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こんにちは!今回のインタビューでは、2018年度夏期学習支援プログラムから教師として参加している、早稲田大学1年の青木菜々恵(あおきななえ)さんに話を聞きました。
LFAの学習支援プログラムに参加しようと思ったのはなぜですか?
元々ボランティアに興味があったことと、教育に関心を持っていたことが理由です。
本やテレビなどで貧困について知る機会があり、「自分の当たり前」を疑わざるをえない現実を知りました。高校生まで外の正解を知らずにいきてきた私は、そういった現実に触れることがなかったため、LFAのプログラムを通じてそういう現場に実際に触れてみようと思いました。
また、高校三年生のときに学校の先生や塾の方にお世話になって以来、自分の中で「教育」がキーワードになっていました。自分が高校や大学に進学できたことについても、自分の力だけじゃないと感じていて、自分が教育の分野でボランティアすることは恩返しにもなると思い、学習支援プログラムに参加しました。
夏期から続けて参加しようと思ったのはなぜですか?夏期で達成できたこと、できなかったことを踏まえてお聞かせください。
夏期は、プログラムを通じて生徒の学力を上げるために設計したカリキュラムを回すので精一杯で生徒のことをきちんと見られなかったという反省がありました。
指導の中で「次はこれをしよう」ということで頭がいっぱいいっぱいになっていて、生徒が考えていることや感情を汲み取ることができず、子ども目線になりきれていなかったと思います。
また、夏に受け持った生徒の中に、一度に多くのことを理解することが苦手な子どもがいて、その子がわかるように指導を工夫するのも大変でした。指導がとてもうまくいった日とうまくいかなかった日を両方経験し、子どもが理解できる量と指導した量がマッチするとうまくいくことがわかりました。そこで、その日に学ぶ内容を2つや3つのステップの手順にし、それを教えた後は問いかけながら答えてもらうことを繰り返すようにしました。子どもが手順を覚えてくるとその分野が解けるようになりました。
それらの経験を経て、秋はもっと子どもにあった指導を届けたいと思い、続けての参加を決めました。
秋期プログラムの最終日には、担当する子どもにどうなっていてほしいですか?
自分を否定せず自分のありのままを受け入れられるようになってほしいです。
今担当している小4の生徒は、学習遅滞を抱えており、授業中一度わからなくなるとパニックになってしまいます。理解に時間がかかるということを自分自身の否定に繋げて欲しくない、「この問題ができないから自分はできない」と思って欲しくない、と思います。
まだ指導は試行錯誤中ですが、子どもが「わかる」ということを積み重ねることで、つまずきがあっても、あと少し頑張れば解けると気づいてほしいし、わからなかったで終わらせないような授業を作りたいと思っています。
夏から秋にかけての変化があれば教えてください。
教育に興味があるのはもちろんですが、その一方で福祉にも関心があります。
教育っていうと支援者が当事者を引っ張っていくイメージがありますが、福祉だと、あくまでどっちの方向に行くかは当事者が決めることで、支援者は後ろに立って手助けするというイメージを持っています。
夏は自分が教育と福祉のどっちのイメージで支援すべきかが整理できていなくて、LFAで指導するときも、生徒にどこまで介入すべきかわからなくなったりしていました。
今は、子どもたちをサポートしたいという思いを持ちつつ、それでもやっぱり叱ることや声をかけることを通じて、その子に対し一つの選択肢を示してあげたいと思っています。
最後に、参加を迷っている学生に一言お願いします!
実際に触れ合って話してみないとわからないことが必ずあると思います。
本やテレビでわかることもありますが、それを超えた、やってみて思うことも大切で、そういう機会はあまりないと思います。
また、私は他のボランティア団体にも関わっているのですが、LFAは研修内容がしっかりしているだけでなく、熱意のある仲間にも出会えます。
現場を体験してみたいという方、ぜひ説明会に来てみてください!
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