「現場に行き、現実を見ることが、自分の問題意識を深めることにつながる」採用インターン生がLFAについて語ってみた。

インタビュー・コラム
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みなさん、こんにちは!
ボランティア採用の勝又です。

今回は、Learning for All (以下、LFA)でボランティアとして活躍している中村さんにお話を伺いました。

大学2年生からLFAの活動に携わり、ボランティアやインターンを経験している中村さん。今年から、採用インターンを再開し活躍しています。

ボランティアに参加したきっかけや感想、採用インターンとしての意気込みについて語っていただきました。

ーまずは、自己紹介をお願いします!

中村綾花(なかむら あやか)と申します。現在、大学4年生です。

1年間、留学へ行っていたこともあり、大学は今年の秋に卒業予定です。

大学では経済学を専攻していますが、環境問題や福祉にも強い興味があるので、個人的に勉強を続けています。来年からは外資系のコンサルファームでビジネスコンサルタントとして働くことが決まっています。

趣味は、自然が大好きで、山に登ったり海に行ったり、ヨガを楽しんだりしています。

ー現在、採用インターンとしてはどのようなお仕事をされていますか?

今、わたしが最も注力しているのは、相談会の運営と面談会の2つです。

相談会に関しては、学習支援や居場所づくり、またインターンの応募を迷っている学生向けに、それぞれの活動の違いや魅力を説明しています。過去には、OBOGのゲストを招いた座談会も開催しました。

ーLFAを知ったきっかけや、最初の印象について教えてください。

わたしがボランティア活動に興味を持ったきっかけは、大学の講義で社会問題について学んだことです。その講義で、教育格差や貧困という言葉に触れたことが、ボランティアをしてみたいと思うきっかけになりました。

ボランティア活動に興味を持ちはじめたときに、友達に相談したり、ネットで情報を調べたりしていましたが、最終的にはインスタグラムの広告でLFAを知りました。

同じ大学の友人がLFAで活動していることを知り、その友人たちが活動している団体であれば信頼できると感じ、迷わず応募をしました。

LFAに対する最初の印象は、教育や研修がしっかり整っているということ。

団体の説明動画内でスタッフの顔がしっかりと写真や動画で紹介されており、安心感を持って活動に参加することができました。

ー実際に、ボランティアを経験して印象に残っていることは?

1番印象に残っているのは、最初に参加した学習支援のボランティアです。まず、チーム体制の素晴らしさが強く印象に残っています。

当時、わたしを含む大学生ボランティアが4人、現場でマネジメントを担当してくれる先輩が2人いらっしゃいました。ボランティア初心者のわたしは何もわからない状態でしたが、先輩方がタイムラインの作成から、教材の準備まで、すべてのスケジュールを組んでくださいました。信頼できる先輩がいるという安心感が、非常に印象的でした。

もう1つ印象に残っているのは、子どもたちがポジティブであるということ。

最初は、貧困や虐待に対してとてもネガティブなイメージを持っていました。もしかしたら、自分が手に負えない子どももいるのではないか…という危機感も抱いていました。

しかし、実際に現場に行ってみると、話しかけてくれる子がいたり、自分と同じように趣味を持っていたり、外で元気いっぱいに遊んでいたり、最初に持っていたイメージとは大きく違うと思いました。

ー貧困課題を現場で直接目の当たりにすることは少ない?

多くはないと感じました。

直接的に課題を目の当たりにするというよりも、間接的に感じることが多いです。

例えば、居場所づくりの時に、支援を受けに来る子どもたちの中には、スマホを持っている子も親が迎えに来てくれる子もいます。こうした子どもたちは表面的には困難を感じさせないことが多いです。

しかし、中にはそうでない子もいます。例えば、服装がボロボロだったり、しばらく散髪にいけていない子どももいました。こういった子どもを見ると、LFAの支援対象には、このような状況の子も含まれているのだろうと感じることがありました。

ー中村さんは過去にも採用インターンを経験されていますが、過去参加したときと現在参加された目的の違いはありますか?

そんなに変わらないですね。最初に採用インターンをはじめたときは、勧められて参加したので、明確な目的がありませんでした。ただ団体の裏側や現場以外の部分に関わる活動に興味を持ち始めました。

今では、この仕事を通じて、人と話すことが好きだということに気づきました。特に、人事の仕事を通じて、参加者と話をし、同じビジョンを持つ応募者の方と子どもたちを繋げることにやりがいを感じています。居場所づくりの現場に行った際には、「あやぱんさん(中村さんのあだ名)ですよね、覚えています」と言われたことがあって。そのときに自分の仕事が現場につながっているのだと感じられて嬉しかったです。

こうして繋がりを感じられるのが楽しく、もっと多くの人と話をし、子どもたちとより良いチームを作りたいという思いで、活動を続けています。

ー採用インターンとしての今後の展望を教えてください

わたしは、横の繋がりを持つ団体にしたいと思っています。

この思いを抱いたのは、ボランティア活動をしていたときの経験がきっかけです。
わたしが参加した居場所づくりボランティアは、週1回の活動ということもあり、メンバーとの繋がりに物足りなさを感じることがありました。

サークルやアルバイトのように、自分の時間を使う活動だからこそ、ここで出会う人の関係が将来にわたって続くような、将来性のある繋がりを築けたらと考えています。そのために、今はボランティア参加者が集うオフ会を企画しています。こういった企画を通して、ボランティア間の関係を深めるお手伝いができればと思っています。

ー最後に、ボランティアへの参加を迷っている方向けにメッセージをお願いします。

実際に現場に足を運ぶことはすごく大事なことだと思っています。

わたしも最初は貧困について授業やニュースで知るだけでした。しかし、何もしないことは机上の空論のままになってしまうことですので、実際に現場に行き、現実を見ることが、自分の問題意識を深めることにつながると思います。

また、この活動を通じて、将来の自分像についてのヒントを得ることができましたし、自分の就活軸が定まったきっかけにもなりました。

人と繋がることは、学生にとって就職活動を含む将来の考えを深める機会にもつながると思います。こうした繋がりが将来の考えを深められる場になると思います。

 

本記事では、採用インターンの中村さんにお話を伺いました。

実際に子どもに向き合った体験談や、そこで得たものなどが参考になっていたら幸いです。

「LFAでボランティアをするか迷っている」という方、わたしたちボランティア採用チームは皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

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