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冬季プログラム説明会開始

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冬季プログラムの説明会を開始しました。

 現在Learning for Allでは、秋季のプログラムを実施中です。この秋季プログラムを通して大きく成長するであろう子ども達に、冬季プログラムでより良い学習支援を届けることのできるような、素敵な先生との出会いを我々は心待ちにしています。1年の終わりを締めくくるこの冬季プログラム。プログラム中には都立高校の入試も実施されます。参加する子どもたちが自信をもって次の学年、学校へ進んでいくためには、皆さんの力が必要です。1月~3月に実施される冬季のプログラムにむけて、今回はプログラム概要や私たちLearning for Allの課題意識を詳しくご紹介したいと思います。

 
冬季プログラムって実際何をするの?  

 今回募集を行っているのは、東京、関西でそれぞれ冬に実施されるプログラムです。1月の始めから約2ヶ月間、学習上の困難を抱えた子どもを対象に、週に一度指導を行います。対象学年は小学生及び中学生、指導教科は算数、または数学と英語が中心です。また、単に指導を行って終わりではなく、毎回指導後には必ずリフレクションという振り返りの時間を設ます。次の指導をより良いものとするために、徹底的に仮説・検証を繰り返します。

<東京拠点>
スケジュール
エントリー〆切:12/14(月)
研修:1/9(土)、1/10(日) 、1/17(日)、2/21(日)、3/13(日)
指導期間:1/16(土)〜3/12(土)
 ※指導は毎土曜日の全9回

プログラム実施場所
葛飾区内3拠点、墨田区内1拠点

説明会ご予約
参加はこちら


Learning for Allってそもそも何をやっている団体なの?
 

 「生まれた地域や家庭環境に関わらず、すべての子どもが自分の可能性を信じ、それぞれのやりがいを持って生きられる社会の実現を目指す。」これが私たちのビジョンです。①困難を抱える子どもたちに対する「質の高い」学習機会の提供、②教育課題に直接取り組む経験を通じた、社会課題を解決する人材の育成・輩出を目的に活動しています。具体的には、学生の皆さんが教師として指導することで、困難を抱える子どもたちの学習遅滞解消や自己肯定感の向上を図るプログラムを運営しています。約2ヵ月間、週1回の学習支援を行う長期プログラム(春季、秋季、冬季)と5日間の短期プログラム(夏季休業期)の2つがのプログラムがあります。

 
どうしてそんなことをしているの?

■脱却できない負のループ
 私たちの活動の背景には「教育格差」についての大きな課題意識があります。皆さんは「教育格差」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?栄養失調、児童労働、ストリートチルドレン…。まず浮かぶのは、発展途上国の子どものイメージが強いのではと思います。ですが、日本にも教育格差は存在します。現在の日本では、家庭の経済的理由により全体の16.8%にあたる6人に1人が、学校へ通うために国や自治体の援助を必要としている、と言われています。さらに世帯所得と子どもの学力には大きな関係があることも分かっており、「所得格差」は「学力格差」「大学進学率」へと影響し、最終的には「大学進学率」が「生涯所得」に大きく影響します。そして彼らが親世代になった際にも同じサイクルが繰り返され、貧困が連鎖していくのです。

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■「あたりまえ」に学習できない環境
 「でも、そんなの努力すれば抜け出せるんじゃないの?」と思うかもしれません。ですが、こういった家庭の子どもには、そもそも努力できる環境が整っていません。DVやネグレクトのために家庭内で居場所がなかったり、両親が忙しく宿題をみてもらえないため、小学校初期の内容で躓づいたまま中学生になってしまっている子どももいます。学校では教員の多忙化も相まって、学習遅滞を抱える子どもへの支援を充分に行うことが出来ず、学力の差が更に広がってしまいます。自分に合ったサポートがあれば理解できるような学習内容に躓き、「どうせ自分はできないんだ…」と自己肯定感を低めてしまう子どもは数多く存在します。

