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【2018年度 受験結果報告】受験生全員が高校合格!!

2019.4.19

みなさんこんにちは。Learning for All 職員の福田です。
今回の記事では、2018年度に Learning for All の教室に参加した受験生の受験結果をご報告します。

受験生41名全員の高校合格! 38名の第一志望合格!


昨年度は Leaning for All が展開する4つの拠点に合計41名の中学3年生が通ってくれました。1月から3月に行われた入試にて全員が高校合格を果たし、無事に進学することができました。
また、そのうち38名はそれぞれの第一志望校に入学することができました。
地元の公立中学校に通う彼らにとっては初めて自分の進路を自分で選択し、それに向けて努力をする経験になりました。
自分の力で勝ち取った合格の経験は今後の人生においてもかけがえのないものになると思います。

受験結果を支えたもの 〜先生たちの熱意と生徒一人一人に合わせたカリキュラム・教材〜

何よりも子どもたちの努力によって実現する高校進学という実績ですが、
Learning for All においては、こうした受験の成果を支える要素は大きく2つ考えられます。

1つは、子どもたちに指導をする学生教師のみなさんの熱意と準備量です。
Learning for All のプログラムに参加する学生教師のみなさんは、生徒に対して高い当事者意識を持ち指導に臨みます。
彼らは毎週約10時間ほどの時間をかけて指導の準備をします。
その時間は、「あの子には、この問題はどこが難しく感じられるだろうか」、「問題に真剣に取り組めたとき、正解したとき、間違ったとき、あの子にどう声をかければいいだろうか」といったたくさんの想定をする時間にあてられます。
その想定をした上で学生教師のみなさんは指導案を書き、スタッフを子どもに見立ててロールプレイを実施します。
この熱意こそが Learning for All の学習支援を支えています。

次に、生徒1人ひとりにあったカリキュラムと教材です。
Learning for All に参加する学生には、指導経験がない先生も多く、まして受験の指導経験がある先生となると非常に少ないです。
その中でも確実に結果を出さなければなりません。
指導の質を確実に守るために、国語をのぞくすべての教科について細かく段階分けされた教材が用意されています。
その教材は、多くの生徒が受験する都立入試問題の傾向に沿って作られ、必要なことだけにゆっくりと時間をかけて勉強できるように設計されています。
また、学習遅滞の大きい子でもすでに持っている知識で取り組め、定着に必要なだけの演習量が確保できる教材になっています。
このような教材を使用することで、今まで学習での成功体験が少なかった子でも成功体験をつむことができ、意欲的に学習に取り組めます。


(教材の一例_理科の教材)
事業開始以来9年間の間に培ってきた Learning for All の文化とノウハウがあるからこそ、指導の質が担保されているのです。

LFAの教室だから届けられたもの

ただ、私たちが目指すのは受験の合格だけではありません。
もちろん、受験結果も大事ですが、あくまで合格はスタート地点です。
受験を終えた後も彼らが自分で自分の道を切り拓けることこそが大切だと考えています。
そのためには「失敗してもいいんだ」という安心「自分もやればできる」という自信が必要です。

少しでも解けそうな問題から取り組み、成功体験を積むこと。
そしてその挑戦する姿勢を褒め、少しずつ高い目標に取り組めるように促すこと。
問題が解けたら、それが「今までの君の努力の成果だ」と伝えてあげること。

Learning for All の教室では、このようにして「自分で頑張ったからできるようになった」という経験を少しでも多く届けるよう心がけています。
その指導の結果はどのように現れているでしょうか。
この冬に生徒たちがアンケートで答えてくれていた感想を紹介します。

「私は説明するのがとても苦手で、あやふやな説明になってしまったときもあったのですが、優しく聞いてくれて、すごくうれしかったです。」

「正解したら『そう!』『あってる』みたいな言葉をかけてくれて、勇気づけられるし、うれしい気持ちになることが多かったです。」

「分かっていても、説明できなかったり、わからないところも分かるようになった。人見知りだけどそこまできん張はしなかった。とても自分のタメになって、来て良かったです。」


また、ある男の子は「やりとげて嬉しいことはありますか」というアンケートに対して、冬のプログラム開始前に「4(あてはまらない)」と答えていましたが、都立入試後に行ったアンケートでは「1(あてはまる)」と答えてくれていました。
この受験の経験が彼にとって、自分の力で困難を乗り越える経験になったのだと思います。

受験での結果を届けるだけでなく、こうした形で子どもたちが今後を生きる力を伸ばせるのが Learning for All の魅力だと私たちは考えています。

いかがでしたでしょうか。
Learning for All は、熱意をもった学生教師が、子どもたち一人ひとりに合った支援をすることで、子どもたち自身が本来もっている「よりよく生きたい」という想いを形にするサポートをしています。子どもたちの笑顔と確かな結果のために、これからもサポートしていきます。

 

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