【新拠点開設のお知らせ】兵庫県尼崎市に関西拠点をオープンしました
この度、認定NPO法人Learning for All (以下、LFA)は2022年7月に、子どもへの支援ニーズが特に高く、また、代表理事・李炯植(り ひょんしぎ)の生まれ故郷である兵庫県尼崎市に関西の拠点をオープンしました。
本拠点では、小学校1年生から中学校3年生を対象に、子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供します。
〈尼崎市拠点オープンの背景〉
尼崎市は全国の先駆けとして、2009(平成21)年12月に『子どもの育ち支援条例』を制定しています。これは国際連合が定めた児童の権利に関する条約に基づいて、尼崎市が独自に作成した条例です。
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この条例にある『子どもたち一人ひとりが大切にされて、たくさんの人に支えられて育つ』という子どもに寄り添ったビジョンと、代表李自身の原体験、さらにはこれまで長きにわたってLFAを応援して下さっているゴールドマン・サックス様のご理解やお力添えが重なり、尼崎市でのLFA拠点オープンにいたりました。
〈尼崎市拠点の特徴〉
尼崎市の拠点は、小学校1年生から中学校3年生を対象に、居場所事業を開始します。
LFAの居場所事業とは、小学生~高校生世代(6 – 18歳)の子どもたちが、安心して過ごせる場所を提供する事業です。その子の個性や保護者さまの状況に合わせた個別の支援計画を立て、一人ひとりに寄り添った支援を行っています。
尼崎市の拠点では、まずは小学校1年生から中学校3年生まで幅広い学年を対象に居場所事業を展開し、地域の特色やニーズをもとに学習支援や食事支援、高校生世代への支援拡大など、必要な支援・サービスを開拓していきます。
さらに、LFAによる直接的な支援だけではなく、地域全体で子どもを支援できるように、尼崎市職員の皆様および、尼崎市に根付いた活動を行う地域NPO団体の皆様との交流・研修会の開催における企画運営のサポートも積極的に行ってまいります。
〈代表 李コメントより〉
故郷である尼崎市にて困難を抱える子どもたちを支援できることを嬉しく思います。尼崎市は子ども支援政策において、日本の最先端をいく自治体でもあり、Learning for Allとしても尼崎市から日本の子ども支援のあるべき姿を示していけるように、貢献していきたいと思います。
〈尼崎地域統括責任者 多田コメントより〉
この度は、尼崎市で事業を開始することになり嬉しく思います。ご支援いただいております皆様のお力添えがあってこそ開始することができました。誠にありがとうございます。これから出会う子どもたちの抱える生きづらさやニーズに合わせて、柔軟に、真摯に、必要な関わりや支援・資源の開拓、官民で子どもを見守る地域づくりに取り組んでまいります。子どもたちの生きる力が育まれ、自分を信じられて自分も周りも大切にでき、自分らしく居られる糧となる居場所を試行錯誤しながら運営いたします。また、子どもたちの声なき声に耳を傾け、子ども自身が声を上げ行動するたくさんの挑戦を応援することをとても大切にしています。この居場所でのいろんな子どもや大人との出会いが、さまざまな体験が、子どもたちの未来の糧となりますように。さまざまな体験を届けるときには、地域企業様・NPO様ともたくさん連携・協働していきたいです。
今後とも官民連携し、サポートが必要な尼崎の子どもたちや家庭を取りこぼすことのないよう支援を届けて参ります。
LFAでは皆さまよりいただいたあたたかいご支援を、子どもたちが生活習慣や知識、学力を身に着け、社会に羽ばたくための支援資金として使わせていただいております。
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