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【学生スタッフインタビュー】社会課題の当事者として行動する仲間を増やしたい

2018.7.11

Learning for All 学生スタッフインタビュー、今回は東京大学3年の小瀬絢子(こせ あやこ)さんにお話を聞きました。小瀬さんは、2018年1月より学生教師としてLFAの学習支援プログラムに参加し、現在は学生スタッフとして教室運営に携わっています。
目の前の子どもたちに一生ものの成功体験を届けると同時に、社会課題の当事者として行動する仲間を増やしたいと語る小瀬さんの声をぜひご覧ください!


LFAに参加した理由を教えてください

大学の授業や書籍で「子どもの貧困」という言葉を耳にすることはありましたが、私自身はそれを実感したことはありませんでした。社会問題として勉強をしても実感できない、共感できない、しかし授業中、データにのみに基づいて、実態のわからないことを平気で議論することに対して私は違和感を感じていました。そして、自分と同じように恵まれた環境にいて、格差を実感したことのない人たちが、子ども達の実情を知らないままに政策や制度を作っていくことに違和感を感じました。同じ日本に住んでいるのだから、どのような人たちが困っていて、その人たちはなぜ困っていて、何を望んでいるのか、自分の目で確かめたい、それを知った上で日本の社会課題について議論する人になりたい、より良い日本の教育制度を考えられる人になりたいと思ったのがLFAに参加した理由です。

LFAに参加する前と今で一番変わったのはどのようなところですか?

生まれ育った環境に左右されることなく、子どもたちがなりたい自分を描き、そのために努力できる環境を作りたいと強く思うようになりました。LFAの現場で、実際に子どもたちと出会い向き合うことで、子どもたちのやる気を肌で感じました。勉強が嫌いだと言っていても、毎週土曜日自分の足で寺子屋に来て、机にむかっている。どんな子でも、より良い自分になりたい、変わりたいという肯定的な気持ちを持っていました。この子たちの努力が、大人数学級という学校の環境や親の所得に左右されてはいけない、この子たちの未来が、生まれ育った環境によって閉ざされてはいけないと強く感じるようになりました。また、学校の授業で子どもの貧困について話す時、現状に苦しむ子どもたちの声を伝える自分の使命感が強くなったと思います。

LFAで活動する中で、一番印象に残っている出来事を教えてください

一番印象に残っているのは、初めて教師をした3ヶ月間のプログラムの最終日、中学3年生の寺子屋(LFAの学習支援教室の名称)卒業証書授与と子どもたちみんなの目標宣言を聞いたときのことです。私たちが活動をしていた拠点ではケースワーカーさんを通して子どもたちが集められます。そのため、生活保護世帯や母子家庭、不登校、外国籍など様々な境遇の子どもたちがいました。不登校で初めはフードを被りマスクを着けて目も合わせてくれなかった子が、ムードメーカーとなって発表の場を盛り上げてくれました。2年前まで日本語が話せなかった男の子は、漢字を60回ずつ練習するなど夜遅くまで勉強をして日本語が上達し、理系の大学に行って将来は国際的に活躍したいという夢を語ってくれました。高校受験に成功して、笑顔で卒業証書を受け取って寺子屋を卒業していった中学3年生の表情も忘れられません。彼らが3ヶ月間毎週勉強をしていた姿を見ていた私はこの子たちに夢を叶えて欲しいと強く思いました。

LFAで達成したいことは何ですか?

大きく2つあります。1つ目は、目の前の子どもに一生ものの成功体験を届けることです。LFAの教室に通った子どもたちがこの先の人生で貧困に起因する困難に直面する可能性は少なからずあると思います。そんな時に、自分はもうダメだと諦めてしまうのではなく、「寺子屋の先生がいつも応援してくれて、毎週土曜日努力し続けたことであんなことができるようになったな。だから自分ならできる」と大人になった彼らの心に残り続け、心の支えとなるような、一生ものの成功体験を届けたいと思います。寺子屋でのサポートは短いと3ヶ月、長くても中学卒業までです。子どもたちが寺子屋を卒業した後に、自立するための力を届けるために、私たちは活動をしています。

2つ目は、ひとりでも多くの人に困難を抱えている子どもの存在を知ってもらい、社会課題の当事者として行動できる人になってもらうということです。自分ひとりでも、LFAという団体だけでも相対的貧困状態にある155万人の子どもたち全員に支援を届けることは難しいです。ただ、その中でも、私が持つ一つの強みは自分の周りに、社会のためにアクションをしたいと志す人がたくさんいるということです。私は、学生時代のうちにひとりでも多くの人に、自分が届けられる子どもの声を発信していきたいと考えています。

最後に、参加を迷っている学生に一言お願いします!

大学の授業や本からは聞こえてこない、ひとりの子どもの声と向き合い、その子の人生に寄り添い、共に成長するのは、学生の今しかできない経験なのではないでしょうか。この夏、是非私たちと一緒に子どもたちと向き合いましょう!


▼学生ボランティア教師になるには
まずは採用説明会にお越しください!
プログラムの詳細及び、説明会予約はこちら
※説明会日程は随時更新しております。お手数ですがリンクよりご確認ください。

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▼Learning for All とは?
質の高い学習支援を通して、困難を抱えた子どもたちの可能性を広げるとともに、将来教育現場や社会でリーダーシップを発揮する人材を育成する、大学生向けプログラムを運営するNPO法人です。団体について詳しくはこちらをご覧ください。

また、LFAでは活動を支援してくださるサポーターの方も募集しています!
少しでも興味を持ったり共感していただけましたらぜひこちらの情報もチェックしてみてください。

▼マンスリーサポーター募集中!
Learning for All ではサポーターを募集しております。
1,000円の寄付で子ども1人に1時間の学習支援が届けられます。
皆さまのご支援が、子どもたちの学習機会の拡大につながります。
皆さまのご寄付は、一人ひとりの子どもたちの未来を作っていきます。

ぜひ、子どもたちの未来を一緒に応援してください。
団体概要と詳細はこちらから

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