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【2018年度卒業生インタビュー第2回】もう一度大学生活をやり直せるとしても、絶対にLFAに参加する

2019.2.21

こんにちは!経営管理チームインターンの佐々木です。

卒業生インタビュー第2回の今回は、大学1年生当時の2015年春からボランティア教師・スタッフとしてLFAの現場に関わり続け、周囲の教師・スタッフに大きな影響を与えてきた、筑波大学4年の島倉 遼(しまくら りょう)さんにお話を伺いました。

LFAに参加した理由と、継続して関わり続けた理由を教えてください

 LFAに参加した理由は、自分自身が母子家庭で育ち、「子どもの貧困」という社会問題に課題意識を感じていたからです。私も幼い頃は、勉強があまり得意ではなかったり、自己肯定感が低いことで苦しい思いをした時期がありました。私の場合はたまたま周囲のサポートや幸運に恵まれて大学に進学することができましたが、そのようなサポートを受けることのできない子どもたちが多くいることは肌で感じていました。だからこそ、大学進学後は「子どもの貧困」という問題に直接関わってみたいと思い、LFAに参加しました。

 継続して関わり続けた理由は、「出会った子どもたちと、最後まで関わり続けたいと思ったこと」が一番大きな理由です。例えば私が担当している教室には、私が3年前から関わっている、中学3年生の外国籍の生徒がいます。彼は今から3年前に保護者の方の仕事の都合で日本にやってきました。当然、日本語で進む学校の授業はほとんど理解できません。また、外見や人種の違いから、学校でいじめに遭うこともありました。家庭も経済的に非常に厳しい状況で、とても大きな困難を抱えた子どもでした。

 私は、彼の直面している困難や、彼が感じている苦しみを知った時、それは絶対に彼自身のせいではないと思いました。周囲と比べて高すぎるハードルが彼に課されている現実が、あまりにも理不尽だと感じました。実際、今も彼は他の日本人の中学生の生徒と全く同じ条件で、都立高校の受験に挑んでいます。だからこそ、彼が高校受験を乗り越え、中学校を卒業するまでは自分もLFAに関わり続けたいと思い、継続してLFAに関わっています。

研修でボランティア教師にアドバイスする島倉さん

LFAで活動する中で、一番印象に残っている出来事を教えてください

 嬉しい出来事もたくさんありましたが、正直、悔しかった経験が一番印象に残っています。2年前に僕がスタッフとして教室の現場運営を担当したとき、一言でいえば、プログラム終了時に自分が思い描いていた「成果」を子どもに届けることができなかった、と感じたことです。

 プログラムに参加してくれていた一人ひとりの教師は熱い思いを持って、まっすぐ子どもたちに向き合ってくれていましたが、一方で、その一人ひとりの多様な価値観やモチベーションをチームとして統合していくリーダーシップを発揮しきれず、チームとしての成果があれば、もっと大きな子どもの変化を実現できたと思うところが、やりきれずに終わってしまいました。

 私がLFAで活動していて最も悔しかったのは、この時に感じた「自分に実力が無いことが原因で、子どもたちに結果を届けられていない」という感覚です。でも、この経験があったからこそ、「今の自分には未熟なところがたくさんある。もっと成長して、今の自分を変えていきたい」と強烈に思うことができました。LFAでは研修や指導後の振り返りで、「子どもに変化を届けるためには、まず自分が変わらなければいけない」と何度も言われますが、この言葉の本当の意味を感じた2年前の経験を、これからも私は忘れないと思います。

2018年の春に活動した教室のメンバー(島倉さんは後列右から2番目)

LFAの卒業生として、今後どうありたいですか?

 私は今年の4月から組織人事系のコンサルティング企業で働くことになります。LFAの卒業生として、以下の2つのことを目指しながら働いていきたいと思います。

 1つ目は、人と組織に関する課題を解決できる人間になることです。NPOを始めとするソーシャルセクター全体の大きな課題として、「組織運営が上手くいかない」「人材の質・量が不足している」といった課題があると思います。また、私自身の2年前の経験からも、人・組織に関する問題はとても重要な事柄だと肌で感じています。だからこそ、私自身が人・組織に関する課題を解決できるスキルを持った人間になって、いつかそのスキルをソーシャルセクターに還元したいと思っています。

 2つ目は、大人がやりがいを持って働くことのできる社会を作ることに貢献することです。LFAで多くの苦しい環境下にいる子どもたちと出会って感じたことは、子どもたちの抱える課題の背景には、大人たちの課題があるということです。また、子どもにとって親や家庭の影響力はとても強く、自己肯定感を始めとした様々なものが、家庭環境によって大きく左右されてしまいます。私は組織人事のプロとして、やりがいや幸福感を感じて人生を生きることのできる大人を増やすことに貢献したいと思っています。それが回り回って、子どもたちにも良い影響をもたらすと考えているからです。

研修中の様子

最後に、参加を迷っている学生に一言お願いします!

 LFAでは、目の前の1人の子どもに向き合い、その子のために自分を変え続けていく、という他では得がたい経験ができます。もちろん、子どもと向き合うことや自分を変えるということは、時に苦しい瞬間もあるかもしれませんが、その苦しい瞬間さえも自分を成長させる糧になるはずです。私は、もしもう一度大学生活をやり直せるとしても、絶対にLFAに参加すると思います。そのくらい、自分にとってLFAで経験したことは大きなものでした。この文章を読んで、少しでも心に引っかかるものがあれば、ぜひ説明会に来て頂けたらとても嬉しいです。


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