【現場からのストーリー】暑中見舞いを作ろう!

活動レポート
現場ストーリー_暑中見舞いをつくろう

こんにちは、Learning for All (以下、LFA)コミュニティ推進事業部です。
夏の暑さも厳しさを増す8月の上旬、居場所拠点に通う小中学生の子どもたち5人が、押し花やちぎり絵などを使った暑中見舞い作りに挑戦しました。

教えてくださったのは、日本オラクル株式会社のボランティア(以下、オラクルボランティア)のみなさん。長きにわたってLFAの活動を応援してくださっている企業の社員有志の方々です。
「子どもたちにいろいろな体験をしてほしい」という思いのもと、これまでにも季節や行事などにあわせたハンドクラフトのイベントを実施してくださっています。また、つくって楽しむだけでなく、子どもたちが何か新しいことを経験したり学ぶ機会にもなるようにと、毎回様々な工夫を凝らしてくださっています。

この日のクラフトイベントは、暑中見舞いについて学ぶところからスタート。
まずは「暑中見舞いは何のために送るのか?」を、オラクルボランティアの方にご説明いただき、二十四節季についてや、郵便の仕組みなどについて、クイズを交えて楽しく学びました。

また、使用済み外国切手の鮮やかなデザインを見ながら、世界の国々にも思いを巡らせました。
子どもたちも、切手の値段や郵便局の数など、難しい問題にも真剣に考えている様子が見られました。

【写真】オラクルボランティアの方からの暑中見舞いについての説明を真剣に聞く様子

続いて、暑中見舞い作りが始まりました。
今回は押し花やちぎり絵を使ってはがきを自由にデザインしていきます。
説明を受けたのち、会場に来ていただいたオラクルボランティアやLFAスタッフと一緒に制作に取り掛かりはじめると、「どの花を使おうかな」「色を統一してみよう」などと、子どもたちは自らデザインを決め、真剣に作業に取り組んでいました。

【写真】暑中見舞いと一緒に作った本のしおり

子どもたちは次々に暑中見舞いを完成させていきました。中には、暑中見舞いだけでなく、押し花の作品をたくさん作る子も。子どもたちは、オンライン参加のオラクルボランティアの皆さんにも、出来上がった暑中見舞いを見せたり、工夫したポイントやデザインなどについて話したりしました。
イベントが終わった後も、周りの子どもたちや、お迎えに来た保護者の方に誇らしげに自分の作品を見せていました。

後日、オラクルボランティアの皆様から素敵な暑中見舞いが届き、子どもたちは「自分に届いて嬉しい」「返信してみようかな」などとても喜びを感じている様子でした。

暑中見舞い作りを楽しみながら、日本の風習や郵便の仕組みなど、普段あまり馴染みのないテーマについて、いくつもの気づきや発見をすることができました。
また今回のイベントを通じて、「誰かを想いやってメッセージを届ける・受け取る」ということを体験できました。

オラクルボランティアのみなさまの「イベントを通じて様々なことを経験してほしい」「イベントを思いっきり楽しんで欲しい」といった想いが、子どもたちにしっかり届いたようです。

オラクルボランティアのみなさま、ありがとうございました!