【支援開始のお知らせ】ソーシャルワーカーを活用した孤独・孤立した困窮世帯への包括的支援

最新のお知らせ
ソーシャルワーカーを活用した孤独・孤立した困窮世帯への包括的支援

いつも子どもたちへの温かいご支援ありがとうございます。
特定非営利法人 Learning for All は、令和3年度の厚労省助成事業として「ソーシャルワーカーを活用した孤独・孤立した困窮世帯への包括的支援」を実施いたします。

事業概要は下記の通りです。

【事業概要】

■事業名
「ソーシャルワーカーを活用した孤独・孤立した困窮世帯への包括的支援事業」

■事業実施目的
支援をすでに展開している関東3都県において、新型コロナウイルス感染拡大を機に今まで以上に地域で孤独・孤立が深まっている子どもがいる貧困世帯を対象に、①団体専従のソーシャルワーカーが客観的に評価・分析を行い、必要な支援を届けるために支援方針を策定・実行・継続的な観察を行う。その中で、特に食事の提供ニーズが高い世帯に対しては、②フードパントリーなどの手段を用いて食料の提供を実施する。さらに、相談支援のニーズの高い世帯には、③SNSを活用した世帯への情報発信・保護者の相談支援を行う

■事業内容
東京都葛飾区、板橋区、埼玉県戸田市、茨城県つくば市において、新型コロナウイルス感染拡大の影響により孤独・孤立が深まる困窮世帯の子ども・保護者を対象に以下の①〜③の支援を月のべ1,030名、年間のべ10,300名に提供する。

 ①   月のべ430名、年間4,300人を対象とした子どもの継続的な観察の実行、必要なケースの評価や分析・支援方針の策定・実行

 ✓   団体のソーシャルワーカーが、東京都葛飾区、板橋区、埼玉県戸田市、茨城県つくば市の合計24の居場所づくり・学習支援・子ども食堂の現場と連携しながら支援を展開する

 ✓  コロナウイルスの感染拡大に伴い孤独・孤立が深まり、置かれている状況が不安定になっている子ども・保護者が多いことから、必要なケースに対して評価や分析を行い、支援方針を策定する

 ✓   策定した支援方針はソーシャルワーカーと居場所づくり・学習支援・子ども食堂の現場職員が連携しながら実行する。また、必要に応じて地域・学校・行政の関係者・支援者と連携して支援を進める

 ✓   特に困難度が高く、支援を進めるために高い専門性を求められるケースが発生することが予想されるため、スーパーバイズ(※)の経験があり、大学や現職教育でも教鞭をとるベテランソーシャルワーカーをチームに加え、合計4名で支援を展開する
※スーパーバイズ:経験が長いソーシャルワーカーが経験が比較的浅いソーシャルワーカーに指導、助言、援助すること

 ✓   ソーシャルワーカーの支援実践については、担当者を置きマニュアル化・研修開発を進め、新規入職予定のソーシャルワーカーや現場職員も参照できるものとし、支援現場全体の支援力の底上げを図る

②   月のべ100世帯(子ども・保護者400名)、年間のべ4,000名を対象とした21年6月〜22年3月の10ヶ月間のフードパントリーの実施

✓   東京都葛飾区、埼玉県戸田市において、地域の社会福祉協議会や民生・児童委員、その他子ども支援を行うNPOと連携し、それぞれ月1回のフードパントリーを実施し、孤立した困窮世帯計100世帯(子ども・保護者400名)への食料など生活物資の提供を行う

✓   毎回の支援でアンケートを実施し、受益者の声を反映して支給物資を改善する。また、アンケートの中で支援ニーズをキャッチする工夫を行い、必要があれば他の支援につなげるようにする。

 ③   月のべ200人、年間のべ2,000人の保護者を対象とした21年6月〜22年3月の10ヶ月間の継続的な情報発信・相談支援の実施

✓   東京都葛飾区、板橋区、埼玉県戸田市、茨城県つくば市の合計24の居場所づくり・学習支援・子ども食堂の現場で特に相談支援のニーズが高い世帯に対してSNSを通じて定期的に支援情報の発信を行う

✓   情報発信と同時にSNSを通じて相談支援を受け付け、支援現場でキャッチした支援ニーズと合わせてソーシャルワーカーが相談支援を行い、必要があれば行政の窓口など他の資源につなげる

✓   情報発信と相談支援合わせてのべ200人の保護者に対して継続した支援を行う

■事業を実施することにより期待される効果

✓  孤独孤立の状況に置かれ、特に支援が必要な子ども・保護者の早期発見

✓  ソーシャルワーカーと現場職員が連携し継続して支援を行うことでの特に支援が必要な子ども・保護者の状況の改善

✓  ソーシャルワーカーの業務のノウハウをまとめることでの団体の支援の効率化

Learning for All はすべての子どもたちが自分の可能性を信じ、 自分の力で人生を切り拓くことのできる社会の実現を今後もは目指して活動してまりいます。
支援を必要とするひとりでも多くの方に本件を知っていただくためにも、報道関係の皆さまはお力添えの程よろしくお願いいたします。

【特定非営利活動法人 Learning for All の活動概要】

「子どもの貧困」を本質的に解決するために、下記の3つの事業に取り組んでいます。

1.<一人ひとりに寄り添う>
困難を抱える6~18歳の子どもが自立するまでを、早期から切れ目なくサポートする、居場所づくり・学習支援・食事支援・保護者支援などを通した『地域協働型子ども包括支援』の実践。

2.<仕組みを広げる>
『地域協働型子ども包括支援』の全国展開を目指した、ノウハウ提供・共有プラットフォームの運営。

3.<社会を動かす>
現場での支援活動や全国の子ども支援団体とのネットワークづくりを通じた、普及啓発・人材育成・政策提言活動。

引き続き、特定非営利法人 Learning for All をよろしくお願いします。

【お問い合わせ】
特定非営利活動法人 Learning for All
団体公式HP:https://learningforall.or.jp/
お問い合わせ:https://learningforall.or.jp/contact/
担当:入澤