「人生において良い経験を積めるプログラムだと思います」学習支援拠点の拠点長にインタビュー!
みなさん、こんにちは!
ボランティア採用チームの勝又です。
本記事では、Learning for All (以下、LFA) 学習支援拠点 拠点長の平田さんをご紹介します!
「LFAにはどんな人がいるんだろう?」
「拠点ってどんな雰囲気なんだろう」
「どんな活動をするのか具体的に知りたい」
そんな皆様の声にお応えして、大学生ボランティアとともに、最前線で子ども支援をしている平田さんにたっぷりお話を伺ってきました。
元大学生ボランティアの平田さん!学生時代を振り返っていただきました
ーまずは自己紹介をお願いします!
Learning for All の学習支援拠点で拠点長をしている平田 彩(ひらた あや)と申します。
ーこれまでのご経歴を教えてください。
LFAにはじめて出会ったのは大学1年生の頃です。
2019年にLFAでボランティアをはじめて、その後に学習支援拠点のインターンになりました。そこから中学校内の学習支援拠点の責任者をしたり、居場所づくり拠点のインターンをしたりと学生時代はLFAに関わり続けていました。
2023年度に新卒で入職し、現在は学習支援拠点の拠点長、居場所づくり拠点のスタッフ、そしてこども家庭庁の事業にも関わらせていただいています。
ー現場を含め、さまざまなことに関わっているんですね!
拠点でのお仕事は主にどういった内容でしょうか?
1つは、拠点のインターンのマネジメントやサポートです。
大学生ボランティアの育成をインターンが担当しているので、そのサポートに回っています。
もう1つは、保護者さまとコミュニケーションをとったり、各ステークホルダー(学校・行政の子ども総合センターなど)の方と打ち合わせをしたりといった業務もあります。
ーこども家庭庁の事業にも関わっているとのことですが、こちらはどういったことをされているのでしょう?
こども家庭庁の「こども若者★いけんぷらす」※1という事業に関わっています。LFAはこの事業のサポーターとして参加しているんです。
具体的な関わり方としては、「こども若者★いけんぷらす」の運営に参加しているこども若者(みんなのパートナーぽんぱー)の活動がうまく進むようにサポートをしています。
ときには、こども家庭庁の方に「こうすれば更に事業が良くなる」というようなフィードバックをすることもあります。
※1 こども若者★いけんぷらす・・・こどもや若者が様々な方法で自分の意見を表明し、社会に参加することができる、新しい取組。(参考サイト:https://www.cfa.go.jp/policies/iken-plus)
ーありがとうございます!
平田さんは、社会人1年目には見えないくらいしっかりとされていますよね!
いや、全然しっかりしていないですよ(笑)
本当に職員の方や、インターンに助けられながら仕事をしています。
ただ、大学1年生の頃からインターンとしてLFAの活動に携わっているので、その経験はすごく活きています。
研修を設計したり、会議をファシリテートしたり、ほかの大学生ボランティアが主体的に成長していくためのサポートをしたりと、大学生にしてはかなり難易度の高いことをやっていました。
今年度から、職員として働いているのでもちろん新しい仕事もあるのですが、インターン時代と大きく変わったということが良い意味でないのかもしれません。あのときの経験が自分を作っているなと感じますね。
ーインターン業務を通して既に社会人に必要なスキルを身につけていたんですね。一般企業で言えば、社員として求められるスキルも含まれているように感じます!
そもそも、教育に興味を持ったきっかけは何だったのでしょう?
もともと、社会をより良くしたいという漠然とした思いを持っていました。
そのために何をしたら良いのだろう?と考えて、最初はメディアにも興味があったのですが、高校でメディアについて学んだときに自分のやりたいこととは少し違うかもしれないと気づきました。
ただ、メディアについて学ぶ中で、情報をどのように受け取るかという、受け手側の教育の大切さを感じたことから教育に興味を持つようになり、大学も教育学科に進学をしました。
ーLFAとはどのように出会ったのでしょう?
