とは無条件に自らを肯定できる感覚のことです。

自己肯定感がなければ「勉強ができる」とか「運動ができる」とか、何かを「できる」ことにしか自分の価値を見出せないことになります。(このように「〜ができる」という感覚は「自己効力感」と呼ばれ区別されます。)

自己肯定感はなぜ大切なのでしょうか。

自己肯定感がないと、「勉強ができなければダメだ」「この問題ができないから自分はダメだ」という考えに陥り、挑戦ができなくなります。
子どもが自分のできない問題に挑戦し、できることを広げる過程は、「自己肯定感」に支えられています。

そして、Learning for All の教室には、学校でのつまずき体験から「どうせオレなんて〜」「私はバカだから…」のような言葉が口癖になっている子たちが多く通っています。
だからこそ、私たちの教室では子どもたちの自己肯定感をあげることが重要だと考えています。

では、子どもたちの自己肯定感はどのようにして育まれるのでしょうか。

1つには勉強ができることが大きな影響を与えることが想像できます。しかし、勉強の好き嫌い以上に変化があるということは、勉強だけの影響ではないとも言えます。


1つの要素として、(勉強や運動のできるできない関わらず)他者からどれだけ肯定されるかという要素があるはずです。

Learning for All の教室では、子どもたちが自らを認め問題や困難に挑戦できるよう、「褒め」の文化を大切にしています。
問題が解けたことはもちろんですが、その問題に取り組もうとしたこと、問題を必死に考えぬいたことなど、挑戦や過程を褒めることを徹底しています。また、字を丁寧に書いたり、慎重に計算をしたりなど、その子が本来持つ性格や特性もまた、認められるべきその子の良さです。

Learning for All での教師の役割は勉強を教えるだけではなく、むしろ生徒が持つ「よさ」を引き出し、学習意欲を引き出すことにあるとすら言えるはずです。
そうした心がけが「子供が失敗を恐れずに挑戦し、自ら学ぼうという意欲が芽生えるような」学習支援を作っていると考えてます。

ー最後に

いかがでしたでしょうか。

今回の春プログラムではテストの点数だけでなく、生徒の自己肯定感や学習習慣にも良い影響が出ていることがみて取れました。
また、その背景にはLearning for All の教室で大切にしている考え方があります。

来週はこうした成果や教室の文化を作り出すための重要な要素になっている、 Learning for All の研修について詳しくお伝えしようと思います。

■社会人向け活動説明会開催中!
Learning for All では月に4回、メディアの情報だけではわからない「子どもの貧困」の実態やLFAの活動について紹介するイベントを開催してます。子どもたちの明るい未来を支えるため、私たちに「今、できること」を一緒に考えましょう。

■マンスリーサポーター募集中!
Learning for All ではサポーターを募集しております。
1,000円の寄付で子ども1人に1時間の学習支援が届けられます。
皆さまのご支援が、子どもたちの学習機会の拡大につながります。
皆さまのご寄付は、一人ひとりの子どもたちの未来を作っていきます。
ぜひ、子どもたちの未来を一緒に応援してください。

■職員募集中!
Learning for All では、一緒に働く仲間を募集しております。

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Learning for All では学習支援居場所支援の2つのプログラムで参加学生を募集中です。プログラムへの関わり方もボランティアとインターンの2種類ご用意しています。
まずは以下の画像から、子どもの貧困やLFAの事業内容・プログラムについて説明した動画をご覧ください。

 

 

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