【活動報告】2022年度居場所支援拠点春期プログラムの事前研修を行いました!

活動レポート
22春_居場所事前研修画像_全体

皆さんこんにちは、学生採用インターンの数山です。

Learning for All (LFA)は先日4/16(土),4/17(日)に春期プログラムの事前研修を行いました。今回は居場所支援の研修の様子をお伝えします。

なお、今回もコロナウイルス感染拡大防止のため、Zoomを使用したオンライン研修という形で実施いたしました。

事前研修1日目には、 LFAの掲げるビジョン・ミッション、遊びを通じた子どもとの関わり方、自己認知を深める方法、学びと成長を続けるための振り返りの方法といった幅広い内容を、事前研修2日目には、各現場の拠点情報や生徒情報の共有、子どもとのコミュニケーションの実践等の内容を扱いました。

この2日間を通じてプログラムに参加する学生ボランティアに対して、困難を抱える子どもたちと関わるのに必要なスキルとマインドセットを身につけてもらうことを目指しています。

今回は事前研修の2日目に参加し、見学した内容についてお伝えしていきます。

 

チームで考え、チームで子どもと向き合う

研修2日目は、学生ボランティアが参加する拠点情報とそこに通う生徒情報の共有から始まりました。「なぜこの拠点で支援を行うのか?」「拠点では何を大切にしているのか?」等の拠点情報がLFAのスタッフから共有され、学生ボランティア一人ひとりが「どのようなサポートを行えばよいのか」を考える時間となりました。

生徒情報共有では、子どもの好きな遊びから抱える困難まで、実際に今まで拠点の子どもと関わってきたスタッフの話からこれからの活動イメージを膨らませます。

情報共有の途中には、参加した学生ボランティアから「拠点が目指す居場所の姿とは?」「生徒のニーズとは?」等といった質問が活発にあがりました。ボランティアが疑問に思ったことを拠点全体に共有し、解消することで、同じ拠点のメンバーの目線を少しずつ揃えていきました。

 

「相手を受け入れる練習」が現場での子どもとの関わりにも生きてくる

実際に生徒と関わることを想定し、コミュニケーションの実践を行いました。この研修ではアサーションとDo, Think, Feel, Want (DTFW) という2つのスキルを学びます。アサーションとは「相手も自分も大切にする」自己主張であり、DTFWは自分や子どもの行動の背景にある想いを理解するための考え方です。講義の間、学生ボランティアは懸命にメモをとり、コミュニケーション方法を学んでいました。

知識を入れた後はいよいよ実践です。アサーティブなコミュニケーションをするために、「一度決めたルールは変えるべきではないか、変えても良いか」というテーマについて「相手も自分も大切に」しながら学生ボランティア同士で対話をしました。

参加した学生ボランティアからは、「アサーティブなコミュニケーションを心がけるだけで、穏やかな会話になり、相手の意見にもなるほどと思える。」という感想が出ました。

 

 

LFAの居場所支援活動では、子ども一人ひとりと対話し、子どもの自立をサポートすることで子どもの貧困の解決を目指しています。今回の研修で、これから活動する学生ボランティアは、子どもたちの「居場所」になるための第一歩を踏み出せたはずです。

現在、夏期居場所支援プログラムのボランティア、また、夏期学習支援プログラムのボランティア教師を募集しています!

「成長したい!一緒に活動してみたい!」という方は、ぜひ、エントリーお待ちしています。