「大学生ボランティアの提案で支援の幅が広がる」子ども支援の最前線!居場所づくりの拠点長が語るLFAとは?

インタビュー・コラム
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みなさん、こんにちは!

ボランティア採用チームの勝又です。

本記事では、Learning for All (以下、LFA)の子ども支援事業部で居場所づくり拠点の運営をしている大森さんをご紹介します!

 

「LFAにはどんな人がいるんだろう?」

「拠点ってどんな雰囲気なんだろう」

「どんな活動をするのか具体的に知りたい」

そんな皆様の声にお応えして、学生ボランティアとともに、最前線で子ども支援をしている大森さんにたっぷりお話を伺ってきました。

ーまずは、大森さんの自己紹介をお願いします!

こんにちは。

Learning for All 子ども支援事業部の大森景生(おおもり けいな)です。

ーこれまでのご経歴を教えてください!

わたしは、高校卒業後にカナダの大学に進学して保育士免許を取得しました。

卒業後は、児童発達や教育に関わる企業に就職をしようと考えていたのですが、さらに対象年齢を広げた子どもたちの支援をしたいという思いから、同じ大学の別の学部に進学をしました。

Child and Youth Careという学部なのですが、日本には同じような学部はなく、いわゆるソーシャルワークやスクールカウンセラーを目指す人たちが多くいる学部です。

在学中は、自閉症の子の支援をする児童発達指導員として働いていました。そして、卒業後は児童指導員としても続けつつ、子どもと家族の支援を目的とするNPO法人に就職しました。

ーなぜ、日本ではなくカナダの大学を選んだのですか?

主な理由は2つあります。

まず、インクルーシブ教育の考えが日本よりも進んでいると感じたからです。

そして、日本でも学べる分野を学びながら英語も身につけることができる環境も魅力的に感じカナダに行くことに決めました。

ー学生時代から子ども支援活動に積極的に関わっていた大森さんですが、LFAとはどのように出会ったのでしょう?

日本に帰国したとき、せっかくだから前職と同じ分野であったり大学で学んだ分野を仕事にしたいと考えていました。そのとき、たまたまLFAの求人募集を見つけたんです。

LFAが掲げるミッション「子どもの貧困に、本質的解決を。」に共感しましたし、何より地域協働型子ども包括支援※1の取り組みに力を入れている点に魅力を感じました。

わたし自身、人との繋がりが希薄化されている現代に課題感を感じており、地域と一緒に支援をしていこうというLFAの活動に共感しました。

 

※1地域協働型子ども包括支援:6歳から18歳までの子どもたちが地域の中で切れ目なく必要な支援を受けることの出来る支援モデル。

ー現在はどういったお仕事をされていますか。

今は、板橋区にある拠点の運営をしています。

2つの拠点に関わっているのですが、1つの拠点では不登校の生徒に対する別室登校※2の運営をしています。

ここでは、困難を抱える子どもや学校に行きにくい子どもを対象に、「ほっとできる居場所」を一緒に作っていこうと活動をしています。

 

※2別室登校:教室に行きづらい子どもたちが、教室ではなく別室に通い、学習をしたり友だちと交流したり、教員から支援を受ける仕組み。

(出典:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/futoukou/main.ht)

 

もう1つの拠点は、地域センターの中での支援になります。

児童館のようなイメージの拠点で、地域の子どもであれば誰でも訪れることができます。私たちは来てくれる子どもたちと関係性を構築していくなかで、支援を必要としていそうな子どもがいれば、適切な支援に繋いでいく活動もしています。

ー拠点はどういった雰囲気でしょう?

プログラム毎に参加するボランティアが異なるので、真面目に課題に取り組み場面や、一緒に楽しく遊ぶなど都度雰囲気は変わります。

前回のプログラムは、子どもたち同士もスタッフ同士も仲が良くて、本当に居場所になりつつある感じがしました。

居心地が良いからこそ、「やってみたい」ということを言い出せる雰囲気があり、子どもからもボランティアからも「次はこういう活動をしてみたいです」という声がたくさん上がりました。

ボランティアに参加する学生自身が、どう拠点に関わっていきたいかで雰囲気は変わってくると思います。

活動に参加する中で、ボランティアにも目標設定をしてもらっているので一緒に考えていきましょう。

ーボランティアに参加したら、具体的にはどのような活動をするのでしょう?

わたしが担当している拠点では、中高生の対応がメインになります。

今は部活動として週2回、楽器バンド部やストリーマー部、人狼部、勉強進路部など子どもたちがやりたいことに一緒に取り組むような活動をしています。

最近では、ボランティアの学生が「子どもたちとこんなことができないか」と提案をしてくれるなど、アクティビティの幅が広がっています。

ときに、子どもと一緒に志望校のリサーチをしたり、子どものゴールを一緒に見つけるといった、学習支援のようなサポートもしています。

ー大森さんがボランティアの学生と接する上で、大事にされてることはありますか?

わたし自身、上下関係が苦手なのでフランクな雰囲気を作っていきたいと思っています。

それこそ、カナダだとやっぱり日本よりもフランクなんですよね。

また、自己開示をすることも心がけています。

ボランティアに対しても、「子どもに自己開示をしてね」とお願いをしているのですが、わたし自身も意識しています。

時には、親近感を持ってもらうために弱みを見せるということも大切だと思っています。

ー応募を迷っている学生に向けてメッセージをお願いします!

子どもと関わることは本当に楽しいですし、学ぶことも多いと思います。

また、ボランティアに参加している学生同士の交流から学べることもありますし、研修や活動を通して新たな自分を見つけることもあります。

もし迷っているのであれば、ぜひ参加してほしいと思います!

 

本記事では、子ども支援事業部の大森さんにお話を伺いました。

インタビューでは、ボランティア活動だけではなく、大森さんのご経歴などもお伺いすることができました。

 

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詳細は、ボランティア採用サイトをご確認ください!