【イベントレポート】「非営利団体向け実践型プロジェクトマネジメント研修」全6回が修了しました

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第6回_研修

「ゴールドマン・サックス 地域協働型子ども包括支援基金(以下、本基金)※」にて採択された子ども支援団体の伴走支援を担うLearning for All(以下、LFA)は、採択団体が活動の中で得たノウハウや学びを団体間で共有したり、互いの知恵を出し合いながら課題解決に共に取り組みたいという思いのもと、研修などの学び合いの機会を作っています。
※本基金の詳細は記事の最後をご覧ください

その取り組みの一環として、みらいのたね合同会社 大津真一氏を講師としてお招きし、本基金採択団体およびLearning for Allの職員を対象に「非営利団体向け実践型プロジェクトマネジメント研修(以下、本研修)」を実施しました。

本研修は、約5ヶ月間・全6回にわたる研修の中で、非営利活動に必要となるプロジェクトマネジメントスキルを講義と実践ワークを通じて学ぶ内容になっています。
本基金採択団体およびLearning for Allの職員の合わせて約40名が参加し、下記のテーマを学びました。

第1回:プロジェクトマネジメント概要・立ち上げ
第2回:プロジェクトの計画
第3回:プロジェクトの実行
第4・5回:プロジェクトの実行のフォローアップ
第6回:プロジェクトの振り返り

今回のイベントレポートでは、第5回・第6回の研修の様子をお伝えします。

第5回目の研修では、プロジェクト実行のフォローアップとして、参加者同士でこれまでのプロジェクトマネジメントの実践事例や悩みについて共有し、お互いの悩みを理解し合ったり、解決するためのアドバイスやアイデアを出し合いました。

※研修時に使用したディスカッションノート

研修を通じて、参加者からは、
「同じような悩みをもっていると実感できたこと、またそれぞれが悩みながらも工夫をして前に進んでいる様子が感じられて刺激になりました。」

「みなさんの試行錯誤のご様子から『強い責任感』がひしひしと伝わり刺激になったのと同時に、同じような悩みもあり『一人じゃないんだ』という連帯感というか、安心感が得られました。」
などの感想がありました。

また、最終回となる第6回目の研修では、プロジェクトの振り返りのポイントについて講義を受けたあと、プロジェクトの振り返りシートを使って、これまでのプロジェクト実践を振り返るワークを実施しました。

※講義の様子

また、約5ヶ月間・全6回にわたる研修全体を振り返り、頑張ってきた自分自身や一緒に研修を受講した仲間を称賛し合いました。

参加者からは、
「これまでプロジェクトマネジメントの考え方やツールなどさまざまな学びがありましたが、振り返りや最終回の動画をみて、改めてプロジェクトは人を動かすものであり、気持ちやモチベーションの保ち方や盛り上げ方に対する工夫も必要だと気づきました。なかなか自分自身でも多忙になるとモチベーションの維持が難しいこともあるのですが、意識して自身やメンバーのマインドを調整していくと仕事が上手く楽しくできそうだと学びました。」

「団体内だけでなく、他団体と一緒に学べたことが価値のあることだと感じた。似たような課題に向き合う人同士が一緒に学び会える場だったからこそより深い学びになった。」
などの感想が寄せられました。

※研修参加者の皆さん(一部)

団体の垣根を超え、子ども支援に取り組む仲間として、本基金採択団体とLearning for Allの職員同士で学び合ったり、思いや考えを共有し合ったりすることは、日々の活動の役に立つ新たな視点や気づきを得たり、団体のエンパワーメントに繋がると感じました。

本基金を通じて、採択団体の職員の方と繋がり、一緒にスキルアップや課題解決に取り組めることを大変嬉しく思います。

これからもLearning for All では、「ゴールドマン・サックス地域協働型子ども包括支援基金」や「こども支援ナビ」を通じて、子どもたちを支える実践者と繋がり、学び合うような関係を全国で作っていきたいと考えております。

■みらいのたね合同会社 公式HP
https://www.mirainotane.org/

■ゴールドマン・サックス地域協働型子ども包括支援基金 公式HP
https://learningforall.or.jp/gschildfund/

■こども支援ナビ
https://childsupport-navi.com/

■NPO法人 Learning for All 公式HP
https://learningforall.or.jp/

「ゴールドマン・サックス地域協働型子ども包括支援基金」について
LFAは2014年の活動開始から困難を抱える子どもや家庭に向き合う中で、既存の子ども支援政策やいちNPOの支援だけでは子どものニーズを質量ともに満たすことが難しいと考えてきました。そこでLFAがモデルづくりを進めてきた「地域協働型子ども包括支援」のノウハウをもとに、全国で子ども支援に関わる団体の活動を資金と研修や伴走支援などの非資金的でも応援・推進したいと思い、ゴールドマン・サックス様、パブリックリソース財団様のご協力を得て、2021年5月に「ゴールドマン・サックス地域協働型子ども包括支援基金」を発足しました。

■基金公式HP:https://learningforall.or.jp/gschildfund/