【活動報告】学習支援拠点夏期プログラムの事後研修を行いました!

活動レポート
22秋事後研修記事写真_集合写真

皆さんこんにちは、学生採用インターンの数山です。

Learning for All (以下、LFA) は先日8/28(日)に夏期プログラムの事後研修を行いました。今回は学習支援の研修の様子をお伝えします。

なお、今回もコロナウイルス感染拡大防止のため、Zoomを使用したオンライン研修という形で実施いたしました。

この事後研修では、夏期プログラムを振り返り、改めて「子どもの貧困」について深く振り返ることで、社会課題の当事者として新たな一歩を踏み出すことを目的としています。

今回は事後研修に参加し、見学した内容についてお伝えしていきます。

 

振り返り、次の一歩を踏み出す

研修はプログラムの振り返りから始まりました。子どもとの関わりを通して、「達成できたこと、課題だと感じたこと」「その要因は何か」などの観点から振り返ります。学生ボランティアにとって、このプログラムがどのような意味を持つものだったのか考える時間となりました。

活動する中で課題だと感じたことの要因を考える際には、「あの時自分は何をしていたのか」という自分自身の振り返りだけでなく、「子どもはこのような状況に置かれていたのではないか」という子どもの周りの環境についても考えます。自分で振り返りをした後には、同じチームで活動してきた仲間と対話を行い、より考えを深めていきました。

学生ボランティアの中には、「もっとできることはないのか」とプログラムに参加し、振り返りをしたからこそ生まれた葛藤を抱く方もいました。しかし、だからこそ「これからも自分にできることは何か考えることをやめたくない」と、次の一歩を明確化していました。

 

「子どもの貧困」とは何か?

次の時間は、改めて「子どもの貧困」に対する理解を深める時間となりました。子どもの貧困の捉え方に関する理論のインプットや自ら考えるワークを通して、「『子どもの貧困』とは何か?」を学生ボランティアそれぞれが考えます。

実際に子どもと関わってきた学生ボランティアは、「『子どもの貧困』とは何か?」という問いに対して、子どもの貧困は経済的な困難に加えて「子どもの可能性が狭められてしまうこと」「目に見えにくい問題」などの課題も抱えるものだと述べていました。

学生ボランティアは、子どもの貧困についての理論を学ぶことを通じて、捉え方によって「貧困とは何か?」が変わることやその人の持ちうる力によって必要な支援が変わることを知り、ワークを通じて当事者の声を拾う難しさを痛感したようでした。
「『子どもの貧困』とは何か?」「LFAの活動の存在意義は何か?」を問い直す機会となりました。

 

LFAの学習支援活動では、子ども一人ひとりにあった学習環境を作り出すことで子どもの貧困の解決を目指しています。

現在、秋期居場所支援プログラムのボランティア、また、秋期学習支援プログラムのボランティア教師を募集しています!
https://learningforall.or.jp/volunteer/

「成長したい!一緒に活動してみたい!」という方は、ぜひ、エントリーお待ちしています。