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【卒業生職員インタビュー】人が生きる中での困難さを解決するような仕事がしたい

2018.11.13

こんにちは!経営管理チームインターンの佐々木です。本日は常勤職員の藤原 葵(ふじわら あおい)をご紹介します。
藤原は、東京大学3年当時にLFAの学習支援プログラムに参加、その後は代表付きインターンとして活躍しました。今年度は常勤職員として勤務しながら国家公務員試験を突破し、厚生労働省への内定を勝ち取りました。

国家公務員を目指した理由や、将来達成したいことなど、是非ご一読ください。


藤原さんがLFAに参加した理由を教えてください

大学3年生の冬に、友達のFacebook投稿を目にしたことがきっかけで参加しました。以前から公務員か教育関係の仕事に就きたいと思っており、そういう仕事につくなら現場を見ておく必要があると思ったため、説明会に参加することにしました。

説明会では、語られている課題の深刻さに胸を打たれました。自分が想像できる範囲の「子どもの貧困」には収まりきらないリアリティがあり、プログラムへの参加を決めました。

学習支援プログラムで印象に残っていることを教えてください

子どもたちが自分に自信を持てるかどうかに私自身が影響していると気づいたことです。

子どもたちの支援の中では、支援する側の未熟さがそのまま子どもに影響を与えます。できているところがたくさんあるのに、「苦手だから」「私にはできない」と自信なさそうにしている子どもの様子は幼い頃の自分のようで、「できるよ、あなたには良いところがあるんだよ」というメッセージを込めて、がむしゃらに指導を行っていました。
子どもたちが授業後テストで100点が取れず落ち込んでしまったときは自分の準備の至らなさが本当に悔しく、また最後のテストで100点をとって喜んでくれたときは自分のことのように嬉し泣きしてしまいました。

指導最終日の様子

また、授業以外のところで印象に残っているのは、同じ学校で教えていた仲間とのチームのあり方です。当時私が参加していた拠点にはいろんな良さを持ったメンバーが集まっていて、「みんな違ってみんないい」メンバーが集まることでよりチームとして前に進んでいました。

もともと自分へのコンプレックスから人と人の違いやそこで生まれる葛藤に関心があった私は、どんな子どもにも、どんな人にも、それぞれの長所と短所があり、それを活かし補い合うことができるということを実感できたことが本当に印象深く、「そんな社会だったらいいのに」と漠然と思ったことを覚えています。

大学3年当時にボランティア教師として参加後、4年時には代表付きインターンとして活動、
今年度は常勤職員として働きながら、厚生労働省入省を目指した経緯を教えてください。

大学4年次は、就職活動と並行して、代表付きインターンとしてLFAに関わり続けました。自分が厚生労働省を目指す上で知っておきたいことを学べる場だと思ったこと、教育格差を含めた社会課題を解決するために、学習支援以上のアプローチを考えることができると思ったこと、また代表理事と仕事できるのは単純に面白そう、と思ったことなどが理由です。

インターンではLFAが関わる範囲の政策についてのリサーチなどを中心に活動でき、自分の勉強になったのはもちろん、代表理事とこれからのLFA、学習支援、社会全体はどうあるべきか、ということを考え議論できたことは、自分のキャリアを考えることにも繋がりました。

そのようなインターンをしながら大学4年次に1度目の国家公務員の面接を受けたのですが、結果は不採用。ショックに沈み「来年どうしよう」と悩みつづけるなかで残ったのは、「これをして生きていたいと思えることをしよう」という思いでした。

もともと「何のために働くのか納得できる仕事をしたい」という軸で就職活動をしており、公務員の他に人材系や教育系、メディアなど社会貢献度の高そうな民間企業を見ていました。どんな民間企業も何かのために仕事をしているわけですが、私はどうせ働くなら自分が課題だと思うこと、人々の生きる中での困難さを解決するような仕事に力を使いたいと思っていました。

その背景には、自分の生い立ちや学部で学んできたこと、LFAの現場で見てきたことがあります。特にLFAで現場を見て考えてきた「子どもの貧困」の実態は、子どもだけに止まらない世帯全体の貧困であり、母子世帯であることや障害を抱えていること、労働が安定的ではないことなど、複数の課題が絡まり合って生まれているものだと感じました。

指導の様子

子どもだけが頑張ればなんとかなるようなものでもないし、そこに課題の根本があるわけではありません。そして教育だけ、労働だけなど一つの分野にアプローチするだけで解決できるわけでもありません。

今ある現状をどうにかするには、障害者の支援や働き方改革を含めた非正規労働のあり方、ひとり親世帯の支援、再分配や税のあり方……など、人々の生活に関わる様々な分野の関連を踏まえて変えていくことが必要で、私はそちらに携わりたいと思いました。

そこで、民間企業の内定をお断りし、LFAで1年働きながら社会課題の現場や理論を学び、もう一度厚生労働省のリベンジを目指すことを決めました。今振り返ってみると、LFAで働く中で自分が向き合っていきたいものに頭や心を使うことができ、解決したいことがよりはっきりとし、厚生労働省への想いが強まったと思います。

このような経緯でもう一度厚生労働省を受け、内定をいただくことができました。

最後に、将来実現したいことを教えてください

国家公務員として、生きることに関わる課題に向き合い複数の分野からアプローチしていくと同時に、どんな違いを持っている人たちもその違いによって理不尽に苦しむことなく、違いが力を生むような社会にしたいです。

教育格差然り、子どもの貧困然り、他の差別や格差の当事者を「仕方ない」や「自己責任」と切り捨てることには、他者への想像力の欠如があると思っています。自分と自分の所属するカテゴリーを分け、そうではない人を切り捨てる社会は、立場が違えば自分にも同じ目線が向けられる社会ではないでしょうか。

全ての人が理解しあえるわけではないのは百も承知の上で、皆がいろんなステータスの違いを想像力で飛び越えていけるような、自分の抱えている問題に置き換えて想像できるような社会だったら、と思います。そのような課題を、制度面からも制度を通した社会のあり方からも解決していきたいです。

公務員になることを考えている方も、そうでない方も、LFAには経験するべき現場があります。ぜひ一度説明会に来てみてください。


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