「子どもだけではなく、大学生ボランティアにもハッピーを」子ども支援事業部マネージャーが語る!LFAのボランティアとは?

インタビュー・コラム
山下昴_アイキャッチ

みなさん、こんにちは!
ボランティア採用チームの勝又です。

本記事では、Learning for All(以下、LFA)の子ども支援事業部でマネージャーをしている山下さんをご紹介します!

「LFAにはどんな人がいるんだろう?」
「拠点ってどんな雰囲気なんだろう」
「どんな活動をするのか具体的に知りたい」

そんな皆様の声にお応えして、子ども支援の最前線である拠点運営に関わり、現在はマネージャーとしてバックアップをしている山下さんにたっぷりお話を伺ってきました。

学生時代から現在まで、子どもへの熱い思いを持ったきっかけに迫ります

ーまずは、簡単に自己紹介をお願いします!

山下昴(やました すばる)と申します。
現在、子ども支援事業部の学習支援拠点でマネージャーをしております。
LFAには、昨年の4月に入職をし、葛飾区にある学習支援拠点で拠点長として勤務していました。

その後、12月からマネージャーをしています。

ー学生時代も含め、これまでのご経歴を教えてください。

学生時代は、教育学部の児童教育学科に在籍をしており、卒業時には小学校・幼稚園の教諭免許を取得しました。
しかし、自分のやりたいことの棚卸しをする中で、大多数の子どもたちに何かを教え、導くというよりは、大多数からこぼれ落ちてしまうような子どもたちにケアとか安心を届けていきたいと考えました。
そのため、学校教諭のような公教育ではなく自身のやりたいことと一致するNPO法人への入職を決めました。

ーなぜ子どもや教育に興味を持ったのでしょうか?

鋭い質問ですね(笑)

大きな理由として、「子どもたちは宝」という価値観を持っているからです。
人材という意味ではなく、守らなければならない大事な存在ということは高校時代から学校などで言われており、大事にしている価値観の1つです。

ー卒業後は、どういった進路に進まれたのでしょう?

1社目は、同性愛やトランスジェンダーなどの性的マイノリティについての研修や啓発をするNPO法人で働いていました。
このNPO法人はもともと学生団体で、わたし自身も学生のときからここに参加していたんです。

教育事業部のマネージャーとして、全国の学校や教育委員会、自治体や企業などを対象に多様性や人権に関する研修や講演をしていました。ときには、子ども向けに「普通ってなんだろうね」と一緒に考えるような授業を実施することもありました。

ー先ほど、「大多数からこぼれ落ちてしまう子どものケアをしたい」とおっしゃっていましたが、まさにそこに直結するようなお仕事をされていらっしゃったんですね。
2社目はどういったお仕事をされていたのでしょう?

2社目は、障がいを持つ人を支援している民間企業に入社をしました。
幅広く障がい者支援を行っており、主には発達障害の子どもたちが通う教室と、精神疾患を抱えた大人の就労支援という2軸で活動している企業です。
わたしは、0歳から18歳までの子どもが通う教室の教室長をしておりました。

ーLFAにご入職したときは、どういったことを考えられていたんですか?

これまで子ども支援のキャリアを歩んできて、「子ども支援を仕組みづくりや組織づくりから支えられる人になりたい」と考えるようになりました。

そう思うに至ったのは、1社目のNPO法人での経験が大きいです。
学生の頃から所属していたということもあり教育事業部マネージャー兼理事という立場で関わっていたのですが、組織の経営という部分で役に立てていない感覚があって。すごくもどかしさがあったんですよね。
そこから、社会を変えたいと思っている団体や人のバックアップをしていきたいと思うようになりました。

子どもへの思いはあるけれど、ノウハウが少なく持続可能な活動にならないというのはすごくもったいないことだと思っています。
わたしは、その辺りの知識を身につけて子ども支援団体のバックアップをすることで、自分が直接手の届かない各地域の子ども達にも寄与したいなという思いがあります。

「できるようになったことも数えてほしい」大学生ボランティアとともに作り上げる子ども支援

ー拠点はどういった雰囲気で活動されていますか?

わたしがいる拠点は、学習支援拠点ではありますが、子どもたちが求めているものが学習だけかと言われるとそういうわけではなく、居場所や繋がりを求めている子もすごく多いと思っています。
ですので、学習以外にも一緒に過ごすということを大切にしている拠点だと感じています。

具体的には、子どもと一緒に鬼ごっこをしたり、UNOやジェンガやお絵描きなどさまざまなことをして過ごしています。
また、ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントも大切にしています。
LFAにきてくれる子どもたちは、経済格差から機会格差や体験格差など、派生したところにも困難を抱えていることがあります。
ですのでみんなで季節のイベントを一緒に過ごすということも、学習支援と同じくらい大切にしているんです。

ー大学生ボランティアと接するときに大事にしていることはありますか?

大きく2つあります。
1つ目は、子どもたちだけではなく大学生ボランティアにもハッピーを届けたいと思っています。
というのも、何かしらの原体験があってLFAにたどり着いてくれた方が多いと感じているんです。
例えば、自分も子どもの頃に辛かったり、寂しかった思いをしたからこそ、大人になって子どものそばにいてあげたいと思って参加している方がいます。
反対に、自分は比較的恵まれた環境で育ったことに気づき、何か子どもに対して支援をしたいと参加をしてくれる方もいます。

活動の目的としては、子どもたちに寄与するというところは変わらないです。
ただ、自身の過去ではできなかったことを、今の子どもたちにするという意味で過去の自分をケアするような機会になれば嬉しいです。

もう1つは、「できなかったところだけではなく、できるようになったことも数えてほしい」と日頃から伝えています。
LFAに集まってくれる大学生ボランティアは、すごく真面目でストイックな方が多いんですよね。「もっと良くするためには」という視点でを振り返ってくれるのですが、それによって「今の自分は全然できていない」と自己肯定感を低くしてしまうことは避けたいと考えているんです。

活動に参加していると、自分でも気づかない間に成長していることってたくさんあると思っています。できるようになったことを数えるというのは、大学生のみなさんにも大事にしてほしいし、職員としてもその眼差しは大切にしたいと思っています。

ー最後に、ボランティア参加を迷っている学生に向けてメッセージをお願いします!

まずは、こちらのページにアクセスしてくださりありがとうございます!
きっと、いろいろな思いがあってここにたどり着いてくださったのではないかなと思っています。

はじめての環境に飛び込むときは、緊張や不安もあると想像しています。
しかし、今までの大学生ボランティアの皆さまもみんな同じところからスタートして、ともに試行錯誤しながら、子どもたちに寄り添った支援を行ってきました。
少しでも飛び込んでみようかなと考えている方はぜひわたしたちの仲間になってもらえたら嬉しいです!

子どもたちに安心できる空間を届けるために、一緒に考えて、一緒に悩んで活動していきましょう。
そして、皆さま自身のこともぜひ教えてください。大学生ボランティアの方に一生物の経験を届けるということも大事にしたいと思っています。
あなたのご応募をお待ちしております。

 

本記事では、子ども支援事業部マネージャーの山下さんにお話を伺いました。
インタビューでは、子どもに対する思い、そして大学生ボランティアに対する熱い思いをお伺いすることができました。

Learning for All では、現在大学生ボランティアを募集中!
詳細は、大学生ボランティア採用サイトをご確認ください!