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【LFAサポーターインタビュー vol.10】「私にとって寄付は特別なことではない。子どもたちには社会に育てられたと思って欲しい。」

2021.3.23

皆さんこんにちは。コミュニティ推進事業部インターンの秋山萌々音です。 

前回のvol.9に引き続き、今回も「LFAサポーターインタビュー」をお届けしたいと思います。

第10回の今回は、サポーターの中村さんです。
中村さんは2019年からご支援くださっています。

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ー中村さんプロフィール

・ご年齢:30代
・ご職業:外資系コンサルティングファーム

 

ーどのようにLFAを知りましたか

勤務先にLFAの石神さん(コミュニティ推進事業部長)が来てプレゼンをしてくださったことがきっかけです。また、以前他の教育系NPO団体のプロボノに参加したことがあり、LFAを知っていました。

ー教育に関心を持つようになったきっかけはなんですか

教育に関心を持ったのは、大学時代に塾講師をしていたときに、家庭によって教育に差があると感じる経験をしたことがきっかけです。。個別指導塾で講師をしていたのですが、中学受験を目指している子は集団塾と並行して通っている子が多く親御さんが非常に熱心で自分ごとであったのに対し、高校受験を目指す親御さんはそうではなくあまり熱心ではありませんでした。

このように家庭環境によって教育も変わってくると感じた経験から、こうした分野に関心を持つようになりました。

ー寄付や支援を行おうと思ったのはなぜですか

日本では寄付やボランティアに馴染みがない方もいるかと思いますが、自分の周りにそのようなことをしている人が多かったことが影響したと思います。私の両親は外国人の子どもたちに日本語を教えるボランティアをしています。また大学の模擬国連サークルの友人は、海外の貧困支援チャイルドサポーターをしていました。そのため、自分にとって寄付は何か特別なことではありません。

様々なNPO団体がある中で、LFAを選んだのはプレゼン後、自分自身でネットで調べ、自分の社会課題に対する意識に共感できるものが大きかったからです。

広告・運営にお金を使っているように感じる団体よりも、直接支援に繋がるような寄付ができるところがいいと思い、LFAに決めました。

ー子どもの貧困という社会課題への理解を広め、協力者を増やしていくために必要なことはなんだと思いますか

「社会課題に対して意識を持って行動を起こしていることってカッコいいよね。」「それなりに収入があっても自分のことしか考えずに生きているってダサいよね」というような価値観を持ってもらうのが一番なのかなと思いました。

例えば会社内でのイベントで影響力のある人からそのような話をしてもらうことも方法として考えられると思いました。

そして前提として、コロナの影響があったことで、今までは「自分が直接関わっている人しか関係ない」という意識だった人も、「同じ社会で生きている以上、関係ない人なんていない」というのを多くの人が気づいたと思います。

そのため、これまで子どもの貧困に対して縁がなかった人も、今までとは違う意識で受け止められるのではないかなと思いました。

ーどのようなことがあれば寄付のモチベーションが上がりますか

単純に、支援をした子どもたちから感謝の言葉を受け取るだけでも、支援者の満足度やモチベーションアップには繋がるのかなと感じています。

ただ、一方で子どもたちに「うちはお金がないからLFAに支援してもらっていて、その先には寄付してくれる人がいて…」ということは思って欲しくなくて、「社会に支えられて育てられた。その中の一つがLFA」くらいの認識でいて欲しいと思っています。

その意味で子どもたちと直接コミュニケーションを取りたいとは思っていません。その代わりにプライバシーに配慮をした上で、LFAに行くようになって子どもにどんな変化があったかなどについてお話が聞けると嬉しいかなと思いました。

また、オンラインで支援者同士が子どもの貧困についてディスカッションをする場を設けていただくと嬉しいかなと思います。

自分が問題意識を持っている社会課題について話をする場は、中々ありません。もちろん日々の生活の中で常に社会課題について考え続けているわけではありませんが、そうした話をしたいと思うこともあるので、小さい規模での座談会などがあればあると、LFAに関わっている意識がより高まると思いました。

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第10回は中村さんのインタビューでした!

身近に寄付やボランティアをする方々がいたからこそ、寄付を特別なことと思わずに取り組むことができたようです。

初めて寄付をする方にとっても、「特別なことではない」という考えは寄付のハードルを低くすることができるのではないでしょうか。単純に協力したい、支えたいという些細な思いこそが重要だと思いました。

「社会に育てられたと思って欲しい」という中村さんの思いは、私たちLFAも日々子どもたちと接する中で大切にしていることです。これからもこの思いを忘れずに取り組んでいきたいと思います。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう✨

 

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LFAでは皆さまよりいただいた温かいご支援を、子どもたちが勉強や日常生活を身に着け、社会に羽ばたくための支援資金として使わせていただいております。
もし私たちの活動を応援いただけるようでしたら下記ページをご覧くださいませ。
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また、より多くの方に「子どもの貧困」のこと、Learning for All のことを知っていただくために、
・使うたびに子どもが笑顔になる『鉛筆』
・子どもたちが作ったLEGOの写真入り『カレンダー』(2021年卓上カレンダー)
を制作し、販売しております。なお、販売利益は全て子どもたちのために使わせていただいております。

下記ページよりご購入いただけますと幸いです。
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https://learningforall.stores.jp/

 

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