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【居場所支援ボランティアインタビュー】~子どもと学生が互いに学びあえる「安心できる居場所」づくり~

2019.6.28

こんにちは。学生採用チームインターンの弓削です。Learning for All(以下LFA)居場所支援拠点ボランティアインタビュー、今回は文教大学3年の吉原寛人(よしはら ひろと)さんにお話を聞きました。吉原さんは、2018年秋期プログラムに居場所支援拠点ボランティアとしてLFAに参加し、現在も居場所支援拠点で活動しています
子どもと真正面から向き合いながらも、常に自分自身とも向き合い、自己理解が深まったと話す吉原さんの声をぜひご覧ください!

・LFAに参加した理由を教えてください

 子どもと目線を合わせて正面から向き合いたいと思い参加しました。

私は大学に入ってから、アルバイトやボランティア、学校現場など様々な方向から子どもと関わってきましたが、教える側、教えられる側の上下関係がある中、彼らの素敵な部分に気がつけていないのではと感じていました。そこでちょうどLFAの居場所支援拠点を知り、ここならより子どもと深い関係を築き、核心に触れられると思い応募しました。

 また、向上心を持った人とお互いに高め合いたいと考えていて、LFAの説明会に足を運んだ時に「ここしかない!」と感じたことも参加理由の一つです。

・LFAに参加する前と今で一番変わったのはどのようなところですか?

 一番の変化はLFAの活動を通して自己理解が深まり、結果として物事の捉え方が変わったところだと思います。

 子どもと真正面から向き合うには自分と向き合わなければなりません。それに加え日々の活動の振り返りや研修を通して、自分の価値観や感情の動きの特徴にだんだん気がつくことができるようになりました。以前は自分の個人的な価値観に振り回され、物事のマイナスな面ばかり目についてしまったり、自分の考えを押し出してしまったりすることが多かったと思います。けれど自己理解が進んだ今は、以前より物事を中立的な立場で捉えられるようになり、より物事の良さに気がつけるようになりました。また、自分について知ることは、子どもの素敵な部分を知ることに繋がると実感しました例えば、あるとき、 ある女の子(以下Aちゃん)が、LEGOで遊んでいる男の子(以下Bくん)に、「そんな広げて遊ばないで」と少し強めの口調で言ったことがありました。以前ならば、「そんな言い方ないでしょう」と女の子に伝えてしまったと思います。でも、現在は「そういえば、この前BくんがLEGOを広げて遊んだせいで、居場所拠点内の広場で喧嘩が起きてしまったことがあったな。正義感の強いAちゃんはそれを防ぎたいのかもしれない。」と思いあたることができ、Aちゃんに「この前みたいに広場で喧嘩してほしくないのでしょ?別の言い方で、優しくBくんに伝えてみたら?」と伝えることができるようになりました。

子どもは言動と心情が一致していないことがあります。うわべの言動だけで判断せずに心情まで汲み取ることができれば、口調の強いAちゃんではなく、喧嘩を未然に防ぎたい心の優しいAちゃんに気がつくことが出来ます。このような体験を通して、行動の背景となるそれぞれの心情に思いを及ばすこと、そして自分の思考のパターンを理解することが、子どもの素敵な部分に気がつくための大切な要素であると感じました。

LFAは安心できる居場所を提供することで子どもの成長に貢献するだけでなく、学生自身が成長できる場でもあると思います

・居場所支援拠点で活動する中で、一番印象に残っている出来事を教えてください

 ある男の子(以下、C君とします)の変化が一番印象的でした。

C君が子どもの家に初めてきた時は口数は少なく、ほとんど一人で遊んでいました。また攻撃的なコミュニケーションをしてしまい、他の子どもを傷つけてしまう場面も何度かありました。しかしだんだんスタッフと会話を交わすことができるようになり、気がつけば一人でいることの多かったC君が子ども同士で遊ぶようになっていました。最近はよく他の子どもと一緒に、LEGOを中心とする制作系の遊びをしています。彼はすごく物を作るのが上手で素敵な世界観を持っていて、彼が考えて作った遊びを、子どもたちみんなが楽しく遊んでいた日は今でも鮮明に覚えています。

 彼の変化を通して、子どもにとって、努力や工夫を褒めてもらえる、時には叱ってもらえる、喜怒哀楽を思い切って感じられる、そんな「安心できる居場所」が大切なのだなと実感しましたし、子ども自身が持っている潜在的な成長に対する意思や力は、私が考える以上に堅く大きいものだと思いました
 また、C君は本当に一人の人間として素敵なものを持っていて、僕自身も彼からたくさんのことを学ばせてもらいました。これからも、一人ひとりの子どもと目を合わせて向き合い、お互いに学び合いたいと思っています

・LFAで達成したいことは何ですか?

 子どもたちが素直でいられる、安心できる居場所を作ることです。安心できる居場所があれば、子どもたちは様々なことに挑戦したり、優しい心を持って人に接したりすることができますそのような居場所を作るためには、拠点のスタッフ全員がチームとして協力することが大切だと私は思っています。それぞれの強みを生かして、お互いに支え合う・学び合うことができれば、子どもたちはもちろん、学生にとっても学びのある環境を作ることができます。現段階でも十分素晴らしい環境ではありますが、チームとしてより成熟できるように貢献したいと考えています。また、それが結果としてより安心できる場所に繋がればいいなと思います。

・最後に、参加を迷っている学生に一言お願いします!

 LFAは学生が本気になれる、成長できる、自分の個性を発揮できる、そんな環境であり、日々成長していく子どもを自分の目で見て肌で感じることのできる稀な場所です。

この記事を読んでくださった「あなた」に是非とも参加して頂き、子どもだけでなく学生に対してもたくさんの学びを提供して欲しいと思っています。気になったらぜひLFAに足を運んでみてください!居場所支援拠点で待っています。

 


■社会課題に挑む、学生ボランティア・インターン募集中!
Learning for All では学習支援居場所支援の2つのプログラムで参加学生を募集中です。プログラムへの関わり方もボランティアとインターンの2種類ご用意しています。
まずは以下の画像から、子どもの貧困やLFAの事業内容・プログラムについて説明した動画をご覧ください。

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ぜひ、子どもたちの未来を一緒に応援してください。

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