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【学生スタッフインタビュー】子どもと接するなかで自分自身の意識も変容していく

2017.6.3

Learning for All 学生スタッフインタビュー、今回は2016年度の夏期~冬期プログラムで学生教師を務め、2017年度春期プログラムから学生スタッフとして活動している早稲田大学3年の山本 賢(やまもと けん)さんにお話を伺いました。


LFAに参加した理由はなんですか?

 私は大きな原体験がある訳ではありません。ですが私が高校生の時に、母子家庭だったため経済的な余裕がなく、大学進学を断念して就職しなければならない学生をテレビでみました。同じ高校生なのに自分とは違い、生まれた環境により可能性が制限されてしまう人がいるということに気づいて衝撃を受けました。また、自分や周囲の人たちは恵まれた環境で育ってきたので、生まれた家庭環境という自身にはどうすることもできない要因によって、将来の可能性が狭められてしまう子どもの存在に気づくきっかけがなかったのだなと感じました。

 そのような気持ちを持ちながらも、大学生になってから特に何も行動を起こすわけでもなく、1年間は普通の生活を送っていました。1年目を終えて少し生活に余裕ができたので、今度は何か熱中できることをやってみたいという漠然とした気持ちを持っており、そこで見つけたのがLFAでした。以前から抱えていた思いや違和感は、教育格差や子どもの貧困問題を考えたり、現場で学習支援を行うことで解消できるのではと考え、参加を決めました。

LFAに参加する前と今で一番変わったのはどのような点ですか?

 私の中での大きく変わった点は子どもと貧困・教育格差に対する印象です。

 以前は、私は子どもに接した機会が少なく、明確なイメージを持っていませんでした。しかし、昨年度の夏から8か月子どもと接していくうちに、子どもは表情に見える以上に頑張りたいという意欲を持っているという素晴らしさに気づきました。また、貧困や教育格差に対してはテレビで見た程度の知識しかありませんでしたが、経済的な困難を抱える子ども、その他の様々な理由で学習の遅れを抱える子どもに接していくうちに、子どもや貧困に対して自分でも貢献ができることがあるのだという認識を持つようになりました。そして普段から、これらに関する問題を他人事としてではなく、身近な問題として捉えるようになりました。

LFAで活動していて最も印象的だった出来事はなんですか?

 昨年度の夏から冬にかけて私が指導した、大きな学習の遅れを抱える中学三年の男子生徒の変化がとても印象的でした。彼は受験生でしたが、夏の時点では受験という大きな目標に向かうという意識はほとんど見えませんでした。しかし、秋・冬にかけて四則計算、2次方程式、確率などの都立入試の問題が解けるようになり、「できるようになった!」という成功体験を積み重ねていきました。その結果、「勉強がわかるって楽しいことだ」と実感したような発言があったり、納得がいかないことをとことん考えていたり、という勉強に対するモチベーションの変化を感じました。受験直前の最終指導日には、生徒の「夏だったらこんなに問題解けるようになってなかった」という発言を聞いて、自分自身で成長を実感するようになった子どもの変化に驚きを感じるとともに、子どもの無限の可能性を実感しました。

LFAであなたは何を達成したいですか?

 私が子どもたちに届けたいものは大きく2つあります。それは自信と安心空間です。

 子ども自身の努力や頑張りによって、できなかったことができるようになったという成長を感じてもらい、子どもに自信を届けたいです。その自信が将来、壁にぶつかっても挑戦するための原動力になると思います。そのためには、子どもが失敗を恐れず挑戦できるような受容される安心空間作りが重要だと思っています。

 また、友人をはじめとする多くの人々や社会に対して、私が見てきた子どもの現状や、LFAのような団体の存在を伝えていきたいです。子どもの貧困や学習遅滞などの問題に対して、「自己責任だ、関係ない」などと厳しい意見を持っている人はたくさんいると思います。そういった人に対して子どもの現状やLFAのような団体の存在を伝えることで意識の変化が起き、何かしら行動が変わるのではないのかという期待を持っているからです。そのために、目の前の子どもに対して真剣に向き合っていくことで、貧困や子どもの学習遅滞などの社会問題に関する理解をより深めていきたいと考えています。


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Learning for All では現在、冬期プログラムの学生ボランティア、スタッフを募集しています。まずは採用説明会にお越しください。プログラムの詳細及び、説明会予約は以下よりご覧ください。

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皆さまのご寄付は、一人ひとりの子どもたちの未来を作っていきます。
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