【現場からのストーリー:バスボムづくりに挑戦!】
こんにちは、Learning for All (以下、LFA)コミュニティ推進事業部です。
年の瀬が押し迫り、寒さも本格的になってきた12月上旬、LFAの居場所拠点に通う子どもたち9人が、バスボムづくりに挑戦しました。
教えてくださったのは、LFAの活動を長きにわたって応援してくださっている日本オラクル株式会社のボランティア(以下、オラクルボランティア)の皆さま。これまでにも「子どもたちにいろいろな体験をしてほしい」という思いのもと、社員有志の方々が集まって、季節にちなんだハンドクラフトのワークショップを実施してくださったり、子どもたちが今後につながる発見やこれまでにない挑戦の機会を得られるように、毎回様々な工夫を凝らしてイベントを設計してくださったりと、ご協力頂いています。
この日のワークショップは、お風呂の歴史やよさについて学ぶところからスタート。「お風呂はいつ日本にやってきたのか」「お風呂でリラックスできるのはなぜか」というクイズに、子ども同士で話し合いながら、元気に解答していきます。
そして、バスボムが溶ける原理やその材料についても説明していただき、実際にバスボムがシュワシュワ溶けていく様子を楽しみました。子どもたちは、学んだことを実際に自分の目で見て体感することで、バスボムづくりに対する関心をますます高めていました。
そしていよいよバスボムづくり。バスボムづくりの工程は、①デザインを決める②色の調合をする③バスボムの粉に色をつける④型に入れて固めるの4ステップ。
①バスボムのデザインを決める
まず子どもたちは、「どんなバスボムの形にしたいのか」「何色のバスボムにしたいのか」デザインを書くところから開始。溶けた時にきれいな色になるように色の組み合わせを工夫したり、カラフルなデザインのバスボムにしたりと、子どもたちのそれぞれのこだわりが見られました。
②色の調合をする
次は、バスボムにつける色の調合。色合いの調整が自由にできたので「どのくらいの濃さがいい?」「何色と何色を混ぜると黒が作れるかな?」など、子どもたちはコミュニケーションを取り合いながら作業を進めていきます。
③バスボムの粉に色をつける
さらに粉状のバスボムに調合した色を混ぜ、水分を足しながらバスボムの硬さを調整していきます。そこで、水分量の加減に難航。水を入れすぎるとバスボムが溶け始めてしまうので、オラクルボランティアの方にも確認しながら「もう少しかな?」「これはいい感じ!」と試行錯誤している様子が見られました。
④型に入れて固める
最後は型詰めです。バスボムの色がグラデーションになるように一層一層異なる色を詰めたり、溶けたときのイメージに合わせて色にこだわったりと、子どもたちはお気に入りのバスボムになるように、工夫していきます。それぞれが時間ギリギリまでこだわって作業していたため、納得のいくバスボムができたと喜ぶ声も。完成したバスボムはきれいにラッピングをして家までお持ち帰り。一晩乾燥させてから使うことができるので、です。子どもたちは実際に溶かしてみるのをとても楽しみにしていました。
今回のワークショップは、バスボムづくりを楽しみながら、お風呂について学んだり、色の調合を体験したりと、子どもたちにとって新しい気づきや発見を得ることのできる時間になったと思います。自分で作ったバスボムを使ってみることで、子どもたちもお風呂時間がよりいっそう楽しいものだと感じるようになるのではないでしょうか。「イベントを通じていろいろなことを体験してほしい」というオラクルボランティアの皆さまの思いが、子どもたちにも届いたようです。
オラクルボランティアの皆さま、本当にありがとうございました!