「活動を通して身につけた“想像力”は必ず将来に活きてくると思います」Learning for Allのボランティア経験者インタビュー

インタビュー・コラム
51

みなさん、こんにちは!

ボランティア採用の勝又です。

今回は、Learning for All (以下、LFA)でボランティアとして活躍している角さんにお話を伺いました。

LFAのボランティアに参加したきっかけや、活動を通して気づいたことについて具体的なエピソードも交えながら、ボランティアのあれこれを語っていただきました!

LFAのボランティアを詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください!

 

ーまずは自己紹介をお願いします!

はじめまして。角颯真(かど そうま)です。

現在は、大学2年生で教育学部に所属しています。

大学のサークル活動では剣道をやっていて、最近の趣味はゲームです(笑)。

 

ーありがとうございます!

LFAのことを知ったきっかけは何でしたか。

僕の大学では学年のグループLINEがあるのですが、そこでLFAに関する情報が流れてきて知ったことがきっかけです。

大学の友人もLFAで活動していることを知り、大学内で実施している説明会に参加してみて、「やってみたい」と思い参加を決意しました。

 

ー説明会の時はLFAに対してどんな印象を持たれましたか。

僕自身が地方で育ったということもあり、NPO団体というもの自体にそこまで馴染みがなくて。まずはこういう活動をしている団体があることを知り、興味を持ちました。

もともと大学で教育学を学んでいたこともあり、「大学生活の中で子どもと触れ合う経験をしておきたい」と思っていたため、すぐに参加することを決めました。

 

ー教育を学ぼうと思ったきっかけをお伺いしても良いでしょうか。

きっかけとして思い当たることは2つあります。

1つ目は、僕の両親が教員だったことです。
学校や教育といった話題が身近にあったため、小さな頃から影響を受けていて教育そのものに興味を持つようになりました。

2つ目は、小さな頃から人に教えることが好きだったからです。
人に何かを教えてわかってもらえる経験がとにかく嬉しくて、いつの間にか教員になりたいと思っていました。もしかしたら両親の影響を受けていたかもしれませんね。

 

ー活動を通して、率直にどんな感想をお持ちでしょうか。

とにかくとても楽しいと思っています。

最初に説明会で話を聞いたときは、「うまくコミュニケーションが取れるのかな」「自分や周りの友人とは少し違うのかな」と思っていたのですが、実際はとても無邪気な子が多いことが意外でした。

積極的に話しかけてくれますし、もともと子どもと触れ合うのが好きだったのでとにかく楽しいという感想に尽きますね。

ー思ったより大変・難しいと感じた場面はありましたか。

それは今もあります。

特に、子どもが何か良くない行動をしてしまったときの対応が難しいなと感じます。

例えば、人を傷つける言動をしたときにただ「駄目だよ」と注意するだけでは意味がないと思っているんです。

僕は、人が何かに気づくときはなぜいけないことなのかを理解して、その後に自分の行動を変えていくプロセスがあると考えています。子どものなかにはそのプロセスが少し長いスパンで行われている子もいると感じていて、そこが今も苦労しているポイントですね。

参加した当初は子どもたちとの関係性もできていなかったので、自分がどこまで介入すべきなのかという点で迷いがありましたが、今は少しずつそういったコミュニケーションも取れるようになってきた気がします。

 

ー活動で得た気づきや学びはありますか。

拠点の職員さんやインターン生の方の子どもとの触れ合い方は、とても学びになっていて、ロールモデルにしながら自分のことを高めることができた気がしています。

特に尊敬しているのは、視野の広さです。

例えば、1人の子どもと遊んでいてもその子だけに集中するのではなくて、拠点の中で1人になっている子がいないか、と全体が見えている点がすごいなと感じます。

あとは、LFAの方針として自己覚知というものが重要視されているのですが、「自分がこれまで置かれてきた環境にいかに左右されてきたのか」ということを強く自覚する時間でもありました。

小・中・高と地元で過ごしてきて人間関係が固定されていた自覚があるのですが、大学でガラッと変化して、さらにLFAに来て「自分ってこういう人間なんだ」と少しずつ自分に対する理解が深まっているように感じます。

 

ーLFAの活動を今後どのように活かしていきたいですか。

活動を通して身につけた「想像力」は、将来に必ず活きてくると感じています。

例えば「勉強ができない」という事実があったとして、それは必ずしも「勉強をしていないからできない」とは限らないと思います。「学校で寝ている」のは、もしかしたら、家庭環境に原因があって、なかなか眠れない毎日を過ごしているのかもしれない、と物事の背景や本質を想像できるようになったんです。

もし教育に関わらない場合も、どんな職業でも活かせる力だと思います。

 

ー最後に、どんな人にLFAの活動をおすすめしたいですか。

教職を取っている方や、教員になりたい方にはぜひおすすめしたいです。

多様な環境で過ごす子どもがいることや、相対的貧困という社会課題があることを知れる、それ自体がすごくいい経験になると思います。

 

本記事では、ボランティアに参加した角さんにお話を伺いました。

実際に子どもに向き合った体験談や、そこで得たものなどが参考になっていたら幸いです。

「LFAでボランティアをするか迷っている」という方、わたしたちボランティア採用チームは皆さまのご参加を心よりお待ちしております!

エントリーはこちらから!