【LFAサポーターインタビュー vol.11】生の声、身近な人の声こそ大きなきっかけ。

インタビュー・コラム
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皆さんこんにちは。コミュニティ推進事業部インターンの秋山萌々音です。
前回のvol.10に引き続き、今回も「LFAサポーターインタビュー」をお届けしたいと思います。
第11回の今回は、サポーターの石井さんです。
石井さんは2018年の11月からご支援くださっています。

石井さんは副業で子ども支援員をされていて、子どもたちと接していらっしゃいます。これまでも現場見学会・居場所拠点のリフォーム作業にもご参加くださった石井さんはLFAの取り組みをどのように見ていらっしゃるのかお話をお伺いしました。
ぜひご覧ください。


プロフィール

お名前
:石井さん
ご年齢
:30代
ご職業
:イラストレーター ※副業で子ども支援員

どのようにLFAを知りましたか

とあるイベントでLFA代表の李さんの出張講演を聞いたことがきっかけです。
講演は李さん自身を掘り下げる内容が多く、原体験から現在の活動を起こされている点に惹かれました。
以前から困窮者への支援には関心がありましたが、実行にうつす機会がなく、この講演をきっかけに活動をはじめました。

副業の子ども支援員ではどのような活動をしているのですか

子ども支援員の活動は、福祉施設を利用する子ども達との遊びが中心となります。

短期間の入所のため利用者は頻繁に入れ替わり、主に未就学児から小学中学年の子どもが支援室に遊びに訪れます。現在はコロナ対策を理由に多人数での遊びを控えているため、制限のある環境の中でより良い支援を目指し試行錯誤を繰り返しています。

日頃子どもたちと接する立場としてLFAの居場所拠点の様子を実際に見て、どのように感じましたか

子ども支援員の仕事をしているので、参考にしたいところが多くありました。

私の勤める子ども支援の現場は乳幼児がいるため小さいおもちゃを置いたり、環境として床や壁に絵を描くことは出来ないなどの制約があります。しかしLFAの居場所拠点は自由にのびのびと子どもが遊んだ痕跡があって素晴らしいなと思いました。また、水道を大きく作っていたり、シャワー室があるのも衛生的な対応ができて良いなと思いました。

また、拠点のことではないのですが、先日のオンラインイベントで行ったワークは、ぜひ子ども支援の職場に持ち帰って共有しようかなと思っています。

困難を抱える人たちへの思いを教えてください

これまで貧困は自分にとって遠いものだと思っていましたが、子ども支援員やLFAとの関わりを通じて、過去を思い返し、「小学校の頃の同級生もそうだったのかな」「中卒の人が多かった職場環境ももしかして…」と気づくようになりました。

そして苦しい状況に置かれている環境の人はそのことをさほど自覚はしておらず、またそれが問題だと捉えていないのではないかと思うようになりました。離れられる方法があることを知らないのだと思います。そのような人が「貧困」という問題を知っても自分のことではないと思ってしまうのかもしれません。

貧困の定義を知ってしまったら差別にはなってしまうかもしれませんが、知ることが次のステップに進むことができるかもしれない。そこから脱した生活を知ってほしいとも思います。

どうしたらこの社会課題への理解を広めていけると思いますか

現場の生の声や身近な人からの声は大きなきっかけになると思います。実際に自分の目で見て、聞いて感じることが大切だと思います。私も子ども支援員やLFAの現場見学会などの活動が上述のような過去を振り返るきっかけとなりました。

今後のLFAに期待することはなんですか

これまで以上に拠点を増やし、勉強面だけでなく、暮らしの面も含めてサポートできるような場所や支援を広げていって欲しいと思います。


第11回は石井さんのインタビューでした!
石井さんはご自身が子ども支援員としても活動をしているご経験から、LFAの支援現場に近い視点にいらっしゃいました。
苦しい状況から抜け出す道もあることを知ることはとても重要なことだと感じました。LFAの支援現場が、その抜け出す道の一つとなれればと思います。
余談ですが、石井さんは本業ではイラストレーターをしていらっしゃり、インタビューの時にもとても素敵な作品を見せてくださいました
LFAのサポーターの方々は多様性があって、素敵な方ばかりです!
このコミュニティをこれからも大切にして、交流の場を設けていきたいと思います。
いつか思わぬ素敵なコラボレーションが生まれるかもしれません

それではまた次の記事でお会いしましょう!

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