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【Learning for All 学生スタッフインタビュー】自分は目の前の現状に何を感じ、何を変えたいと思うのか

2018.10.6

みなさんこんにちは。本日の学生スタッフインタビューでは、1年生の頃から夏期学習支援プログラムに教師として参加し、今年8月に実施された夏期プログラムでは拠点運営スタッフも務めた、東京大学2年の萩野 貴明(はぎの たかあき)さんに話を聞きました。

LFAにあなたが参加した理由は何ですか。

初めて参加したのは大学1年生の夏だったのですが、当初は明確な理由はなく、漠然と教育への興味があったからです。僕自身は、高校時代、勉強したいと思えば、勉強できる環境が当然のようにありました。一方で、小学生のときの同級生の何人かはすでに高校を中退して働いていたり、高校生くらいになると地元の友達から、勉強についていけなくなって学校に行かなくなった、という話を聞くこともありました。そうした中で、教育の環境や制度って適切に機能しているのだろうかとうっすらと感じることがありました。何か明確な課題意識や自分自身の原体験があったわけではありません。何となく教育や教師に興味を持ったから、最初はそうした理由からの参加でした。

教師として指導中の様子

 LFAに参加する前と今で変わった点はどこですか。

LFAを続けていく中で、一番変わった点は、自分自身は何に問題意識を感じ、何を達成したいのかを考えきるようになったことです。先にもお話ししましたが、僕自身は、LFAに参加した当初は子どもの貧困や、教育格差という言葉すら聞いたこともないような状態でした。しかし現場で活動していく中で、困難な状況に置かれている人たちが見過ごされている、放置されている現状を目の当たりにしました。LFAで活動するきっかけがなければ、そのまま社会の現状や社会課題という事象について考えることすらすることなく、大学生活を過ごしていたかもしれません。社会の歪みのようなものに対しての怒りであったり、これっておかしいんじゃないかという違和感であったり、あるいはもっとこうなればいいのに!という想いであったり、感じることは人それぞれ違うかもしれませんが、目の前の現状に対して自分は何を感じて何を達成したいのか、何を変えるべきなのか、を考えられる場がLFAにはありました。

LFAで活動していて最も印象的だった出来事は何ですか。

僕が以前出会ったある小学校5年生の女の子が印象に残っています。その子は、お母様が夜遅くまで働いておられて、家族内でコミュニケーションをとる機会が少ないことなどから、他者に自分の思いをきちんと伝えることが少し苦手でした。つい納得のいかないことなどがあると、悪態をついてしまうことがあり、学校の先生や周りの人からも、あの子はああいう子です、問題児です、という風にみられていました。そうした中で自分への劣等感のようなものも強く感じていて、自分ができない問題や苦手な問題になると、解くのをやめて机につっぷしたり、先生の問いかけにも答えないという状態でした。ですが、プログラムを進めていく中で、その子と一緒に目標を描き、その子自身ができるようになりたいことの背中をおしてあげることで、その子がどんどん変わってきました。もともと、苦手な問題があると解くのを放棄していたのに、ある日、今日も勉強を教えてくれてありがとうございましたとメモを残してくれていました。最終日には、苦手な問題にもチャレンジして、将来は大学まで行って学校の先生になりたいということを話してくれる場面がありました。何か学校や社会で見過ごされていたり、生きづらさを抱えている人たちがいること、しかし向き合ってくれる誰かの存在が、その人の現状を大きく変えていく、ということを強く感じた瞬間でした。

学生スタッフとして、研修を行っている様子

LFAであなたは何を達成したいですか。

全ての人が大事にしたいものを大事にでき、自分の目標や達成したいことに向かって主体的に生きていけるような場を創っていきたいです。

数年分の学習遅滞を抱えていて、学校の授業は全くわからないと話してくれる子や、今までの失敗体験などから、どうせ自分はできないと思ってしまうような子など、多くの生きづらさや困難を抱えつつ、現状の学校や社会から見過ごされている子達がいます。その子たちが、自分の目標や達成したいことに向かって行動できる、その子たちの人生が変わるような教室を創っていきたいと考えています。
また、僕は今学生スタッフとして学生教師をまとめる立場にありますが、関わってくれる学生教師には、自分なりの違和感や問題意識を考え、達成したいことを達成していけるような場を創っていきたいです。
LFAには、自分自身が目の前の現状に何を感じて過去の経験も踏まえどんな感情を抱くのか、その上で何を達成していきたいと感じるのか、分なりの問いを考え、達成したいことを追求できる場があると思います。

学生スタッフとして、研修のまとめを行う様子

■学生ボランティア教師募集中!
Learning for All では現在、秋期プログラムの学生ボランティア、スタッフを募集しています。まずは採用説明会にお越しください。プログラムの詳細及び、説明会予約は以下よりご覧ください。

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説明会等の情報配信のほか、プログラム参加に関する個別相談も対応しております!

■マンスリーサポーター募集中!
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1,000円の寄付で子ども1人に1時間の学習支援が届けられます。
皆さまのご支援が、子どもたちの学習機会の拡大につながります。
皆さまのご寄付は、一人ひとりの子どもたちの未来を作っていきます。
ぜひ、子どもたちの未来を一緒に応援してください。

■社会人向け活動説明会開催中!
Learning for All では月に4回、メディアの情報だけではわからない「子どもの貧困」の実態やLFAの活動について紹介するイベントを開催してます。子どもたちの明るい未来を支えるため、私たちに「今、できること」を一緒に考えましょう。

■職員募集中!
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