【現場からのストーリー】クリスマスリースをつくりました
朝夕の冷え込みが厳しくなってきた12月初旬。
LFAが運営する居場所事業拠点(学童)に通う小学生の子どもたち13人が、クリスマスリースづくりを楽しみました。
↑自分でつくったリースからのぞき込むユニークな1枚が撮れました。
オンラインで、リースづくりを教えてくれるのは、日本オラクルのボランティアの方々10人。今年に入って5回目のイベントです。
回を重ねるにつれ、子どもたちとの距離が近づき、画面越しに「〇〇さん!」「ひさしぶりー」といったあいさつが飛び交って、イベントが始まりました。
イベントは、やわらかい針金が入っているモールを使って、リースに飾るオーナメントをつくることからスタート。お手本を参考に、子どもたちも日本オラクルのボランティアの方もオーナメントづくりに挑戦。
「何個つくれるかな?」と、ちょっとしたしかけを入れることで、盛り上がりました。画面越しに、「何をつくったの?」「いいね!」と話しながら、リラックスした雰囲気になりました。
続いて、「クリスマスリースのお話」と題して、リースの意味や飾る場所、リースに欠かせない松ぼっくりの話を聞きました。
その後、デザインのポイントやいくつかの例をみてから、リースづくりにとりかかりました。
↑お手製資料をつかって、子どもたちにクリスマスリースのお話をしてくださいました
以前のイベントで使ったグルーガンを片手に、松ぼっくりやリボン、モールでつくったオーナメントをリースに飾り付けていきました。
松ぼっくりなどを仮置きしてデザインを考えていく子ども、バランスや配色を意識して進めていく子どもとさまざまです。すぐにつくり終えて、カメラの前に来ておしゃべりを楽しむ子どももいました。
↑黙々とつくっていく子どもたち。金や白に彩られた立派な松ぼっくりは、日本オラクルのボランティアの方自ら、拾って乾燥させてカラーリングをしてくださったものです!
日本オラクルのボランティアの方々の中には、子どもたちと同時進行でリースをつくる人もいれば、画面越しに見守って声をかけ、おしゃべりをする人も。あっという間に1時間半がたちました。
そして、できあがったリースたち。子どもたちは、カメラにリースを見せながら、こだわりや頑張ったところを話してくれました。「白と青に色を絞って、クールにしてみました」「ポインセチアがポイントです」など、自分でリースをつくりあげた子どもたちの声や表情は、満足気でした。
また、リースをつくるだけではなく、松の木に松ぼっくりがなること、松の木の花が実になることを初めて知ることができ、驚いた子どももいました。
↑できあがったリースを前に、子どもたちと日本オラクルのボランティアの方々が集合した1枚 ※写真の一部を加工しています
ひとつのイベントで、いくつもの気づきや発見、体験ができること。日本オラクルのボランティアの方々が、イベントを企画するときのねらいが、子どもたちにしっかり届いたようです。
また、1年を通じて行ってきたオンラインイベントを通じて、子どもたちにも変化がありました。ボランティアの方の名前を覚えようとする、ふだんは何をしているのか、どうして自分たちを応援しているかを知りたいという子どもも。いろんな人と関わることで、自分の世界を広げていこうとする、子どもたちの力強さを改めて感じました。
2015年からLFAを応援してくださっている日本オラクル様は、ご寄付に加え、コロナ禍になってからは、オンラインでのイベントを日本オラクルのボランティアの方々が自ら企画。バレンタインのペーパーバッグづくりにはじまり、今回で5回目の開催となりました。
日本オラクルのボランティアのみなさま、ありがとうございました!
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