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【Learning for All 学生インタビュー】向き合ってくれる大人がいれば子どもの可能性は必ず開花する

2018.10.9

こんにちは!Learning for All職員の藤原です。
今回は、2017年度冬期学習支援プログラムに教師として参加し、今年8月に実施された夏期プログラムでは拠点運営スタッフを務めた東京大学2年の相澤 杏果(あいざわ きょうか)さんにインタビューを行いました。

LFAに参加した理由を教えてください

 私自身、振り返れば幼い頃から、家族をはじめ周りの人に沢山愛情を注がれて育ってきたと思っていますし、高校・大学にも当たり前のように進学させてもらいました。ですから、これまでの人生で「子どもの貧困」という社会問題を身近に感じた経験はありませんでした。高校生の頃から格差問題に興味はありましたが、それは世界の遠い国で起こっている問題、というくらいのイメージしか持っていませんでした

 大学1年生の秋、インターネットでLFAの存在を知りました。説明会で、日本でも7人に1人の子どもが相対的貧困状態にあり、そのために様々な困難を抱えている子どもが沢山いるというお話を聞き衝撃を受けました。そして「生まれた地域や環境によって子どもの人生が左右されてはいけない」というLFAの課題意識に強く共感しました。

 世界で起きている様々な問題に目を向けるのも良いけれど、その前にまずは、自分の国が抱えている「子どもの貧困」問題について現場で学ぶことで自分にできることがあるのではないか、そう思って参加を決めました。

LFAに参加する前と今で一番変わったのはどのようなところですか?

 子どもは、誰もが「こうなりたい」という肯定的な意図を持っているということを確信できるようになりました。私はLFAに参加する前にも塾講師や家庭教師での指導経験があったのですが、勉強を教える講師という立場から子どもを見ていると、正直どうしても「この子は態度が悪くて困った子だ」、「やる気がないんだ」などのように、表面的な評価をしてしまうことがありました。しかしLFAで子どもたちの行動一つ一つに気を配り、この子はこの時どうしてこのような発言・言動をしたのだろうか」ということをじっくり考えていく中で、 一見否定的に見える子どもの言動の裏にも必ず肯定的な思いが隠れていることに気づきました。しかしそのような思いは普段他の人から見過ごされてしまっていたり、子どもがその気持ちに自分自身で蓋をしてしまったりしていることが多いと思っています。子どもの可能性を阻害してしまっているという点においてとても悲しいことだと思いました。自分は、彼らの肯定的な思いをきちんと汲み取り、その上で、子どもの「なりたい自分」になるための努力を応援できる大人でありたい、と強く思うようになりました。 

指導中の様子

LFAで活動する中で、一番印象に残っている出来事を教えてください

 2017年度の冬期プログラムで担当した子どもの変化が心に残っています。彼は、寺子屋に来る子ども達の中でも特に学力が低く、学校の授業にもほぼついて行くことができていない状況でした。そのため、寺子屋の授業中も自己肯定感の低さを感じさせる発言が多々見られました。「テストでは100点がとれたかどうか」が彼にとっての唯一の評価軸になっており、寺子屋の授業でも毎回「授業後のまとめテストで100点を取る」という目標を立て、授業の振り返りの際も、「テストで100点が取れたかどうか」について振り返りをしてくれていました。

 プログラム終盤のある指導日、その日のテストの結果は惜しくも1問ミス。普段ならば「100点が取れなかった」という振り返りで終わりなのですが、その日は「100点は取れなかったけど、授業でできるようになったことが増えた」と言ってくれました。実際、授業内での演習問題の答え合わせではたくさん丸がついていて、わたしが褒めると恥ずかしがりながらも嬉しそうにしていた姿が今でも心に残っています。彼が100点という目標を達成するための指導ができなかった自分に対して悔しい気持ちもありましたが、初めて彼が自分自身で、テストの点数以外の評価軸で自分の努力を認めてくれていたことがとても嬉しかったです。

研修中にグループワークをしている様子

LFAで達成したいことは何ですか?

 小さな成功体験の積み重ねによる自信を子どもに届けたいです。寺子屋に来てくれる子どもの多くは、家庭環境や生まれ持った特性などのために様々な困難を抱えており、そのために学力・自己肯定感共に低いのが現状です。「自分はどうせ頑張ってもできないんだ」という声も実際耳にしました。そんな彼らが、寺子屋の中で「わかった!」「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることで「自分も、頑張ればできるんだ」と思ってもらいたいです。そして将来、彼らが様々な困難に直面することがあっても、「寺子屋で頑張ってできるようになった経験があるから、自分ならきっと大丈夫と、前を向いて生きることができる人になってほしいです。そのために、私は寺子屋で、子ども自身が自分の可能性を信じることのできるきっかけを沢山作っていきたいです。

最後に、参加を迷っている学生に一言お願いします!

 LFAの学習支援ボランティアでは、私たちは「勉強を教える教師」としてだけでなく「子どもに徹底的に向き合う1人の大人」、そして「社会課題の当事者」として、困難を抱えている子どもの人生に寄り添います。決して簡単なことではありませんし責任も伴いますが、子どもの変容を一番近くで見守り続けることができるところにやりがいを感じています。教育に興味のある方にも、これまで興味を持っていなかった方にも、是非一度参加して頂きたいです!

同じ拠点で活動するメンバー

 


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Learning for All では現在、秋期プログラムの学生ボランティア、スタッフを募集しています。まずは採用説明会にお越しください。プログラムの詳細及び、説明会予約は以下よりご覧ください。

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