【学生スタッフインタビュー】本だけでは得られない”学び”を得ることができる

インタビュー・コラム
西出哲也

皆さんこんばんは。学生採用インターンのみゆです。

今回は、2020年春プログラムから今までLFAに携わってきた西出さんにインタビューを行いました。

本をきっかけに子どもの貧困に興味を持った西出さんが現場に関わることで、その問題に対する意識がどのように変わったのか。その声をお聞きください。

ーLFAに入ったきっかけを教えてください

まず子どもの貧困に興味を持ったのは、教育格差についての本を読んだことがきっかけでした。例えば、家事をしなくてはいけないという理由から勉強ができなくなってしまった子どもの話を読んだとき、僕が知らないところでは、家庭学習の時間すらも奪われてしまっている子どももいるということを知り、衝撃を受けました。

僕はあまり経済的に豊かでない家庭で育ってきました。だから、他の人に比べ努力しづらい中でも大学に進学できたということに対して、割と自分ってすごいんじゃないかって思っていたんです。

でも、知らないところではもっと「努力しづらい・努力できない環境」にいる子どもがいることに気づきました。そして、何か自分にも支援ができることがあればと思い、LFAに参加することを決めました。

 

ー参加するにあたって、LFAの考えと共通していたことは何かありましたか?

HPに書いてある「子どもの貧困に、本質的解決を。」という言葉にはとても惹かれました。また日本の社会全体について変えていく姿勢にも共感しました。

 

ちなみに、LFA以外でこれまで指導していた経験はありましたか?

個別指導塾や家庭教師で教える経験はありましたが、研修前に動画で学んだ指導方法や子どもとの接し方については本当に勉強になったと思います。しっかり受講することで自信をもって指導にいどめました。

体系立った研修動画やサポートが充実しているので、指導した経験がない方でも安心して教えられるんじゃないかなと思います。

 

ー特に学んだことで現場で生かせたことがあれば教えてください。

“DTFW”という考え方が現場で子どもと接する中で、とても重要だな特に感じました。

“DTFW”というのは、子どもと自分の言動をそれぞれまず“Do”として置き、その言動に紐づく“Think(考え)”,“Feel(感情)”,“Want(本当の望み)”がどのようなものかを振り返るためのフレームワークです。

子どもと自分の言動に何があったのかを逐一考えることで、そのときのお互いの気持ちのギャップを測ることができました。

このフレームワークの積み重ねをすることで、子どもの内面をより深堀りすることができるようになり、ただ「教師目線」で考えるのではなく、「子ども目線」に立てるようになったと思います。

 

ー具体的に“DTFW”を使ったエピソードがあれば教えてください

僕が担当していた1人の生徒についてお話します。

彼は、普段は自分から問題を進んで解くことがあまりない生徒だったんですが、ある日、自ら進んで問題を解いてくれたことがありました。

それに対して僕はその事実に対してはあまり気に留めず、その問題をどのように解いたのかを聞き、できていなかった部分に関しては解き方を説明しました。

しかし、その後の彼はあまり表情が明るくなくなってしまい、問題にもなかなか手を付けてくれなくなってしまいました。指導後、その事実に関してメンターの方に相談をしました。

その時に振り返りで使ったフレームワークがさきほどお話した“DTFW”です。

まず、子どものDoを「自ら問題を解いてくれた」と置いて、それに対する自分のDoを「どのように解いたのかを聞き、解き方を説明した」と置きました。その後、自分のThink,Feel,Wantを思い出し、子どものThink,Feel,Wantも想像しました。そしてその場の「子ども目線」に立って、どんなことを考えていたのか、どのように打ち手を取るべきなのかを考えることができました。

僕なりの結論は子どもは問題を自ら進んで解いたということに対して、もっとほめてほしかったのだと思います。そのため、教師である自分から思ったようにほめてもらえず残念な気持ちになってしまったのかもしれません。

そのように振り返ることで、今後の授業からは「どのようにしたら進んで問題を解いてくれるようになるのか」をメインに考え、しっかり問題を解いてくれたということに対して、褒めを欠かさず行えるようになったと思っています。

 

なるほど!子どもの想いをより汲み取るための工夫を指導準備期間に行っていたんですね。

プログラム参加中、一週間のスケジュールはどのようにして授業準備をこなしていましたか?

指導準備にかけていた時間は一週間で大体10時間前後です

指導準備以外の一週間の時間の使い方としては、アルバイトを週に3回2時間ずつ、勉強時間も確保していましたし自分の趣味の時間もしっかり取れていたと思います。

スケジュール管理のコツなどがあれば教えてください

僕自身、すごく得意というわけではないのですが、メンターの方がしっかりサポートしてくれるのでとても助かっています。

毎週行うメンターの方との相談会では、一週間のタスクとスケジュールを確認してもらいます。「このタスクにはこれだけ時間がかかるよね」「このスケジュールの日はここに空いている時間があるよね」などといって、毎回指導準備にかけられる時間を書き出していって管理しています。

それによって、自分の時間や他の活動との両立ができているのではないかなと思います。

 

ーありがとうございます!LFAの経験がこれまでに生きてきたことがあれば、なにか一つ教えてください。

僕は大学では社会学を専攻していて今4年生なんですが、卒業論文は子どもの貧困をテーマに執筆しました。LFAに関わる前からもともとそのテーマで論文を書こうとは思っていたんですが、論文を書くにあたってはLFAの経験が生きてきたり、実際にLFAに関わっているボランティア教師や職員の方から聞いた体験談を組み込んだりしました。

また研修では、子どもの貧困について詳しく学ぶことができました。自分が指導していた拠点以外にも、他の地域や拠点ではどんな取り組みをしているかについても知ることができ、新しい知識を身に付けることができたと思っています。

 

ー最後に一言お願いします!

LFAに入ると、子どもの貧困や教育格差についてより身近に感じることができます。僕は元々、本でそういった問題に関心をもって、この活動に参加をしましたが、参加前と後では、子どもの貧困という社会問題への見方が変わったと感じています。それは、実際に子どもたちと接する支援の現場を体験したからです。

子どもの貧困問題について勉強したり、考えたりすること自体はものすごく重要なことだと思います。

しかし他方で、実際に子どもと関わってみてはじめて分かることもあります。今現場ではどんな子どもたちがいるのか、どういったことが起こっているのか、どんな取り組みをしているのかなどです。

問題に興味を持たれた方は、ぜひLFAの活動に参加してみてください!きっと「当事者」として多くのことが学べるはずです!

 

ありがとうございました!

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