学習支援事業
ACTIVITY
私たちは行政と連携・協力し、
質の高い学習支援プログラムを
無償提供することで、
困難を抱える子どもたちの可能性を
広げる活動をしています。
その内容は、自治体・教育委員会などと
協力して「学習支援拠点」を設置し、
厳しい選考と研修を受けた
優秀な大学生教師たちが主体となって、
放課後や土日に子どもたちを
直接指導する、というものです。
生徒一人ひとりの
学習進度や家庭環境に合わせ、
彼らが進学を諦めなくていいように
時には日々の生活習慣にまで
踏み込んだ指導を行っています。
- 提供日数
- 週1回〜2回
- 提供時間
- 14時〜17時
- 対象生徒
- 小4〜中3(年間のべ約1,000名)
- 支援内容
- 学習支援生活指導
Learning for Allの学習支援の特徴
本当に学習支援を
必要としている子どもたちへ
生活保護世帯の子どもたちや、その他学習困難な状況にある子どもたちにアクセスするため、公募ではなく自治体のケースワーカーや、教育委員会と連携・協力して生徒を紹介してもらっています。
学習の「質」へのこだわり
大学生教師はLFA独自開発の量・質ともに充実した研修(約50時間以上)を必須受講。フィードバックにあたるスタッフを配置し、指導の振り返りを徹底することにより常に授業のやり方や教材を改善。
教師1人に対して生徒1~3人の、一人ひとりに寄り添った個別指導。
確実に成果を出す
生徒が確実に学習で成果を出せるよう、プログラム中は同じ教師と生徒たちで授業を行い、3カ月を区切りとした継続的なプログラムを提供しています。
※夏期は短期集中型プログラム(5~7日間)
信頼できる教師と安心できる学習環境は、生徒の確実な学習成果に繋がります。
- 毎年約1000人もの生徒がプログラムに参加
- プログラムに参加した中学3年生の高校進学率100%
- 結果にコミットすべく、徹底的に現場主義
年間活動スケジュール
「学習支援拠点」の2つのタイプ
公民館拠点
生活保護世帯を担当する地域のケースワーカーからの紹介で、子どもたちを公民館などに集めて行う学習支援。
学校拠点
事業対象となりうる子どもたちの多い学校と連携・協力し、
学校内(空き教室・体育館など)に教室を設置して行う学習支援。
LFAが育てる未来
生徒たちは大学生教師たちからさまざまなことを学び、また教師たちも教えることで、生徒たちから学んでいます。社会を作るのは人であり、その人を育てるのが教育ならば、LFAの活動は「よりよい社会を作っていくための種まき」なのかもしれません。学習支援という機会が彼らの成長に繋がるよう、これからも私たちは活動に力を注いでいこうと思います。
受講生(中学3年生Kさん)
この活動に出会わなかったら、受験の第一志望は違う高校だった。先生たちがこんなに熱心にかかわってくれるのに、自分ががんばらなくてどうするんだ! と思った。大学生になったら、LFAで教師をやりたい。
受講生(中学2年生Yさん)
分からないところがあったら分かるまで教えてくれました。ずっと疑問に思っていたところも、理解することができました。覚えたところは学校の授業でも生かせるようにしたいです。
大学生教師(東京大学大学院修了 中西啓介さん)
生活費のため、夜遅くまで働かなければいけない保護者さま、兄弟の子守りのために勉強する暇のない生徒、多忙で勉強が遅れた子どもにまで手を回しきれない学校の先生方。そういった人との出会いの中で、“教育格差”という問題は、決して保護者や学校、そしてその子自身が悪いわけではない。そう思うようになりました。
LFAは、そんな現状を誰かのせいにしてあきらめるのではなく、自分の力で教育を変えていくこと。その重要さとやりがいを、僕に教えてくれました。
Learning for Allの
ノウハウを全国へ
私たちは、これまでの学習支援事業で得た知見を生かし、全国の自治体や企業などに対するサポート/アドバイザリー事業を行っています。新規に学習支援を始める団体へは、当該地域の学習支援ニーズ調査、運営ノウハウなどを。既存の事業に対しては、現状分析やフロー改善などを行っています。自ら学習支援拠点を運営するだけでなく、こうしたノウハウの提供によって多くの子どもたちの人生が変わっていくことを願っています。
困難を抱えた子どもたちには、
信頼できる大人との出会いや
自立に向けた第一歩を踏み出せる環境が必要です。
LFAは子どもたちと一緒に過ごし、
安心できる居場所づくりを支えてくれる
学生ボランティアを募集しています。