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■将来を描くことができない子どもたち
 彼、彼女たちの多くは、高校や大学に進学することを諦め、周りから就職することを促されたり、定時制高校などへの進学を勧められたりします。就職や定時制高校が必ずしも悪いわけではありませんが、社会を生きるための力を身につけたり、その子が本当にやりがいを持てるような夢を追うことが難しい、というのが現状です。ロールモデルとなる大人が周囲にいないため、学力上の問題を抱えるだけでなく、自らの将来の展望を描けずにいる子どもは少なくありません。

 Learning for Allのミッションは、このような子どもたちに質の高い学習機会を提供することで、学力はもちろん、自己肯定感や自信を向上させ、すべての子どもが自分の可能性を信じ、それぞれのやりがいを持って生きられる社会を実現することです。すべての教師が目の前の子ども一人ひとりと本気で向き合い、その子どもが成長していくことは、その地域や学校、ひいては日本の教育格差の解消へとつながっていきます。

 

教師のみなさんが得られるもの

 Learning for Allでは、子どもにより質の高い学習を提供するため、「リフレクション」「メンター」「研修」など様々な制度を生みだしてきました。そしてこれは、質の高い学習の提供を維持するだけでなく、教師自身の成長を結果的に促進しています。
 指導における困難や葛藤と対峙する中で、自身でビジョンを描き、課題を認識し、仮説検証を行い、日々改善していくという課題解決プロセスを徹底的に経験したメンバーは、LFA卒業後もさまざまな分野で活躍しています。他者に責任を求めたり、「学生だから」と甘えるのではなく、「自分に何ができるのか」常に考え、目の前の子どものために成果を追求する環境は、LFAならではのものであり、間違いなくあなたの人生に大きな影響を与えるはずです。

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参加するにはどうしたらいいの?

program4  説明会ではプログラムに関する説明の他にも、スタッフや教師とお話いただける場を設けております。ご興味がある方はもちろん、参加を迷われている方もぜひ一度説明会にお越しください!

■説明会日程(東京)

10月25日(日)17:00-18:30@曙橋オフィス
11月1日(日)16:00-17:30@曙橋オフィス
11月9日(月)18:00-19:30@曙橋オフィス
11月15日(日)17:00-18:30@曙橋オフィス

 ※弊団体オフィスは(都営新宿線 「曙橋駅」A2出口 より徒歩1分)にございます。
 ※日程は順次追加されます。

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最後に…
 

 最後にちょっとだけ。”誰かの人生を変える”。こんな言葉を聞いたら、「そんな大それたこと、自分には出来ない」と躊躇してしまうかもしれません。でも、どんな教師も初めての授業は不安でいっぱいでした。ただ「子どもの人生に対して自分に何が出来るのか?」を追及し、子どもと自分自身に根気強く向き合い続けた結果、子どもたちの人生を少しずつ変えていきました。「因数分解が出来るようになったことが嬉しかった」と満面の笑みで保護者様に伝えていた子。「前は外に出なかったし、人にも会わなかったけど、寺子屋に出逢えて性格が明るくなりました」とはにかみながら教えてくれた子。「先生のように英語を使って働きたい、外交官になりたい」そう話してオーストラリア留学を決めた子。私たちはそんな光景をたくさん見てきました。

 そしてLFAでの経験は、子どもだけでなく教師自身の人生にも影響を与えてきました。日本における教師教育の第一人者を目指し海外大学院に進学した卒業生、海外の市民教育を日本に導入させるべく新規事業を立ち上げた卒業生。LFAでの経験や社会への課題意識を活かし、実際の教育現場で教壇に立つ教師もいれば、民間セクターから教育に限らずさまざまな社会課題解決に取り組む卒業生も数多くいます。

 「あなたと子どもの、人生の転機になる」

 今すぐに劇的な変化は訪れないかもしれない。けれど、目の前の生徒が3年後、5年後に当時を振り返ったとき、”先生に出逢えてよかった”と思ってくれたら、それは何ものにも代え難い幸せなことではないでしょうか。

 ともに子どもに寄り添い、向き合ってくれる新たな仲間と出会えることを、スタッフ一同楽しみにしております。

 

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(文:工藤)

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