大学進学後、自分が通っていた高校が少し特殊な教育方針だったので、もう少し一般的な教育現場を見てみたいという思いを持っていたんです。
そんなときに、たまたまサークル内のLINEでボランティア募集のメッセージが送られてきて1年生の夏に応募をしました。
ーそこから活動に対してLFAの活動にのめり込んでいったんですね。職員として働こうと思ったのは、どういったきっかけだったのでしょうか?
LFAの活動をしていく中で、やりたいことが増えていったことが大きく関係しています。
具体的には、学習支援拠点で活動していたときに、もう少し学校と連携して支援できたら子どもたちにより良い支援が届けられたかもしれないと思うことがあって。
そんな想いで、インターン時代に学校拠点に参加したのですが、先生方はとてもお忙しいので、お話する時間を設けることが難しかったり、子どもとの情報連携が難しかったりとやりきれない思いがありました。
困っている子どもを支援に繋いだり、繋いだ先でステークホルダーと連携してより良い支援を届けることができるはずなのに、学校拠点ですとそれが難しい。このまま困っている子供たちを放っておけないと思ったんです。
職員になってより良い支援を届けるという部分に携わりたいと思い入職を決めました。
※学校拠点・・・中学校や小学校の中で放課後に学習支援を行う拠点
「LFAは温かさとストイックさを持った団体」
ーここからは拠点のことについてお話を聞かせてください。まず、拠点の雰囲気を教えてください。
大学生ボランティアもインターンも、みんな楽しんでいるのが伝わってきます。
子どもたちのために頑張ろうということはもちろんですが、子どもとの関わりや大学生同士の交流を楽しんでいます。
ーLFAの団体としての雰囲気はどうでしょう?
LFAに関わる皆さんは、本当に温かい人が多いです。
子どもたちに支援を届ける拠点を運営する際に、安心空間であることを意識しているのですが、職員の中でも、それが意識されていることを感じますね。
あとは、課題解決という目的に向かうストイックさも特徴だと思います。
なんとなくアクションをするのではなく、ビジョンを持って、適切なアクションを取るということが徹底されているイメージですね。
温かい側面を持ちつつも、ビジョン達成に重きを置いている団体だと思います。
ー平田さんが、大学生ボランティアと接する中で大事にしていることはありますか?
正直にいうと、わたし自身が去年まで大学生だったということもあり、大学生ボランティアの方と同じ温度感で関わりたくなってしまうときがあるんです。
しかし、最近は意識して大学生ボランティアとの関わりはインターンに任せるようにしています。
子どもとのコミュニケーション・指導などのフィードバックはインターンに任せて、わたしは大学生ボランティアが何を思っているのか、どんな感情で参加しているのかというところを拾えるように関わっています。
あとは、大学生ボランティアの中で「インターンとして今後も運営に関わってほしい」と感じる方については、積極的に動機づけをしていますね。
活動の中でできたこと、できなかったことを言語化してもらい、インターンになったときのイメージを持ってもらえるようなコミュニケーションをとっています。
ー平田さん自身がインターンとして活動した経験があるからこそ、温度感を持って伝えられるんだと思います!
最後に、ボランティアへの参加を検討している学生に向けてメッセージをお願いします!
LFAは、大学生に裁量がある珍しい団体だと思います。
子どもの支援方針をどうしようかという話も大学生を中心に話していくので、他では絶対に得られない経験ができると思います。
また、さまざまな知識・スキルをインプットする機会であったり、それをアウトプットして、フィードバックしてもらう機会も多いので、自己成長につながるプログラムです。
ここまでの話を聞いて、ハードルが上がっているかもしれませんが、「子どもにより良い支援を届けたい」という気持ちさえ持っていれば大丈夫。
もちろん大変なこともあるかと思いますが、ボランティアプログラムに参加した人の人生においてとても良い経験を積んでもらえると思うのでぜひ参加していただきたいです!
本記事では、学習支援拠点スタッフの平田さんにお話を伺いました。
インタビューでは、LFAの大学生ボランティアとして活動していた平田さんだからこそ感じるボランティア活動の意義や、LFAの団体について語っていただきました。
LearningforAll では、現在大学生ボランティアを募集中!
詳細は、大学生ボランティア採用サイトをご確認ください!