【学生スタッフ座談会】LFAボランティアの卒業生と現役インターン生が語る居場所づくりの魅力とは?

インタビュー・コラム

みなさんこんにちは!
学生採用インターンの柴田です。

今回は、ボランティアスタッフとしてLearning for All(以下、LFA)に参加し、現在はインターンとして活動している長谷川さんに加え、LFAボランティア卒業生の伊藤さん、高井さんにお集まりいただきました。

はじめての対談形式で、LFAの居場所づくりについて語っていただきました。
三者それぞれの視点で語られる、居場所づくりの魅力や、自身の成長に注目です。

「ボランティア活動に興味がある」

「将来、教育に関わる仕事をしたいと思っている」

「日本の社会課題に関心がある」

など、少しでも興味のある方はぜひご覧ください!

ー自己紹介をお願いします。

長谷川:
居場所づくりインターンの長谷川です。
LFAには大学1年生の夏から参加していて、2年生になってからインターンとして参加しています。

伊藤:
LFA卒業生の伊藤です。
現在、児童養護施設で働いています。

高井:
LFA卒業生の高井です。
わたしも現在は社会人として働いています。

LFAは、大学1年生の春から参加していました。それ以降、断続的に参加しており、3年生の秋頃にインターンとして居場所づくり支援に参加して、新規拠点の立ち上げにも携わりました。

 

ーなぜ、居場所づくりのボランティアを選んだのですか?

長谷川:
わたしが居場所づくりを選んだ理由は2つあります。

1つは、自分の学生生活とのバランスをとりたかったからです。

わたしが参加したのは大学1年生のときで、まだ履修など具体的なスケジュールが決めきれていなかったんです。
最初は学習支援をやりたいと思っていたのですが、まずは学習支援よりも活動時間が少ない居場所づくりから参加しようと思いました。

もう1つは、たくさんの子どもに関わりたいと感じたからです。
学習支援のボランティアは担当の子どもが決まっているため、居場所づくりの方が多くの子どもたちと関わることができると考えました。

勉強だけではなく、様々な関わり方ができることも魅力に感じ、居場所づくりを選びました。

 

伊藤:
わたしは、LFAのボランティア以外に塾講師のアルバイトをしていました。

学習支援という関わり方と、居場所づくりという関わり方はどちらも大切だと思っていたので、LFAでは居場所づくりに参加することにしました。

 

高井:
わたしは、居場所づくりという支援方法に興味があって参加することにしました。

また、勉強面でつまづきがあったりする子どもの場合、勉強まで辿り着くエネルギーがないという子もいるのではないかと思ったんです。

もしかしたら、学習支援では出会えない子どもたちなのではないかと思い、居場所づくりに参加しました。

ー居場所づくりでの経験の中で、仕事に活きている経験はありますか?

高井:
「考えるだけでなく行動していく」というところは、今の自分に繋がっているかなと思います。

LFAのボランティアでは、裁量が大きかったからこそ、わたしが行動しないと始まらないということが多かったです。しかし、自分だけで仕事をするのではなく、周りのボランティアの力を借りながら、対話を重ねて活動することを意識していました。

社会人になってからもとにかく行動をして、わからないときは1人で考えるのではなく他の人にアイディアをもらって形にしていくことを大切にしています。

そういった面で上司に褒めていただけることもありました。

 

伊藤:
LFAに通う子どもたちに出会ったということ自体が、わたしの今の仕事に活きています。

LFAで出会う子どもたちは、本当にさまざまな社会的背景を持っています。普段の大学生活をしている中では絶対に出会えない子たちです。

そんな子どもたちに出会ったおかげで、日本が抱えている課題について考えるきっかけになり、今の仕事を志すようになりました。

仕事をする中でも、「思考をやめない」ということをLFAで学んだので、困難に対して向き合えるようになったと思います。

ーLFAで活動する中で、心がけていたことはありますか?

長谷川:
ともに働くスタッフと考えを共有することです。

それぞれ持っている価値観や、居場所づくりの定義が異なるので、そういったことについて思いを共有することが大切です。

たとえば、人との距離感がうまく掴めないという子どもに対する関わり方もスタッフによって異なります。こうしたことについて、どのように対応するのかスタッフ間で話し合っていくことが大切だと感じています。

 

伊藤:
わたしは、自分自身について知るということを心がけていました。

実は、子どもやスタッフと関わる中でモヤモヤすることもありました。そのときに、どうして自分はモヤモヤするのか、モヤモヤの裏にある自分が大切にしている経験や価値観は何なのかということを考えるようにしていました。

こうした作業は、LFAの活動の中で常に行っていたように思います。

ーLFAに参加して成長したことは何ですか?

高井:
まずは、自分を振り返る・内省することができると思います。

自分ひとりでは気づけないことも、スタッフさんや仲間たちから深掘りをしてもらえる機会が多いです。自分を深く知ることで、人と接するときも関わりやすくなったと感じています。

また、ありのままの自分を受け入れられるようになりました。

LFAの中には否定する人がいないですし、常にポジティブなフィードバックをもらえるんです。

特に居場所づくりは、自由に過ごしたり、ありのままを表現することがOKな現場なので、以前よりも自然でいられるようになったと思います。

子どもたちの影響もあり、ありのままの自分で良いのだと考えられるようになりました。

ー応募を迷っている方に向けて、居場所づくりの魅力を教えてください。

高井:
ボランティアに参加した大学生にとっても居場所になるということです。わたしがまさにそうでした。

居場所づくりの拠点で過ごしたからこそ、乗り越えられたことがたくさんありました。

居場所づくりに関わることで、自分にも帰る場所ができるということは伝えておきたいです。

 

伊藤:
わたしも自分の居場所になるということにとても共感しています。

拠点に行くのが大好きでしたし、ボランティアスタッフや子どもたちに会えるのも毎回楽しみにしていました。大変なことがあっても、居場所に行けば笑顔になれました。

また、子どもたちもボランティアもお互いに影響を与え合う場だと感じています。

楽しい瞬間も悲しい瞬間も子どもと共に過ごす中で相互成長できる場であるということが大きな魅力だと思います。