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私たちについて

ABOUT US

ミッション

落ちこぼれなんかいない。
大人が見過ごしているだけだ。

子どもを見捨てない。
誰一人として、絶対に。
Learning for AllのAllには、
そんな決意が込められています。
貧困、虐待、発達障害、いじめ、
社会的マイノリティなど、
日本に数多くいる、
生きづらさを抱える子どもたち。
彼らが、勉強についていけなくなったり、
不登校になったり、
未来を諦めてしまうのは、
本人や家庭だけの責任でしょうか。
そうではなく、
私たち大人の責任でもある、と思うのです。
社会が断ち切らなければ、
貧困は再生産される。
だからこそ、
対症療法ではなく、本質的解決が求められています。
すべての子どもが自分の可能性に気づき、
最大限に発揮できる。
そんな社会を実現させるために、
私たちは走りつづけます。

子どもの貧困に、
本質的解決を。

Values

  • Children First 「子ども主語」で考えつづける
  • Change for All 本質的解決のために変わりつづける
  • Inspire for All 関わる人ぜんぶに学びの機会をつくる
  • Collaborate for All つながって、いっしょに創る

代表メッセージ

代表理事 李 炯植(り ひょんしぎ)

特定非営利活動法人 Learning for All 代表理事
李 炯植(り ひょんしぎ)

1990年、兵庫県生まれ。東京大学卒業。2014年に特定非営利活動法人Learning for All を設立、同法人代表理事に就任。これまでにのべ8,000人以上の困難を抱えた子どもへの無償の学習支援や居場所支援を行っている。「全国子どもの貧困・教育支援団体協議会」理事。2018年「Forbes JAPAN 30 under 30」に選出。

設立経緯

私自身、生活困窮世帯が多い地域に生まれ育ち「格差」 や「貧困」を目のあたりにして生きてきました。登下校中に路上生活者の方が凍死して運ばれるのを目にすることもありましたし、複雑な家庭環境で育つ友人や、経済的な要因で希望する進路が叶わず、夢を諦めないといけない同級生も多くいました。「可能性があるにも関わらず、生まれた地域や家庭環境で人生が制限されている人がいる」ということを、幼い頃から強く実感してきました。
その後、大学では、地元とは正反対の世界を目にすることになりました。私の通っていた東京大学には、世帯所得も文化資本にも持ち合わせた人が多く、日本にも「階層」があることを知ったんです。課題の現場をリアルに知る自分だからこそ「子どもの貧困」という社会課題の解決に取り組むべきだと思い、Learning for All の活動を始めました。

活動の広がり

一番初めに取り組んだ学習支援では、学校での勉強につまずきを抱えた子どもたちを対象に、自身のつまずきや得意・不得意、それぞれの学習スタイルに合った効果的な学習機会を無償で提供することで、学校での試験の点数向上と、希望する高校への進学を実現し、子どもたちが変わるきっかけを提供してきました。
数多くの子どもの「成功体験」作りに寄与してきた一方で、より低学年からの支援が必要な子どもたちの存在に気づき、2016年からは「居場所支援」を行う拠点をオープンしました。居場所支援の拠点では、様々な事情から学校や家庭で安心して育つことができない子どもたちに対して、他の子どもとめいいっぱい遊んだり、栄養バランスのとれた温かいごはんを食べたり、歯を磨いたりするような、彼らが将来必要とされる”当たり前”のことに安心して取り組める環境を提供してきました。
そして居場所支援を行うようになって改めて、子どもたちが抱えている問題は決して経済的貧困だけではなく、「つながり」「学びの環境」「育ちの環境」の喪失が複雑に絡み合う中で、子どもたちが将来自立するための成長機会を失っていることだと確信しました。そこで私たちは現在、1人の子どもが生まれてから自立していくまでの1つの生活圏に、すべての支援・機会がそろう、困難を抱えた子どもたちへの包括的支援モデルの構築に着手しています。

LFAの教室に通う子どもたちについて

勉強したくても家庭の経済的な理由で塾に通えなかったり、大きな学習遅延を抱えて進学が危ぶまれる子ども。過去のDVやネグレクトなどにより、精神的な困難を抱えている子どもなど、問題は様々です。
しかし、どんな困難を抱えた子どもたちにも必ず可能性が備わっていると、私たちは信じています。その子に応じたペースで学習を進めれば、成績は必ず良くなっていきます。自分の将来を前向きに考えられなかった子どもたちが、私たちの教室の中で少しずつ前向きに変わっていく姿を見ると、あらためてこの支援の必要性を感じます。

大学生へのメッセージ

LFAでの経験は、自分を見つめ直し改めて学び直す機会になります。また徹底的に研修を行うので、課題解決力や状況把握能力など、社会人に求められる基本的なスキルも身に付きます。
子どもや教育に興味がある方にも是非、来ていただきたいです。「知る」事と「実際に経験する」という事は違います。LFAに参加すれば嘘のない、課題と向き合う本当の現場を経験できます。

寄付者の方へのメッセージ

現在ご寄付をいただいている皆さま、 本当にありがとうございます。皆さまのご支援のおかげで、LFAは日々の活動を続けることができています。今後とも変わらぬご支援をいただけますと幸いです。
これからご寄付を検討いただける皆さま、 皆さまの継続的な支援が、子どもたちの学習機会の拡大に繋がります。私たちと一緒に「子どもの貧困」という課題に取り組む仲間になっていただけますと幸いです。